mineoの契約数が「大幅に増加」した理由 “eSIM+低速使い放題”で複数回線のニーズに応える:MVNOに聞く(1/3 ページ) オプテージの運営するmineoは、8月にeSIMのサービスを導入した。eSIMを端末に書き込む「プロビジョニング」の卸提供が開始されたことを受け、MVNO各社も徐々に対応を進めているが、KDDIからネットワークを借りるMVNOとしては同社が初。10月にAプランでのeSIMサービスを開始する予定のIIJmioをリードした格好だ。今後は、ドコモ回線やソフトバンク回線でのeSIM提供も進めていく方針を示す。 ドコモ回線を借りるMVNOでも、eSIMのサービスは2022年4月に始まったばかり。8月の提供開始は先頭集団といえる速さだ。では、なぜmineoは他社に先駆けてeSIMのサービスを開始したのか。その背景には、同社が2月に導入した最大通信速度で価格が変動する「マイ
キャリアの脅威になる? IIJmioの「eSIM」が業界に与えるインパクト:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) IIJは7月18日から、個人向けのeSIM対応データ通信サービスを開始する。当初はβ版という位置付けで、料金プランはデータ容量が6GBの「ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」しか選択できず、対応端末もeSIMを搭載したiPhoneやiPad、Windows PCなどに限定されるが、オンラインで気軽に“2回線目”を追加できるのはユーザーにとって魅力的だ。潜在的には、MNOとMVNOの競争環境を大きく変える可能性もあるサービスともいえる。ここでは、そのサービス詳細や、市場に与えるインパクトを検証していきたい。 手軽さが魅力のeSIMは、IIJにとっての“武器”になるか きっかけは、Appleの「iPhone XS/XS Max」だった。同モデルや、その後発売された
ケイ・オプティコムが提供するMVNOサービス「mineo」で、ユーザーが送受信するデータを圧縮するなどしてパケットの総量を減らし混雑を緩和する「通信の最適化」が、事前に説明なく行われているとネット上で指摘が相次いでいる。同社は5月7日、「実施前に説明できていなかったこと、実施後も正式な見解をタイムリーに公表できなかったことを深くおわびします」と謝罪した。4月10日から実施していたという。 トラフィックが一定時間帯に集中すると通信速度が遅くなる恐れがあるため、通信回線を増強する一方、通信の最適化を実施したという。同社は、約款上に「契約者に事前に通知することなく通信利用の制限を行うことがあります」と記載していたが、「情報公開を積極的にしていく企業姿勢として、契約者の方々へ事前説明しておくべき事項だった」と陳謝している。実施内容の詳細は、あらためて報告するとしている。 ネット上では4月末から、同
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2018年3月からフルMVNOのインフラを利用したサービスを開始した。4月14日に開催されたファンミーティング「IIJmio meeting 19」では、エンジニアの大内宗徳氏が、フルMVNOで可能になった新たな機能の技術的な側面を紹介した。 大内氏はフルMVNO構想の初期段階から参画し、SIMやインフラの企画、国内や海外の通信キャリアとの接触、設計、開発、検証と、フルMVNOのあらゆる分野に渡って技術面を担当。ここ1年以上はIIJmio meetingでも登壇せず、フルMVNOの開発に専念していたという。 フルMVNO実現の道のりは、ネットワーク本部 技術企画室 担当課長である佐々木太志氏から2014年5月にフルMVNOサービス検討の話を持ちかけられたところから始まった。ドコモと協議を始めたが、最初の1~2年はビジネス的な合意を得ることが難しく、
大手キャリアの“逆襲”が目立った2017年/MVNOは「勝ち組」「負け組」が明確に:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) 振り返ってみると、2017年は大手キャリアにとって「逆襲の1年」だった。足元を見ると、大手3社の解約率は大幅に下がり、MVNOへの流出は止まりつつある。もちろん、ゼロにはなっていないものの、逆にMVNO側の数字を見ると、伸び悩みが顕著だ。 MM総研が12月に発表した2017年上半期の「国内MVNOの市場推移」によると、2017年9月末での「独自SIM型」の回線数は934.4万。前年度の上期の657.5万と比べると、伸びてはいるものの、同社は18年3月末時点での予想を下方修正している。 実際、IIJなど契約者数を公開しているMVNOを見ると、一部はかつてほどの勢いがないことが分かる。MVNOの大半にネットワークを貸すドコモの純増数も伸びが止まり、上期の決算説明
格安通信サービスを提供するMVNO。多数の事業者がおり、市場はレッドオーシャンと呼ばれる状況にあるが、問題は採算性の低さとその深刻さだ。実態は想像を超えるようだ。 MVNOの現状を示した適時開示文書 MVNO市場には650社以上が参入している。市場はまだ拡大傾向にありながらも、事業者数の多さから、おのずと1社が獲得できる契約者は限られてくる。こうした状況から、近い将来の業界再編も予測されてきた。 そうした中で9月末に起きたのが楽天によるプラスワン・マーケティングの通信事業(フリーテル)の買収だ。買収にあたって楽天が公開した適時開示文書からはMVNO事業の厳しさを伺い知れるものとなっている。 開示文書によると、楽天はプラスワン・マーケティングに事業承継の対価として5億2000万円を支払う格好だ。さらに承継する資産は18億7700万円。負債は30億900万円となり、差し引き10億円超の負債を引
