西洋医学を中心として、伝統医学や代替医療などの統合を目指している日本統合医療学会(理事長=渥美和彦東京大名誉教授)は28日までに、ホメオパシーに科学的根拠がないとした日本学術会議の会長談話に対し、「実態と異なる内容が含まれ、誤解を生む」として、学術会議に公開討論会の開催を呼びかけると公表した。
同学会は、今回問題となったのは一部団体の「不正事件」で、「助産師の職権を逸脱した医療行為」と指摘。一方、ホメオパシー自体は米国立衛生研究所でも代替医療として研究対象になっており、海外では有効性の報告が多くあるという見解を示した。
日本統合医療学会のHPには、関連学会として日本ホメオパシー医学会が掲載されている。同医学会は、問題となっている日本ホメオパシー医学協会とは別団体。
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008280197.html
「あかつき」問題を憂慮する会は・・・
ホメオパシー被害の実態をお知らせし、行き過ぎた代替療法・自然療法信奉の恐ろしさを訴えます。
「好転反応」の罠にだまされ、手遅れにならないように。
2010年5月26日 43歳の女性、Aさんが悪性リンパ腫で亡くなりました。
2010年7月 ご遺族と、事情を知って憤りを覚えた者たち数名がこの会を立ち上げました。
2010年8月 日本ホメオパシー医学協会と治療者(ホメオパス)に対して要望書を送りました。
朝日新聞(8月11日朝刊)の記事に取り上げられました。
2010年9月 日本ホメオパシー医学協会の理事会と、私たちの会の代表が話し合いを持つことが正式に決まりました。
その会合の時まで、一旦、わたしたちの要望書と事件の概要のウェブ上の掲載はとりやめます。
会合ののち、詳しく報告をいたしますので、しばらくお待ちください。
ことのあらまし
東京・多摩地域に住むAさんという40代前半の女性は、2009年夏ごろから、ひどい皮膚の湿疹が見られるようになり、その後、顔のむくみ、体力の著しい低下も起こってきました。2010年初頭からは腹部のしこり、黄疸といった症状も出てきました。3月には黄疸が進んできました。周囲は病院での検査を勧めましたが、Aさんは「私はテルミーとホメオパシーでなおしているので大丈夫だ」と、病院での現代医療を受けることを頑なに拒否していました。個人的にも親しくし、治療していたホメオパシーの治療者(ホメオパス)は、Aさんに対して「私に任せなさい」と告げ、親御さんに対しも、「身体の治療は私に任せてほしい」と言っていました。また、実際に、Aさんが身体の症状を逐一ホメオパスに報告して、ホメオパスがそれに対して所見を述べ、レメディその他の処方を伝えていたことが、携帯メールの送受信記録で明らかになっています。
Aさんは、自分の容体悪化を終始「好転反応」ととらえていました。また、療術者の主催する勉強会で、ホメオパシー治療をしている人が病院に行くとショック死することがあると習っていました。Aさんは他の場所で自然療法・代替療法について学んだことはなく、
Aさんの知識は専らそのホメオパスから教えられたものです。Aさんはホメオパスの指導を完全に受け入れ、家族や友人からの声を聞くことができませんでした。
結局、2010年5月15日に心臓の激痛を訴え、意識を失ったところで母親が救急車を要請し、B病院に救急搬送されたのですが、病院に担ぎ込まれた時は心肺停止状態で人工呼吸器が装着されました。医師の診断は悪性リンパ腫で、肝臓に転移していました。消化管穿孔により横隔膜下にガスがはいっており、また、肺と心臓のまわりは大量の水がたまっていました。自宅での最後の数日は激痛に襲われていたと思われます。
病院ではもはや治療の施しようがなく、11日後にAさんは亡くなりました。Aさんはホメオパスを尊敬し、自分のからだのことをすべてホメオパスに委ねていました。ホメオパスの指示にはすべて従おうとしていた証拠も残されています。わたしたちは、1)ホメオパスが病院へ行くことを勧めていたならば、Aさんは必ずそに従っていたはずなのに、そうしなかったこと、2)ホメオパスがAさんの体内で起きていることをまったく理解していなかったのにも関わらず、どんどん容態が悪化していくことを「好転反応」と考えて、良くなりつつあると考えていたこと、3)心理的な従属関係にあることを利用して、ホメオパスが自分の信奉する音楽家・カウンセラーのコンサートやカウンセリングに行くことを強く求め、その際に「あなたは病気ではない。自分の体の中から出てくる力を信じて」などと言って、もう間もなく死を迎えるという状態の患者に無理な外出を強いていたこと、4)Aさんは、療術所での勉強会の結果、「テルミー・ホメオパシーでどんな重い病もなおせる」という誤った考えを抱かされ、普通の医学的判断を受け入れる余地がなくなっていたのに、Aさんの死後ホメオパシー側は、「患者さんがご自分で望んだことで、こちらはそれにお応えしただけ」という態度であること・・・・などを深刻な問題と考えています。
事務局
