渋谷のパルコミュージアムでやっていた、「BE@RBRICK」のイベントに行ってきた。
「BE@RBRICK」といえば、ニッチでキッチュで――バンタンの学生や「TV Bros」の読者あたりが大好きそうな――コジャレた“クマ”フィギュア。兄弟シリーズの「KUBRICK」とともに、最近だとグリコのオマケになったり、キルビルのDVDボックスにオマケでついてたりしていた。レアモノはめちゃくちゃ高値で取引されていたりもする。
はっきし言って、なぜこんなモンが人気があるのか、まったく理解できない。なんだけど、一度集めはじめると、「コレを好きなワタシ自身がスキ☆彡」的な心地よい自己愛スパイラルにおちいり、抜け出せなくなるような魅力があるのだろう……と思う。
実際、その独特の――そしてどことなく「LEGO」を思い出す――意匠は、見れば見るほど「グッジョブ!」と思わず宣(のたま)ってしまわないことも、ないこともないような。
で、イベントの内容といえば、でっかい「BE@RBRICK」に世界中のアーティストが落書きした“作品”を並べ立ててある、というのがひとつ。そのコジャレ具合たるや……ちょっと、参加アーティストを引用してみる。
……なんて、なんてコジャレてやがるンだ。8割以上誰が誰だかわからん。寺田克也と空山基とA Bathing Apeと……あと数組くらいしかわからん。
なので、
「ああ、この人は今回こんな感じなんすか!」
「おお、こー来たかぁ。いい意味で期待を裏切られた!」
「おあ、"OPERATION : MINDCRIME" の頃のジェフ・テイトにクリソツ!」
というような感動や感慨は皆無にひとしく、いわゆる「ふ~ん」の連続だった。連続だったが、楽しかった。心の奥底の幽玄ゾーンに眠る、ひそやかでしめやかなクリエイティビティーを、マターリと刺激された。
でも、なかにはちょっとマターリとはいえない、アグレッシブなオブジェクツも。それが、↑の写真(会場が撮影禁止だったのでパンフレットを撮影)の「RUSLAN KARABLINのBE@R」なんだ。
中学生のころ、「桜木ルイ」のジャケ写に釣られて自販機で購入したブツが(確か8千円くらいだった)、コレのモチーフになったモノにそっくり……もといそのもので、「だまされた!」と激怒した――という、刹那い記憶が胸いっぱいに広がる。
「ああ、このままじゃ、何か喉元のあたりにすっぱいものまでこみ上げてキちまうゼ」
そう思ってブースを移動すると、そこにはいままでのコジャレアート空間とは一線を画した、意趣返しともいうべきナイスなオブジェクツが並べられていた。
「スパイダーマン」、
「ゴレンジャー」のアカレンジャー、
「ウルトラマン」の怪獣ゼットン、
「ルパン三世 カリオストロの城」に出てきた刺客、
「ケロッグ」のなんか甘いやつのキャラ。
ああ、メディコムトイさん。こんなの作ってたなんて。知らなかったYo! しかも、かなりデキがいい。しかも、これらは近日発売予定だったり、すでに売られていたりする。ヤバイ。ちょっと。いや、かなりほすぃかも。
特に、ヤバかったのが、「ドラえもん」に出てきたハンプティーダンプティーみたいな殺し屋ロボのフィギュア。ウェブ上に情報はないみたいだけど、確か7月発売で3,980円とか書いてあったような気がする。買う。ぜってー買う。
「とかなんとか言って、結局忘れて買わないんじゃねーの?」
いや、私、「本気」です。
「本気」と書いて、「マジ」なんです。
「BE@RBRICK」といえば、ニッチでキッチュで――バンタンの学生や「TV Bros」の読者あたりが大好きそうな――コジャレた“クマ”フィギュア。兄弟シリーズの「KUBRICK」とともに、最近だとグリコのオマケになったり、キルビルのDVDボックスにオマケでついてたりしていた。レアモノはめちゃくちゃ高値で取引されていたりもする。
はっきし言って、なぜこんなモンが人気があるのか、まったく理解できない。なんだけど、一度集めはじめると、「コレを好きなワタシ自身がスキ☆彡」的な心地よい自己愛スパイラルにおちいり、抜け出せなくなるような魅力があるのだろう……と思う。
