テレビ朝日系列の人気TVドラマシリーズ『相棒』の制作現場では、撮影方法など常に新しい技術的チャレンジを行ってきた。2008年のシーズン8からは、ファイルベースのデジタル撮影とノンリニア編集による新たなワークフローを試みている。2010年12月23日から公開される映画『相棒 -劇場版Ⅱ-』でも、もちろん全編デジタル撮影されているが、今回更なる技術的チャレンジとして、日本初とも言える全編ファイルベースでの収録によるワークフローを実現した。このデータ収録に使用されたのが、AJA Video Systems社のテープレスメディアレコーダー「Ki Pro」だ。斬新なワークフローと撮影概要について、撮影監督の会田正裕氏(アップサイド)に話を伺った。 -最新のフル・ファイルベース・ワークフローで、劇場用映画にチャレンジしたということですが? 「相棒-劇場版Ⅱ-」は、Panasonic AJ-HPX370