平成 24 年 6 月 1 2 日 報道機関 各位 東 北 大 学 「2011 年の出生率,本当は大部分の県で上昇または横ばい」 -厚生労働省による合計特殊出生率の計算方法の問題点を改善- 先日,厚生労働省が公表した 2011 年の都道府県別の合計特殊出生率は,2010 年の値と計算 方法が異なるため,両者は単純に比較できないことが指摘されています。そこで,本学大学院 経済学研究科吉田研究室(吉田浩教授ら)は,この 1 年間の出生率の動きを正しく把握するた め,厚生労働省による計算方法の問題点を改善し,2010 年の値と比較できる 2011 年の合計特 殊出生率の算出に成功しました。それによれば,2010 年から 2011 年にかけて厚生労働省の公 表値では 37 都道府県で低下していましたが,実際は 39 都道府県で上昇または横ばいであった ことが明らかになりました。 【研究概要】 合計