2010年11月13日~14日
本沢温泉入り口 ~ 本沢温泉 ~ 夏沢峠 ~ 硫黄岳アタック ~ 本沢温泉泊 ~ 本沢温泉入り口
テーマ:初冬、テント泊、山岳温泉、日本百名山
天候: 曇り
(Written by moko)
寒くなって雪が降り始めると無性に行きたくなる八ヶ岳、本沢温泉。
今週も多忙な平日が続いた為、週末はのんびり、本沢温泉テント泊で
硫黄岳に行ってきました。これまで本沢温泉へは稲子湯からみどり池を
経由して入っていましたが、今回は初めて最短ルートの本沢温泉入り口を
利用してみました。あまりの楽チンさに、、、今後やみつきなりそうです。。
◆基本情報
・ルート一日目:本沢温泉入口 ~ 本沢温泉 ~ 夏沢峠 ~ 硫黄岳 (ピストン) ~ 本沢温泉テント泊
・ルート二日目:本沢温泉 ~ 本沢温泉入口
・総距離 :tbd
・累積標高差 :tbd
◆詳細
金曜夜、atsuさんの帰りを待って、夜中1時前、ようやく自宅を出発。
中央道釈迦堂PAまでなんとか走って、力尽きました。
朝7時復活し、本沢温泉入り口へ向けて再出発します。
途中、野辺山近辺の1000ー1300m帯の唐松の紅葉が見事でした。
こちらは稲子湯付近から望む硫黄岳。
本沢入口の駐車場にはすでに沢山の車が止まっていましたが、
その先のゲートまで約2キロほどのダート道を突き進みます。
噂に違わぬ悪路ですが、atsuさんは楽しそうでした。
美濃戸口から美濃戸山荘までのダートより遥かに強烈ですね。
冷や冷やしながら、がったんどったん揺られること数分、
ようやく駐車場に到着。
地図では5台分となってますが、6台は行けそうでした。
こちらのゲートから登山開始。
既に標高は1800m越え。文明すごいです。
ちなみに時間は10時10分。なんとも遅い出発です。。
途中、ちょいちょい眺望もありました。
本沢温泉までの林道はなだらかな登りで、きわめて歩きやすいです。
小屋の方はジムニーでこの道を通っているようですね。
ちなみに今回は、金曜日にも10数センチの降雪があったと
聞いていましたので、念のため冬山装備で望みます。
アイゼン&ピッケル持つと格段に重量が増した気がします。
茶目っ気ある看板。
あら、あっという間にいつもの分岐に。
ゲートから40分でした。(近すぎです)
ほどなく硫黄の匂い漂う本沢温泉テント場に到着。
その上、今夜は温泉に入れるなんて、なーんて贅沢
atsuさんがテント張っている間に、私が受け付け係となり
小屋へ向かいます。今夜はこちら内湯、石楠花風呂に入りまーす
日本の秘湯、本沢温泉っ!!
こんにちは-。と受付を訪ねます。
私:えーっと、テント1張り2名と、外湯1名分(atsuさんの分)、内湯2名分(atsuさんと私の分)お願いしますっ!
お姉さん:あ、ごめんなさい。今日は小屋にお泊まりのお客様が多いのでテントの方の
内湯入浴はお断りしてるんですよ。
私:えええ。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃあ、テント2名と、外湯一人分だけ、お願いします。。
*てっきり冬期営業に切り替わって、小屋の外にある内湯(石楠花風呂)に入れる季節になっていると
思っていましたが、今現在入れる内湯は小屋のお風呂のみということでした。
そのため、宿泊客優先となり、テント利用者は断られる場合があるとのことでした。
**ちなみに石楠花風呂はこんなお湯です。
ここは賛否両論あるかもしれませんが、我が家には
"人が来るかもしれない混浴温泉に女性は入るべからず”
という家訓がありまして。
故に、今夜私は楽しみにしていたお風呂に入れない、ということに。。涙
意気消沈でテント場へ戻ると、テントができあがってました。
さすがにatsuさんもお風呂に入れない私に同情的。
でも、まあ、いつもどうせお風呂なんて入れないんだし、
山はちゃんとここにあるから、それでよしとしましょうか。。
気を取り直して、11時30分過ぎ、硫黄岳アタックに向かいます。
この向こうに野天風呂。
数年前にはここ本沢温泉の野天風呂にも、平気で入っていたものですが、
私も分別のわかる大人に成長しました。。
ちょい雪の樹林帯をつづら折りに登っていきます。
1時間ほどで夏沢峠に到着。
こちらでしばし昼食。
いつのまにやら1時になっていたので、山頂へ向かいます。
少し標高を上げると、北アルプス登場。
ぜーんぜん、雪ありません。
アイゼン&ピッケルは完全に不要でした。
とはいえ、この時期何があるかわかりませんから、
備えあれば、、、です。
天狗さんもまったく雪なし!