東京都東大和市上北台3-355-4 めぐみ教会内
電話 042 564 0593
メール viator56@gmail.com
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/
日本ホメオパシー医学協会は・・・・
『日本学術会議』という機関は、政府から独立した特別の機関であるため、本会議自体に行政・立法・司法の三大権限を有していません。つまり、今回の「ホメオパシー」についての会長談話の公表内容は、日本学術会議という一機関の見解であり、政府の見解ではありません。日本学術会議の声明文を見ていきます。
■日本学術会議
ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 - 1843年)が始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉があらゆる病気を治療できると称するものです。
★日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)
ハーネマンはあらゆる病気を治療できるとは言っておらず、当時の水銀治療や瀉血治療など有害で症状を抑圧する治療や体力を消耗する治療を行うことで治癒不可能になると考えていました。また不自然な環境や不自然な食生活によって生じた病気は、それを変えない限り治癒しないと考えていました。したがってあらゆる病気を治療できるなどと称していません。この文章を読むと、ホメオパシーはどんな病気でも治せるとハーネマンあるいはホメオパス(ホメオパシー療法士)が言っているかのような誤解を与えるもので正しくありません。もちろん現在も日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)、ホメオパスも、あらゆる病気を治療できるとは言っておりません。
■日本学術会議
近代的な医薬品や安全な外科手術が開発される以前の、民間医療や伝統医療しかなかった時代に欧米各国において「副作用がない治療法」として広がったのですが、米国では1910年のフレクスナー報告に基づいて黎明期にあった西欧医学を基本に据え、科学的な事実を重視する医療改革を行う中で医学教育からホメオパシーを排除し、現在の質の高い医療が実現しました。
★日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の見解
日本学術会議が「近代的な医薬品」と称するものが、症状を止めたり、不足する物質を補うための化学合成された薬のことを称しているのだとしたら、それは重病人などには有用と考えますが、多くの場合、多くの人には有用ではないと考えます。
多くの人は、現代医療の多くが症状の緩和を目的とした対症療法であることを知っており、根本治療とは異なることを知っています。そして臓器や器官の機能障害による症状は別として、基本的に症状とは、体の防衛機能や浄化機能の現れであるという考えは、現代の生理学でも支持されています。したがって症状を安易に薬で止めることは正しいやり方ではないと考えています。多くの「近代的な医薬品」は、症状を止めることはできても、その症状を出している原因を治療することはできません。
もちろん、命にかかわる症状や辛い症状には緩和や手術が必要であり、症状を止める必要がある場合も多々あります。その意味で「近代的な医薬品」は必要なものであり、JPHMAとしても薬は必要なものであるし、医学も薬学も必要な学問であると認識し表明しています。
これらのことをふまえてJPHMAではひとつの提案をしています。
*以下 とても長文ですから
http://jphma.org/About_homoe/jphma_answer_20100828.htmlでどうぞ
ホメオパシー振興会は・・・
(1)今回の事件が、あたかも「ホメオパシーそのもの」によって起こったことのように報じられています。前回の見解でも述べましたように、VK2シロップの代替として「ホメオパシーレメディーVK2」なるものを投与すること自体、「本来のホメオパシー」ではありません。日本ホメオパシー振興会が普及しております「本来のホメオパシー」においては、そのような無意味かつ危険な行為はありえないことです。
ホメオパシーでは、人間を全人的に捉え、一人の人間が併せ持つあらゆる症状の全体像を一元的に包括する一つのレメディーを見つけて処方します。それが「本来のホメオパシー」であり、それ以外にホメオパシーはありません。ホメオパシーは現代医学の否定の上に成り立っている医療ではありませんので、そもそも、単に新薬の代替物としてホメオパシーのレメディーを処方する、などという発想自体が根本的に存在しません。ホメオパシーにおいては、現代医療で何が行われているか否かにかかわらず、何が真になされなければならないのか、という真の「道理」に基づくことのみが、唯一の指標です。
