スペイン人のコロと、
バルセロナで昼食をとった。
まずは、シェリー酒の辛口で、
「乾杯!」
Cavaカヴァという発泡酒も乾杯に使われる。
そのCavaカヴァは、シャンペンと似ていても、
シャンペンは、フランスの登録商標だから、
シャンペンと称することはできない。
「でも、カヴァはフランスに輸出しているよ」
と、コロは言う。
今回は、スペインのゆったりとした
シエスタSiesta風景で、
午後2時にレストランが開いて、
5時まで続く昼食に、おつき合いをしてください。
まず、オリーブ漬けのオリーブの実が出てくる。
黄、緑、紫のオリーブが小皿で。
――オリーブは、なじみがないな。
日本の小梅を食べるようなもの?
色の違うのを、1つずつだけ食べてみる。
しかし、コロは各種のオリーブに手が伸びる。
ウナギの稚魚アングーラスのてんぷら。
長さ5~6センチが、がさがさと出てきた。
「日本では、ウナギを食べるでしょう?
スペインのウナギの稚魚をどうぞ」
と、サービスしてくれた。
高価なものだという。
――あ~、もったいない。
ウナギの稚魚を、こんなにたくさん食べていいのかな?
でも適当な塩気で、うまい。ポリポリ食べる。
アピタイザーは、Shell Fish貝にしてくれた。
アサリとムール貝のコンビネーションで、
蒸してガーリックとバジリコで味つけをしてある。
――うまい! これは、すすむ。
「Shell Fishには、リオハRiojaの白ワインが合う」
と、コロはすすめる。
リオハRiojaは、スペイン北部の地方の名前で、
ワインに最適なブドウの産地。
赤ワインが有名だが、白ワインもある。
パンは、ガーリックにトマト・ソースをかけて、
こんがり焼いたもの。このままでも、うまい。
このパンに“プロシュット”、
これは豚のもも肉の生ハム、を乗せる。
――うまい。
ホテルの朝は、メロンにプロシュットが出てきた。
メロンをプロシュットで包んで食べるが、
果物とプロシュットという組み合わせがいい。
この組み合わせは、イタリアでもあった。
「スペインのプロシュットは、最高だ!」
と言うと、コロは、ややムキになって、
「スペインでは“ハモン”、“ハモン・セラーノ”という、
プロシュットはイタリアの言葉。
イタリアより、スペインの方がズ~ッといい。
特に、スペイン南部のハモンが最高だ」
スペインのハモンと、
イタリアのプロシュットの違いは、
スペインのハモンは、ピンクで、柔らかい、
イタリアのプロシュットは、
ハモンよりも赤く、水分が少ない。
――スペインのハモンの、このうまさは、なんだろう?
「豚にやるエサが一番の決め手である。
どんぐりをやることもある。それに、
乾燥させるときの温度と風が、味を決める。
南部の海辺の洞窟の中のそよ風で、
乾燥させたハモンは最高である」
手を左右に∞の形に、ゆっくりと揺らして、
そよ風をおこす、コロのしぐさがいい。
ハモンを決める3つの要素、
豚のエサ、乾燥の温度、そよ風、
はスペインのものだ、言う。
スペインのハモンの講義を受けながら、
シエスタSiestaは、進んでいった。
バルセロナのお祭り(サンタ・エウラリア、2月)。
人の2倍はある巨人(ヒガンテ)の人形が、
街中を市庁舎まで練り歩く。
この巨人(ヒガンテ)は、王と女王。
バルセロナで昼食をとった。
まずは、シェリー酒の辛口で、
「乾杯!」
Cavaカヴァという発泡酒も乾杯に使われる。
そのCavaカヴァは、シャンペンと似ていても、
シャンペンは、フランスの登録商標だから、
シャンペンと称することはできない。
「でも、カヴァはフランスに輸出しているよ」
と、コロは言う。
今回は、スペインのゆったりとした
シエスタSiesta風景で、
午後2時にレストランが開いて、
5時まで続く昼食に、おつき合いをしてください。
まず、オリーブ漬けのオリーブの実が出てくる。
黄、緑、紫のオリーブが小皿で。
――オリーブは、なじみがないな。
日本の小梅を食べるようなもの?
色の違うのを、1つずつだけ食べてみる。
しかし、コロは各種のオリーブに手が伸びる。
ウナギの稚魚アングーラスのてんぷら。
長さ5~6センチが、がさがさと出てきた。
「日本では、ウナギを食べるでしょう?
スペインのウナギの稚魚をどうぞ」
と、サービスしてくれた。
高価なものだという。
――あ~、もったいない。
ウナギの稚魚を、こんなにたくさん食べていいのかな?
でも適当な塩気で、うまい。ポリポリ食べる。
アピタイザーは、Shell Fish貝にしてくれた。
アサリとムール貝のコンビネーションで、
蒸してガーリックとバジリコで味つけをしてある。
――うまい! これは、すすむ。
「Shell Fishには、リオハRiojaの白ワインが合う」
と、コロはすすめる。
リオハRiojaは、スペイン北部の地方の名前で、
ワインに最適なブドウの産地。
赤ワインが有名だが、白ワインもある。
パンは、ガーリックにトマト・ソースをかけて、
こんがり焼いたもの。このままでも、うまい。
このパンに“プロシュット”、
これは豚のもも肉の生ハム、を乗せる。
――うまい。
ホテルの朝は、メロンにプロシュットが出てきた。
メロンをプロシュットで包んで食べるが、
果物とプロシュットという組み合わせがいい。
この組み合わせは、イタリアでもあった。
「スペインのプロシュットは、最高だ!」
と言うと、コロは、ややムキになって、
「スペインでは“ハモン”、“ハモン・セラーノ”という、
プロシュットはイタリアの言葉。
イタリアより、スペインの方がズ~ッといい。
特に、スペイン南部のハモンが最高だ」
スペインのハモンと、
イタリアのプロシュットの違いは、
スペインのハモンは、ピンクで、柔らかい、
イタリアのプロシュットは、
ハモンよりも赤く、水分が少ない。
――スペインのハモンの、このうまさは、なんだろう?
「豚にやるエサが一番の決め手である。
どんぐりをやることもある。それに、
乾燥させるときの温度と風が、味を決める。
南部の海辺の洞窟の中のそよ風で、
乾燥させたハモンは最高である」
手を左右に∞の形に、ゆっくりと揺らして、
そよ風をおこす、コロのしぐさがいい。
ハモンを決める3つの要素、
豚のエサ、乾燥の温度、そよ風、
はスペインのものだ、言う。
スペインのハモンの講義を受けながら、
シエスタSiestaは、進んでいった。
バルセロナのお祭り(サンタ・エウラリア、2月)。
人の2倍はある巨人(ヒガンテ)の人形が、
街中を市庁舎まで練り歩く。
この巨人(ヒガンテ)は、王と女王。