霞に浮かぶ北アルプス。
しびれます。
間もなく山頂。
さすがに風が冷たいです。
久々の硫黄岳に到着~。
8ヶ月ぶりに見るこの景色。
何度も見ている景色ですが、久々この姿を前にしばし呆然。
八ヶ岳の季節が、来ました。
圧倒的な存在感。赤岳。
いつ見てもかっこいい阿弥陀岳。
横岳&赤岳。
凍てつく季節になると怖いんですよね、ここが。
やっぱり南八は雪がお似合です。
南ア、仙丈岳と甲斐駒ヶ岳。
先週より雪が増えています。
中央アルプス。
みずかき・金峰方面。
極寒ではないので、腰を下ろして景色を堪能できました。
本格的な白銀の季節も、もうカウントダウンでしょうね。
やっぱり、この冬の初めに来ておいて良かったです!
去りがたいですが、留まっていると冷えてくるので、
そろそろ下りましょう。
太陽が当たると暖かい。
下りは速いです。。
と、野天風呂上まで来ると、、
温泉は大渋滞。。。
大、人気ですね。
いったんテントに戻り、日没間際、atsuさんは露天風呂へ。
私はラジオ聞きながら、唯一の娯楽の昭文社地図を眺めて遊びます。
遅いな~と思って待っていると、1時間後くらいに帰ってきたatsuさん。
気持ちはよかったけど、あまりの寒さに湯から上がれず、
ずーっと湯船につかっていたそうです。
さて、今夜は 祝、肉あり鍋!!
うまいっっ。
夕食後7時半には夢心地。
今回は先週に比べて標高も低かったですし、そもそも寒さの緩んだ気圧配置でしたが、
寒さ対策だけはばっちりしてきていたので、朝まで快適にぐっすり眠ることができました。
翌朝は1時間弱あるいて下山するのみなのでゆっくりのんびり。
朝食は卵入りうどん。
卵が入るだけでなにやら豪勢な気分になりました。
ゆっくり支度をして、8時45分テント場出発。
静かな林道を歩いて、9時半には車に戻れました。
稲子湯で、昨晩入れなかったうっぷんを全部流して
午前中のうちに帰路につきました!
本格冬シーズンの到来ももう間近。
また真っ白な八ヶ岳を見に、訪れたいと思います。
◆過去の本沢温泉関連レポ
2008年1月2日ー3日:初めての雪の硫黄岳
2009年11月20日ー30日:天狗岳&本沢温泉
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*2010年山行記録一覧はこちら
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寒くなって雪が降り始めると無性に行きたくなる八ヶ岳、本沢温泉。
今週も多忙な平日が続いた為、週末はのんびり、本沢温泉テント泊で
硫黄岳に行ってきました。これまで本沢温泉へは稲子湯からみどり池を
経由して入っていましたが、今回は初めて最短ルートの本沢温泉入り口を
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◆基本情報
・ルート一日目:本沢温泉入口 ~ 本沢温泉 ~ 夏沢峠 ~ 硫黄岳 (ピストン) ~ 本沢温泉テント泊
・ルート二日目:本沢温泉 ~ 本沢温泉入口
・総距離 :tbd
・累積標高差 :tbd
◆詳細
金曜夜、atsuさんの帰りを待って、夜中1時前、ようやく自宅を出発。
中央道釈迦堂PAまでなんとか走って、力尽きました。
朝7時復活し、本沢温泉入り口へ向けて再出発します。
途中、野辺山近辺の1000ー1300m帯の唐松の紅葉が見事でした。
こちらは稲子湯付近から望む硫黄岳。
本沢入口の駐車場にはすでに沢山の車が止まっていましたが、
その先のゲートまで約2キロほどのダート道を突き進みます。
噂に違わぬ悪路ですが、atsuさんは楽しそうでした。
美濃戸口から美濃戸山荘までのダートより遥かに強烈ですね。
冷や冷やしながら、がったんどったん揺られること数分、
ようやく駐車場に到着。
地図では5台分となってますが、6台は行けそうでした。
こちらのゲートから登山開始。
既に標高は1800m越え。文明すごいです。
ちなみに時間は10時10分。なんとも遅い出発です。。
途中、ちょいちょい眺望もありました。
本沢温泉までの林道はなだらかな登りで、きわめて歩きやすいです。
小屋の方はジムニーでこの道を通っているようですね。
ちなみに今回は、金曜日にも10数センチの降雪があったと
聞いていましたので、念のため冬山装備で望みます。
アイゼン&ピッケル持つと格段に重量が増した気がします。
茶目っ気ある看板。
あら、あっという間にいつもの分岐に。
ゲートから40分でした。(近すぎです)
ほどなく硫黄の匂い漂う本沢温泉テント場に到着。
その上、今夜は温泉に入れるなんて、なーんて贅沢
atsuさんがテント張っている間に、私が受け付け係となり
小屋へ向かいます。今夜はこちら内湯、石楠花風呂に入りまーす
日本の秘湯、本沢温泉っ!!