(2)当該助産師が所属する「ホメオパシー普及団体」の行っていることが、あたかも通常のホメオパシーであるかのような記事内容ですが、その団体は、日本国内でホメオパシーを標榜する1団体にすぎません。しかもその団体が行っていることは、上述のように、「本来のホメオパシー」とはかけ離れており、「ホメオパシーレメディーを使うけれど『本来のホメパシー』ではないまったく別の極めて特殊な療法」です。したがって「本来のホメオパシー」の普及活動を行っている日本ホメオパシー振興会といたしましては、ホメオパシーについての正しい認識に基づいた、公平かつ正確な報道を、強く求めます。
(3)英国議会下院科学技術委員会の報告(report)を元に、まるで英国議会がホメオパシーを否定したかのように報じていますが、これは完全に事実に反しています。この委員会はホメオパシーに否定的な少数の下院議員からなる委員会で、しかも中心メンバーであった議員は今年5月の選挙ですでに落選しています。英国政府は7月26日、最終的な結論として、「患者の満足、信頼、医療選択の権利」を最優先に考えた上、安全性、臨床効果、費用対効果を考慮して、ホメオパシーをこれまでどおりNHS(国民健康保健サービス)の適用対象とすることを発表しています。
この政府発表の中では、確かにホメオパシーの科学的証明については保留されています。しかし、実際にはホメオパシーは高度な科学性と芸術性を併せ持っている医療です。ホメオパシーの科学性を正しく論じるためには、「狭義の科学的手法」だけではなく、科学の本質とパラダイムシフトの歴史、統計学の本質、二重盲検法の本質、そして人間の本質についての深い教養と、謙虚で真摯な科学的態度が必要です。日本ホメオパシー振興会では今後もひき続き、ホメオパシーの科学性に迫る研究を支援し、邁進してまいります。
*これも長文につき ここで お読みください
ホメオパシー医学会は・・・
とくに見解など出していないようです
http://www.jpsh.jp/index.html
------------------------
以上の情報は、わたしの参加している「市民社会フォーラムML」から受信しました。
http://sites.google.com/site/civilesocietyforum/
http://civilesociety.jugem.jp/
ホメオパシー 「科学の無視」は危うすぎる/赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-30/2010083001_05_1.html
「ホメオパシー」についての会長談話/日本学術会議 ほか
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同学会は、今回問題となったのは一部団体の「不正事件」で、「助産師の職権を逸脱した医療行為」と指摘。一方、ホメオパシー自体は米国立衛生研究所でも代替医療として研究対象になっており、海外では有効性の報告が多くあるという見解を示した。
日本統合医療学会のHPには、関連学会として日本ホメオパシー医学会が掲載されている。同医学会は、問題となっている日本ホメオパシー医学協会とは別団体。
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008280197.html
「あかつき」問題を憂慮する会は・・・
ホメオパシー被害の実態をお知らせし、行き過ぎた代替療法・自然療法信奉の恐ろしさを訴えます。
「好転反応」の罠にだまされ、手遅れにならないように。
2010年5月26日 43歳の女性、Aさんが悪性リンパ腫で亡くなりました。
2010年7月 ご遺族と、事情を知って憤りを覚えた者たち数名がこの会を立ち上げました。
2010年8月 日本ホメオパシー医学協会と治療者(ホメオパス)に対して要望書を送りました。
朝日新聞(8月11日朝刊)の記事に取り上げられました。
2010年9月 日本ホメオパシー医学協会の理事会と、私たちの会の代表が話し合いを持つことが正式に決まりました。
その会合の時まで、一旦、わたしたちの要望書と事件の概要のウェブ上の掲載はとりやめます。
会合ののち、詳しく報告をいたしますので、しばらくお待ちください。
ことのあらまし
東京・多摩地域に住むAさんという40代前半の女性は、2009年夏ごろから、ひどい皮膚の湿疹が見られるようになり、その後、顔のむくみ、体力の著しい低下も起こってきました。2010年初頭からは腹部のしこり、黄疸といった症状も出てきました。3月には黄疸が進んできました。周囲は病院での検査を勧めましたが、Aさんは「私はテルミーとホメオパシーでなおしているので大丈夫だ」と、病院での現代医療を受けることを頑なに拒否していました。個人的にも親しくし、治療していたホメオパシーの治療者(ホメオパス)は、Aさんに対して「私に任せなさい」と告げ、親御さんに対しも、「身体の治療は私に任せてほしい」と言っていました。また、実際に、Aさんが身体の症状を逐一ホメオパスに報告して、ホメオパスがそれに対して所見を述べ、レメディその他の処方を伝えていたことが、携帯メールの送受信記録で明らかになっています。
