9月19日、福島第1原発の汚染水問題への対応で、東京電力が2011年6月に汚染水の拡大・流出を食い止めるため、遮水壁の建設を検討しながら見送っていたことが明らかになった。8月撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai) [東京 19日 ロイター] - 福島第1原発の汚染水問題への対応で、東京電力<9501.T>が2011年6月に汚染水の拡大・流出を食い止めるため、遮水壁の建設を検討しながら見送っていたことが19日、明らかになった。 当時の菅直人内閣で原発事故担当首相補佐官を務めた馬淵澄夫・民主党衆議院議員がロイターの取材で証言した。東電の内部文書によると、工事費負担をめぐり市場から債務超過とみなされることを懸念したとみられる。