こんにちは-。と受付を訪ねます。
私:えーっと、テント1張り2名と、外湯1名分(atsuさんの分)、内湯2名分(atsuさんと私の分)お願いしますっ!
お姉さん:あ、ごめんなさい。今日は小屋にお泊まりのお客様が多いのでテントの方の
内湯入浴はお断りしてるんですよ。
私:えええ。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
じゃあ、テント2名と、外湯一人分だけ、お願いします。。
*てっきり冬期営業に切り替わって、小屋の外にある内湯(石楠花風呂)に入れる季節になっていると
思っていましたが、今現在入れる内湯は小屋のお風呂のみということでした。
そのため、宿泊客優先となり、テント利用者は断られる場合があるとのことでした。
**ちなみに石楠花風呂はこんなお湯です。
ここは賛否両論あるかもしれませんが、我が家には
"人が来るかもしれない混浴温泉に女性は入るべからず”
という家訓がありまして。
故に、今夜私は楽しみにしていたお風呂に入れない、ということに。。涙
意気消沈でテント場へ戻ると、テントができあがってました。
さすがにatsuさんもお風呂に入れない私に同情的。
でも、まあ、いつもどうせお風呂なんて入れないんだし、
山はちゃんとここにあるから、それでよしとしましょうか。。
気を取り直して、11時30分過ぎ、硫黄岳アタックに向かいます。
この向こうに野天風呂。
数年前にはここ本沢温泉の野天風呂にも、平気で入っていたものですが、
私も分別のわかる大人に成長しました。。
ちょい雪の樹林帯をつづら折りに登っていきます。
1時間ほどで夏沢峠に到着。
こちらでしばし昼食。
いつのまにやら1時になっていたので、山頂へ向かいます。
少し標高を上げると、北アルプス登場。
ぜーんぜん、雪ありません。
アイゼン&ピッケルは完全に不要でした。
とはいえ、この時期何があるかわかりませんから、
備えあれば、、、です。
天狗さんもまったく雪なし!
霞に浮かぶ北アルプス。
しびれます。
間もなく山頂。
さすがに風が冷たいです。
久々の硫黄岳に到着~。
8ヶ月ぶりに見るこの景色。
何度も見ている景色ですが、久々この姿を前にしばし呆然。
八ヶ岳の季節が、来ました。
圧倒的な存在感。赤岳。
いつ見てもかっこいい阿弥陀岳。
横岳&赤岳。
凍てつく季節になると怖いんですよね、ここが。
やっぱり南八は雪がお似合です。
南ア、仙丈岳と甲斐駒ヶ岳。
先週より雪が増えています。
中央アルプス。
みずかき・金峰方面。
極寒ではないので、腰を下ろして景色を堪能できました。
本格的な白銀の季節も、もうカウントダウンでしょうね。
やっぱり、この冬の初めに来ておいて良かったです!
去りがたいですが、留まっていると冷えてくるので、
そろそろ下りましょう。
太陽が当たると暖かい。
下りは速いです。。
と、野天風呂上まで来ると、、
温泉は大渋滞。。。
大、人気ですね。
いったんテントに戻り、日没間際、atsuさんは露天風呂へ。
私はラジオ聞きながら、唯一の娯楽の昭文社地図を眺めて遊びます。
遅いな~と思って待っていると、1時間後くらいに帰ってきたatsuさん。
気持ちはよかったけど、あまりの寒さに湯から上がれず、
ずーっと湯船につかっていたそうです。
さて、今夜は 祝、肉あり鍋!!
うまいっっ。
夕食後7時半には夢心地。
今回は先週に比べて標高も低かったですし、そもそも寒さの緩んだ気圧配置でしたが、
寒さ対策だけはばっちりしてきていたので、朝まで快適にぐっすり眠ることができました。
翌朝は1時間弱あるいて下山するのみなのでゆっくりのんびり。
朝食は卵入りうどん。
卵が入るだけでなにやら豪勢な気分になりました。
ゆっくり支度をして、8時45分テント場出発。
静かな林道を歩いて、9時半には車に戻れました。
稲子湯で、昨晩入れなかったうっぷんを全部流して
午前中のうちに帰路につきました!
本格冬シーズンの到来ももう間近。
また真っ白な八ヶ岳を見に、訪れたいと思います。
◆過去の本沢温泉関連レポ
2008年1月2日ー3日:初めての雪の硫黄岳
2009年11月20日ー30日:天狗岳&本沢温泉
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