Aさんは、自分の容体悪化を終始「好転反応」ととらえていました。また、療術者の主催する勉強会で、ホメオパシー治療をしている人が病院に行くとショック死することがあると習っていました。Aさんは他の場所で自然療法・代替療法について学んだことはなく、
Aさんの知識は専らそのホメオパスから教えられたものです。Aさんはホメオパスの指導を完全に受け入れ、家族や友人からの声を聞くことができませんでした。
結局、2010年5月15日に心臓の激痛を訴え、意識を失ったところで母親が救急車を要請し、B病院に救急搬送されたのですが、病院に担ぎ込まれた時は心肺停止状態で人工呼吸器が装着されました。医師の診断は悪性リンパ腫で、肝臓に転移していました。消化管穿孔により横隔膜下にガスがはいっており、また、肺と心臓のまわりは大量の水がたまっていました。自宅での最後の数日は激痛に襲われていたと思われます。
病院ではもはや治療の施しようがなく、11日後にAさんは亡くなりました。Aさんはホメオパスを尊敬し、自分のからだのことをすべてホメオパスに委ねていました。ホメオパスの指示にはすべて従おうとしていた証拠も残されています。わたしたちは、1)ホメオパスが病院へ行くことを勧めていたならば、Aさんは必ずそに従っていたはずなのに、そうしなかったこと、2)ホメオパスがAさんの体内で起きていることをまったく理解していなかったのにも関わらず、どんどん容態が悪化していくことを「好転反応」と考えて、良くなりつつあると考えていたこと、3)心理的な従属関係にあることを利用して、ホメオパスが自分の信奉する音楽家・カウンセラーのコンサートやカウンセリングに行くことを強く求め、その際に「あなたは病気ではない。自分の体の中から出てくる力を信じて」などと言って、もう間もなく死を迎えるという状態の患者に無理な外出を強いていたこと、4)Aさんは、療術所での勉強会の結果、「テルミー・ホメオパシーでどんな重い病もなおせる」という誤った考えを抱かされ、普通の医学的判断を受け入れる余地がなくなっていたのに、Aさんの死後ホメオパシー側は、「患者さんがご自分で望んだことで、こちらはそれにお応えしただけ」という態度であること・・・・などを深刻な問題と考えています。
事務局
東京都東大和市上北台3-355-4 めぐみ教会内
電話 042 564 0593
メール viator56@gmail.com
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mackboxy/Health/
日本ホメオパシー医学協会は・・・・
『日本学術会議』という機関は、政府から独立した特別の機関であるため、本会議自体に行政・立法・司法の三大権限を有していません。つまり、今回の「ホメオパシー」についての会長談話の公表内容は、日本学術会議という一機関の見解であり、政府の見解ではありません。日本学術会議の声明文を見ていきます。
■日本学術会議
ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 - 1843年)が始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉があらゆる病気を治療できると称するものです。
★日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)
ハーネマンはあらゆる病気を治療できるとは言っておらず、当時の水銀治療や瀉血治療など有害で症状を抑圧する治療や体力を消耗する治療を行うことで治癒不可能になると考えていました。また不自然な環境や不自然な食生活によって生じた病気は、それを変えない限り治癒しないと考えていました。したがってあらゆる病気を治療できるなどと称していません。この文章を読むと、ホメオパシーはどんな病気でも治せるとハーネマンあるいはホメオパス(ホメオパシー療法士)が言っているかのような誤解を与えるもので正しくありません。もちろん現在も日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)、ホメオパスも、あらゆる病気を治療できるとは言っておりません。
■日本学術会議
近代的な医薬品や安全な外科手術が開発される以前の、民間医療や伝統医療しかなかった時代に欧米各国において「副作用がない治療法」として広がったのですが、米国では1910年のフレクスナー報告に基づいて黎明期にあった西欧医学を基本に据え、科学的な事実を重視する医療改革を行う中で医学教育からホメオパシーを排除し、現在の質の高い医療が実現しました。
★日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の見解
日本学術会議が「近代的な医薬品」と称するものが、症状を止めたり、不足する物質を補うための化学合成された薬のことを称しているのだとしたら、それは重病人などには有用と考えますが、多くの場合、多くの人には有用ではないと考えます。
