仙台・サンモール一番町商店街 「からくり時計」撤去へ 撤去されることになったからくり時計2カ所(手前と奥)。四半世紀にわたり市民に親しまれてきた=仙台市青葉区のサンモール一番町商店街 仙台市中心部のアーケード「サンモール一番町商店街」のからくり時計が、撤去されることになった。老朽化による故障が深刻で修理が難しく、9月に始まるアーケードの全面改修に伴い姿を消す。設置から四半世紀。故障前は流れる音楽に合わせ、人形が仙台七夕まつりなどを表現してきた。市民に親しまれた「街の顔」は、惜しまれつつ役目を終える。 からくり時計は1986年、当時のアーケードの建て替えに伴い、商店街振興組合が2カ所に設置した。 扉は1時間おきに開き、音楽とファンファーレに乗り人形劇を演じた。仙台七夕まつりのほか、支倉常長のローマ法王謁見(えっけん)も再現。隣県の小中校生らの修学旅行の立ち寄り場所にもなっていた。 不具