スマートフォンや3G・LTE対応タブレットを利用するために欠かせないSIMカード。大手家電量販店の携帯電話コーナーでは、MVNO各社のSIMカードがパッケージに入れられて並んでいる様子がよく見られます。 また、店舗に設けられたMVNOの契約カウンターでは、スタッフがその場でSIMカードを用意して渡してくれますし、Webで申し込みを行った場合は宅配便などでSIMカードが送られてきます。これらのSIMカードが利用者の手元に届く前には、どのような工程を経ているのでしょうか。 MVNOのSIMカードはキャリアのもの 現在日本に存在するMVNOは「ライトMVNO」と呼ばれ、MVNO自身がSIMカードを発行することはできません。筆者の所属するIIJでは、自社でSIMカードを発行する「フルMVNO」になるための準備を進めていますが、現時点では他社同様に「ライトMVNO」であり、「IIJのSIMカード」は
※docomo, au, SoftBank, Y!mobileブランドのスマートフォンの中で、以下のリストに載っている機種のみ受信可能です。docomoブランドの機種はIIJmioモバイルサービス タイプDなどのdocomo回線MVNOで、auブランドの機種はIIJmioモバイルサービス タイプAなどのau回線MVNOでの利用を想定しています。(SoftBankブランド、Y!mobileブランドについても同様) docomoブランドの対応機種一覧 auブランドの対応機種一覧 SoftBankブランドの対応機種一覧 Y!mobileブランドの対応機種一覧 格安スマホ(MVNO)をご利用でも、上記「受信可能」と書かれた機種をお使いであれば、ミサイルの発射情報を受信することができます。 「受信可能」以外のスマートフォンをお使いの方は、これらの速報を受信するためのアプリを使うことを、消防庁が推奨し
総務省の立場からMVNOに関する疑問に答える 普段、携帯電話を使っているときに意識することはないが、日本の情報通信に関わる制度を取り仕切っているのは総務省だ。例えば、2016年3月に総務省が策定した「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」では、過剰なキャッシュバックや「実質0円」の端末販売が禁止された。また、1月に発表された新ガイドラインでは、SIMロック解除期間が大幅に短縮されている。 4月15日に開催された「IIJmio meeting 15」では、総務省総合通信基盤局 電気通信事業部料金サービス課の内藤新一氏が登壇。MVNOに対しても大きな影響を与えている、総務省の情報通信に関する取り組みについて説明した。
ソフトバンクSIMの提供は? Y!mobileとUQは脅威? mineo×IIJmioトークセッション:IIJmio meeting 15(1/3 ページ) インターネットイニシアティブ(IIJ)は、4月8日に大阪でファンミーティング「IIJmio meeting 15」を開催した。IIJmio meetingは毎回、大阪と東京で開催しており、東京では4月15日に開催する予定(詳細はてくろぐでの告知を参照)。今回実施した「SIMロックを解除してau、ソフトバンクのスマホを使うとどうなるのか?」「IIJの目指すフルMVNOサービス」というテーマのセッションは、東京会場でも行う。 大阪会場だけの特別セッションとして、「mineo × IIJmio スペシャルトーク」を行った。今回、このトークセッションのモデレーターとしてITmedia Mobile編集長の田中聡が参加したので、そのときの模様を
IIJmioでもau(KDDI)回線が利用可能に IIJでは、法人向けのMVNOサービスIIJモバイルにてau(KDDI)の回線を利用できるSIMカードを従来から提供してきました。10月1日より、個人向けのIIJmioでもau回線をご利用頂けるようになります。 IIJ、個人向けモバイルサービスにおいてマルチキャリアに対応し、auの4G LTE回線を利用した「IIJmioモバイルサービス タイプA」を提供開始 (プレスリリース) また、これに伴いIIJmioのSIMの名前も整理します。現在のSIMの正式名称は「IIJmio高速モバイル/Dサービス」ですが110月1日以降は正式名称を「IIJmioモバイルサービス タイプD」に変更いたします。 タイプA SIMで使えるスマホは? au回線のSIMが使えることの利点の一つに、auから販売されているスマートフォンが利用できると言うことがあります。い
今回は、日本を離れて世界のMVNOを見てみましょう。第4回で書きましたが、MVNOは日本だけではなく世界各国で動いているビジネスモデルです。日本では、MVNOの契約回線数が1000万を超え、中でも格安スマホがブームとなっていますが、世界では一体どうなっているのでしょう? MVNOの中の人として海外のMVNOとも交流する機会がありますので、その中で感じたことを皆さんにご紹介できればと思います(※)。 (※)本当は統計やデータを元に、各国の状況を分析するような記事が書ければ良いのですが、今回は気楽なスタイルでご紹介できればと思っています。必ずしも統計やデータに裏付けされない主観も混じるかと思います。ご了承ください。 「MVNOの本場」――欧州の場合 そもそも通信事業は、自由競争だけではなかなか発展できないもので、これは通信がネットワークを形成する産業であることに由来します。つまり、ある端末から
読みました。 cyberglass.hatenablog.com はてなブックマークコメントも読んでみて結局、どこが速いの?ということを一番知りたいのかな?ということですべてではありませんが10社以上の格安SIMを使っている立場からどこが速いのか解説していきます。 重要なのはダウンロード速度 速度と言っても格安SIMの場合、ダウンロード速度とアップロード速度とPingがある訳ですが、一番重要なのは恐らくダウンロード速度。 ということでダウンロード速度をMNOを含む13社18プランをご紹介します。 計測アプリはOOKLA SPEED TEST 計測は機種の違いよりも計測時間の違いを優先しているので計測端末は異なります。 すべて同時に計測しています。 場所日にち曜日時間帯docomoワイモバイル参考 WiMAXFREETEL(新SIM)IIJmioDMMモバイル 御茶ノ水 11月19日 木曜日
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