多くの人は、現代医療の多くが症状の緩和を目的とした対症療法であることを知っており、根本治療とは異なることを知っています。そして臓器や器官の機能障害による症状は別として、基本的に症状とは、体の防衛機能や浄化機能の現れであるという考えは、現代の生理学でも支持されています。したがって症状を安易に薬で止めることは正しいやり方ではないと考えています。多くの「近代的な医薬品」は、症状を止めることはできても、その症状を出している原因を治療することはできません。
もちろん、命にかかわる症状や辛い症状には緩和や手術が必要であり、症状を止める必要がある場合も多々あります。その意味で「近代的な医薬品」は必要なものであり、JPHMAとしても薬は必要なものであるし、医学も薬学も必要な学問であると認識し表明しています。
これらのことをふまえてJPHMAではひとつの提案をしています。
*以下 とても長文ですから
http://jphma.org/About_homoe/jphma_answer_20100828.htmlでどうぞ
ホメオパシー振興会は・・・
(1)今回の事件が、あたかも「ホメオパシーそのもの」によって起こったことのように報じられています。前回の見解でも述べましたように、VK2シロップの代替として「ホメオパシーレメディーVK2」なるものを投与すること自体、「本来のホメオパシー」ではありません。日本ホメオパシー振興会が普及しております「本来のホメオパシー」においては、そのような無意味かつ危険な行為はありえないことです。
ホメオパシーでは、人間を全人的に捉え、一人の人間が併せ持つあらゆる症状の全体像を一元的に包括する一つのレメディーを見つけて処方します。それが「本来のホメオパシー」であり、それ以外にホメオパシーはありません。ホメオパシーは現代医学の否定の上に成り立っている医療ではありませんので、そもそも、単に新薬の代替物としてホメオパシーのレメディーを処方する、などという発想自体が根本的に存在しません。ホメオパシーにおいては、現代医療で何が行われているか否かにかかわらず、何が真になされなければならないのか、という真の「道理」に基づくことのみが、唯一の指標です。
(2)当該助産師が所属する「ホメオパシー普及団体」の行っていることが、あたかも通常のホメオパシーであるかのような記事内容ですが、その団体は、日本国内でホメオパシーを標榜する1団体にすぎません。しかもその団体が行っていることは、上述のように、「本来のホメオパシー」とはかけ離れており、「ホメオパシーレメディーを使うけれど『本来のホメパシー』ではないまったく別の極めて特殊な療法」です。したがって「本来のホメオパシー」の普及活動を行っている日本ホメオパシー振興会といたしましては、ホメオパシーについての正しい認識に基づいた、公平かつ正確な報道を、強く求めます。
(3)英国議会下院科学技術委員会の報告(report)を元に、まるで英国議会がホメオパシーを否定したかのように報じていますが、これは完全に事実に反しています。この委員会はホメオパシーに否定的な少数の下院議員からなる委員会で、しかも中心メンバーであった議員は今年5月の選挙ですでに落選しています。英国政府は7月26日、最終的な結論として、「患者の満足、信頼、医療選択の権利」を最優先に考えた上、安全性、臨床効果、費用対効果を考慮して、ホメオパシーをこれまでどおりNHS(国民健康保健サービス)の適用対象とすることを発表しています。
この政府発表の中では、確かにホメオパシーの科学的証明については保留されています。しかし、実際にはホメオパシーは高度な科学性と芸術性を併せ持っている医療です。ホメオパシーの科学性を正しく論じるためには、「狭義の科学的手法」だけではなく、科学の本質とパラダイムシフトの歴史、統計学の本質、二重盲検法の本質、そして人間の本質についての深い教養と、謙虚で真摯な科学的態度が必要です。日本ホメオパシー振興会では今後もひき続き、ホメオパシーの科学性に迫る研究を支援し、邁進してまいります。
*これも長文につき ここで お読みください
ホメオパシー医学会は・・・
とくに見解など出していないようです
http://www.jpsh.jp/index.html
------------------------
以上の情報は、わたしの参加している「市民社会フォーラムML」から受信しました。
http://sites.google.com/site/civilesocietyforum/
http://civilesociety.jugem.jp/
ホメオパシー 「科学の無視」は危うすぎる/赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-30/2010083001_05_1.html
「ホメオパシー」についての会長談話/日本学術会議 ほか
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