▼▽▼▽▼グアテマラ和平協定が調印されてから12月29日で15周年。1960年に始まり36年続いた内戦は、25万人の死者を出した。その93%は軍・警察、その手先の準軍部隊など政府側の手にかかった犠牲者だ。ゲリラによるのは3%、判断がつかないのが4%。 アルバロ・コロム大統領は、「内戦を招いた原因は依然存続している。平和に暮らすには不十分な状況だ」と述べ、和平時の合意事項のわずか6%しか達成されていない状況を指摘した。 (来年)1月14日、就任する退役将軍オットー・ペレス=モリーナ次期大統領(60)は、内戦を戦った陸軍幹部で、殺戮に関与する立場にあった。極右で、和平協定調印式で署名した軍人の一人でもある。「達成されていない合意事項に重点的に取り組む」と語った。 内戦の最大の犠牲者であるマヤ系先住民族は、人口の最大多数派でありながら、大多数が日常生活を貧困のなかに封じ込められている。先住民族の