constructive monologue

エゴイストの言説遊戯

ベスト盤の構成要素

2007年08月24日 | hudbeni
旧聞に属する話題であるが、今年でデビュー20周年を迎えるフェンス・オブ・ディフェンスが久々にメジャーレーベルから "GREAT FREAKERS BEST -FENCE OF DEFENSE 1987-2007-" をリリースする(「FENCE OF DEFENSE、デビュー20周年記念の集大成ベストをリリース!新録も……」)。

"SARA" や "時の河" など(一般的に)知名度の高い曲やライヴでの定番曲を抑えながら、"BACK TO THE EDGE" "STAY OR GO" "BEGINNINGS" などのアルバム未収録曲、さらに新録したセルフカヴァーなどを取り混ぜて付加価値を高めた内容である。その意味でシングル曲中心だったエピック時代のベスト盤よりも、ベスト的な要素は数段増しているといえる。個人的には、"BURN" "CAN'T TURN ON YOU TONITE" "HONEY MONEY" が漏れているのが惜しい。

ところで『CDジャーナル』の記事では、"WELCOME TO THE TREASURE LAND" が「代表曲」とされているが、「セルフカヴァーされた=代表曲」という発想はあまりにも安易過ぎるだろう。
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