欧州憲法フランス国民投票、否決/media@francophonieブログから

2005-05-31 23:11:10 | 世界
皆様すでにご存知の通り、5月29日日曜日のフランス国民投票で欧州憲法批准が否決されました。
各紙の一面は「NON(否決)」の巨大な文字が躍り、記事も大量に出ています。
今日のところは、大手調査会社IPSOSの出口調査(5月30日付け結果)の一部をご紹介します(…と言うより、「お絵かき」に熱中していたら翻訳する時間がなくなったというのが本当のところ…)。

投票率は70.5%(棄権率29.5%)でした。
まず初めはどのような人が賛成・反対に投じたのかです。

グラフの解説
(*)BEP、CAPというのはそれぞれ職業学習修了証書、職業適性証書のことです。
支持政党については、一番上が極左、無党派のすぐ上の国民戦線が極右で、左寄りから右寄りへと順番にならんでいます。左右の分かれ目は緑の党とUDFで、そのすぐ下のUMPが与党。

組合について簡単に追記すると、労働総同盟(CGT)はフランス最大の労働組合連合。冶金、公務員、農産物加工、化学工業、建設、ガラス・プラスチック、繊維・服飾・皮革、鉱業、エネルギー産業、電信・電話など。
労働者の力(FO)はCGT内の共産党勢力の強まりに反対して分離した組合連合。
フランス民主主義労働同盟(CFDT)は商業、ホテル・観光・レストラン、保険業など。
全国自治組合連合(UNSA)は農業、金融、商業・観光、情報産業、運輸、公共事業など。
フランス管理職同盟(CGC-CFE)、フランスキリスト教労働者同盟(CFTC)、郵便局・電話局組合(SUD)は読んで字の如し。

以下、多くのグラフを使って分析してあります。お薦めです。
media@francophonie
http://blog.livedoor.jp/media_francophonie/
関連記事・フランス否決への反応
フランス国民投票翌日のショックから、ヨーロッパはなんとか体勢を立て直そうと再び動き出しています。その反応をまとめたル・タンの記事を2本ご紹介します。1本目はEU執行部に関して、2本目はドイツ・イギリス・ポーランド・トルコの反応を短く纏めた記事です
http://blog.livedoor.jp/media_francophonie/archives/23769369.html

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。