実際、その独特の――そしてどことなく「LEGO」を思い出す――意匠は、見れば見るほど「グッジョブ!」と思わず宣(のたま)ってしまわないことも、ないこともないような。
で、イベントの内容といえば、でっかい「BE@RBRICK」に世界中のアーティストが落書きした“作品”を並べ立ててある、というのがひとつ。そのコジャレ具合たるや……ちょっと、参加アーティストを引用してみる。
参加アーティスト[海外]×27(敬称略・順不同)
kaws/Kostas/Futura/Stash/Russ(SSUR)/Frank Kozik/Matt Black/Pushead/Shag/ Errolson Hugh(ACRONYM)/Andre/MARK PARKER(NIKE)/JEST/STUSSY(w/SPECIAL THANKS TO MR.CARTOON)/Eric So/Perks/Gimme 5(Draw)/James Jarvis/Unkle/Delta/Michael Lau/West/Fatboy/REAS(TODD JAMES)/Giorgio(SARTORIA)/Marok(Lodown Magazine)/Haze
参加アーティスト[国内]×13(敬称略・順不同)
hf/横山宏/寺田克也/空山基/Devilrobots/Positron/7Stars/H8GRAPHiX/Skatething/Kazzrock/A Bathing Ape/Rockin'Jelly Bean/MEDICOM TOY
……なんて、なんてコジャレてやがるンだ。8割以上誰が誰だかわからん。寺田克也と空山基とA Bathing Apeと……あと数組くらいしかわからん。
なので、
「ああ、この人は今回こんな感じなんすか!」
「おお、こー来たかぁ。いい意味で期待を裏切られた!」
「おあ、"OPERATION : MINDCRIME" の頃のジェフ・テイトにクリソツ!」
というような感動や感慨は皆無にひとしく、いわゆる「ふ~ん」の連続だった。連続だったが、楽しかった。心の奥底の幽玄ゾーンに眠る、ひそやかでしめやかなクリエイティビティーを、マターリと刺激された。
でも、なかにはちょっとマターリとはいえない、アグレッシブなオブジェクツも。それが、↑の写真(会場が撮影禁止だったのでパンフレットを撮影)の「RUSLAN KARABLINのBE@R」なんだ。
中学生のころ、「桜木ルイ」のジャケ写に釣られて自販機で購入したブツが(確か8千円くらいだった)、コレのモチーフになったモノにそっくり……もといそのもので、「だまされた!」と激怒した――という、刹那い記憶が胸いっぱいに広がる。
「ああ、このままじゃ、何か喉元のあたりにすっぱいものまでこみ上げてキちまうゼ」
そう思ってブースを移動すると、そこにはいままでのコジャレアート空間とは一線を画した、意趣返しともいうべきナイスなオブジェクツが並べられていた。
「スパイダーマン」、
「ゴレンジャー」のアカレンジャー、
「ウルトラマン」の怪獣ゼットン、
「ルパン三世 カリオストロの城」に出てきた刺客、
「ケロッグ」のなんか甘いやつのキャラ。
ああ、メディコムトイさん。こんなの作ってたなんて。知らなかったYo! しかも、かなりデキがいい。しかも、これらは近日発売予定だったり、すでに売られていたりする。ヤバイ。ちょっと。いや、かなりほすぃかも。
特に、ヤバかったのが、「ドラえもん」に出てきたハンプティーダンプティーみたいな殺し屋ロボのフィギュア。ウェブ上に情報はないみたいだけど、確か7月発売で3,980円とか書いてあったような気がする。買う。ぜってー買う。
「とかなんとか言って、結局忘れて買わないんじゃねーの?」
いや、私、「本気」です。
「本気」と書いて、「マジ」なんです。
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