また雨です。
本当にお天気が続きません。
ウインド・イン・マーチ、レイン・イン・エイプリル
風の3月、雨降る4月と呼ばれるくらい、お天気が続かないですね。
でも、この季節があるから、美しい5月が訪れると
今朝の天声人語に書かれていて、なるほどと納得したしだいです。
そんな天気の合間、水曜日は
仲良しの卓球仲間5人で、横浜へ遊びに行きました。
三渓園
桜には、間に合わなかったけれど
ちょっとだけピンク。
三渓園は、生糸貿易で財をなした横浜の実業家である、
原 三渓氏の元邸宅です。
三渓氏が、京都や鎌倉などから、歴史的に価値のある建築物を移築して、
明治39年に、三渓園として、一般に公開を始めました。
53、000坪の園内には、10棟の重要文化財を含む、
17棟の古建築が四季折々の景観に佇んでいます。
臨春閣
紀州徳川家初代頼宣が、
建築した数寄屋風書院造りの別荘建築です。
この臨春閣の景観は、
京都の桂離宮と対比されるものだそうです。
狩野派の襖絵、
数寄屋風の造り。
避暑のために建てられたもので、見た目は地味ですが
細部は、なかなか手の込んだ細工があちこちに…
この芝生から眺める、お月さまも綺麗とか…
月華殿
徳川家康時代の、
京都伏見城内にあった大名伺候の際の控え所だった建物。
天授院
鎌倉建長寺付近の心平寺跡にあった
禅宗様の地蔵堂
新緑のもみじが美しいです。
聴秋閣
京都二条城にあった
徳川家光、春日野局ゆかりの楼閣建築。
静寂の中に、川のせせらぎの音が心地よく響きます。
三渓園に咲く花や木々は、基本的には、外来のものはなく
そして、どこからも、四季の景色を十分に堪能できるようになっています。
旧矢箆家住宅
白川郷にあった、江戸時代の、庄屋の家。
みごとな、合掌造です。
ここは、内部を公開しています。
合掌造りの屋根の部分にも登ってみました。
なかなかこんなところまで、見れませんね。
囲炉裏で火を焚いているので、煙たいです。
旧燈明寺三重塔
最後は、三渓園内のどこからも見える、三重塔を見学しました。
塔は、そばで見るよりも、遠くで見た方が美しいと、思いました。
約2時間、ボランティアのガイドさんが、
私たち5人に、ついてくださったので、とても、詳しく説明してくださり
興味深い話もたくさん聞けました。
原 三渓氏は、巨額の富を、生涯この三渓園に費やし
目利きがよかったので、廃物になってしまいそうな建築物を譲り受け
息を吹き込み、重要文化財にまで指定されるまでになりました。
お客様を招いたり、お茶会を開いたり、仏間としてつかっていたりと
古建築を生活の一部として使われていたことにも
なにか、建物に対する、愛情すら感じられます。
新緑が美しく、気持ちの良い散歩になりました。
秋の紅葉の季節も、とても、見事だそうです。
大満足の、三渓園散歩のあとは、中華街へ。
長くなったので、次回に続きます