前回記事『なぜ(特に男性は)ファッションに失敗する人が多いのか・前編~着物との比較から考える』においては、(特に男性が)ファッションに取り組もうとして失敗し挫折する要因として、現代日本における着物と洋服、それぞれの衣服をとりまく現状から考えた。 私はもう一つの理由として、学校における服装指導の影響があると思っている。 前回記事の引用文に「いやぁ、男は毎日スーツを着ているうちは、どうでもいいやって思っちゃうんですよ。」とあるが、多くの男性がそう思ってしまう理由として、スーツを、中高生時代の学生服の延長だと認識してしまっているというのがあるのではないだろうか。 “最近、娘の学校説明会などでスーツを着る機会が多い。僕は企画業という仕事柄、Tシャツと短パンというラフな格好が多く、スーツは慣れていない。むしろスーツを着ることに対して抵抗感すらある。 そんなわけだから“スーツ着用”って書かれていても、