逮捕した全ての容疑者の顔の立体画像をデータベース化する全国初の取り組みを、警視庁が4月から始める。全102警察署に3Dカメラを配備し、鑑識課が撮影データを一括管理する。防犯カメラの画像は下向きや斜め向きが多いが、3D顔画像ならより高い精度の識別ができるようになるという。 配備するのは「三次元顔画像撮影装置」。しま状の光を顔に当てながら3方向からカメラで撮影し、顔の形状をコンピューター内で計測して立体画像データを作成する。 容疑者の写真は現在、胸から上を正面と斜めから、全身を正面と真横からそれぞれ撮影している。しかし、防犯カメラの画像とは照合が難しいケースが多かった。3D顔画像なら、防犯カメラの画像に合わせて角度や大きさを調整し、重ね合わせることで本人かどうかを判断する材料になるという。 3D顔画像の撮影、識別装置は… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。