メジャーリーグの日本語公式ライセンシーサイト。松坂大輔、イチロー、松井秀喜をはじめ日本人選手のニュースをいち早くお届け。メジャー通だけでなく、初心者でもわかるニュースが満載。【シアトル21日=丹羽政善】試合後、100メートル近く離れたクラブハウスで、申し合わせたように互いをたたえ合う。 さわやかで、清々しいものがあった。 4球の勝負は、桑田真澄に軍配。イチローは、素直に頭を下げた。 「参りました」 嫌みがない。イチローは、桑田に敬服していた。 まずは、配球面。初球は、ボールになる高めのストレート。そこを桑田は見せておいて、2球目は外角低めいっぱいにチェンジアップ。これをイチローが見逃してストライクがコールされると、3球目はイチローの膝元にスライダーを投げて、空振りさせた。 カウント2−1からの4球目。桑田が、「内野ゴロに打ち取れたらな」と考えて投げたカーブは、外角低めにワンバウ