時津風騒動で、時津海が引退して時津風を継いだが、北の湖理事長が「時津海」と口を滑らせたのは、そのせいだったんだな。 ところで、なんで名門と言われる時津風部屋を、三十三歳の力士が継ぐんだ、とか疑問に思っている人も多いようなので、一から説明する。実は某社から「相撲入門」執筆のお誘いを受けたのだが、相撲なんて、テレビでちらちら観ているうちに興味を持てばおいおい分かってくるものだし、本を買って入門(自分が力士になるんじゃなくて)する人もいないだろうから売れないだろうと言って断った。 ここで「相撲」と言っているのは「大相撲」と俗称される、日本相撲協会が取り仕切るプロ相撲のことで、ほかにはアマチュア相撲(実業団)、大学相撲がある。その辺は野球と同じだ。プロ相撲の特徴は、まず「部屋」に入門しなければならないということで、昔はだいたい中学を出て入門していたから、力士も行司も、十五歳での入門が多かった。今で
http://d.hatena.ne.jp/terracao/20071008/1191850296で「英語帝国主義」云々を巡って、津田幸男という人の本が批判的に言及されている。津田氏については、かなり以前に慶応大学の言語文化研究所の紀要に載っていた流麗な英語で書かれた論文を読んだっきり、そのテクストを読んでいないので、何だか懐かしいなと思った。このエントリーを読んでいて、何だかその英語の論文と同じような内容だなと感じたのだが、よく見てみると、この本とその論文の刊行時期は1年か2年かの時差しかなかった。それで、「ホスト狂いの25歳OL」のterracaoさんによると、津田さんのロジックは「(フロイトもビックリの!)フロイト理論の酷使」であるそうな。津田さんが参考文献に挙げているかどうかはわからないけれど、岸田秀の精神分析的日本論ということになるのか。既に岸田秀というのは本棚にあるのが暴露さ
10月19日から日本でも,インターネット上の住所を指し示す「JPドメイン名」の紛争処理が可能になる。ドメイン名を管理する日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が紛争処理機関として,工業所有権仲裁センターを認定したからだ。最長55日間で紛争を処理できる。 「××.co.jp」といったJPドメインの登録について,JPNICはこれまで,「一組織1ドメイン」,「ドメイン名の移転禁止」という2点だけを規制していた。これら二つの条件さえ満たしていて,まだ登録されていない名称であれば,だれでも好きなドメイン名を登録できた。先願主義をとっているので,企業名を使ったドメイン名を,その企業以外の企業が取得することもできた。 現実に,「goo.co.jp」,「matsuzakaya.co.jp」といったドメイン名が,検索サイト「goo」を運営するエヌ・ティ・ティ・エックス(NTT-X),松坂屋
先々週の日曜日だったか、たまたまコンビニで買った朝日新聞の読書欄で、下記の『戦争』という岩波現代文庫が紹介されていたので、さっそく入手して読んでみた。 戦争 (岩波現代文庫) 作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/07/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見る 本書は、1970年の夏に、後に伝説の雑誌「面白半分」を創刊することになる佐藤嘉尚を聞き役として語られたインタビューをもとにした、いわゆる「語りおろし」の本である。 あとがきによれば、大岡昇平はこの夏、『レイテ戦記』を訂正加筆中で気が立っていたとあるが、たしかに、この本における大岡の語りは、けっして滑らかではないし、大岡自らも書いているように、少々気負った物言いが気になるところもあり、また、全体にいささか散漫な印象を受けなくもない。 とはいえ、「語りおろし」な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く