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ひさびさの大阪遠征。
地下鉄大阪港駅で下車し、酷暑の中を5分ほど歩いてサントリーミュージアム[天保山]に到着。この建物(写真)は安藤忠雄の設計。
GUNDAM ~ 来たるべき未来のために
生粋のガンダム世代である東谷隆司がキュレーションした現代アートのガンダム展。出品作家は全員男性というのもガンダムならでは?
今回もっとも強烈だったのは、西尾康之の《crash セイラ・マス》。この作品は、ガンダムに登場する女性を陰刻鋳造で立体化したもので、普通の身長の5倍以上ある巨大な姿が圧巻。特に、お尻周りの表現には、作家の並々ならぬコダワリが感じられる。あと、ちょっと見づらいけど、お腹の部分に意外な仕掛けがあって面白い。
会田誠の《ザク(戦争画RETURNS番外編)》も凄まじい。無数の「ザク」が山のように密集しているシーンを描いたこの作品からは、本物の「戦争画」のような異常な高揚感が伝わってくるようだった。チラシやHPに載っているのは着色前の下絵だけど、着色された展示作品は、それと比べ物にならないくらい生々しい。
小谷元彦の《胸いっぱいの愛を》は、戦争の一面を冷徹に捉えた写真作品。軍服の女性が荒野でイスに腰掛けている写真が中央にあり、その両隣に男性の死体の山の写真、さらにその両隣と対面に骸骨の山の写真が配置されている。
このほか、形のないものを立体化した田中功起の《覚醒 in the air》と《ピキピキーン(劇場版)》や、金箔の背景に日本画風のガンダムを描いた天明屋尚の《RX-78-2 傾奇者 2005 Version》が印象的だった。
実を言うと、私はガンダムについてほとんど知識がなく、展覧会を楽しめるかどうか不安だったけど、純粋な現代アート展としても十分に楽しめる展覧会だった。ガンダム好きの現代アートファン(世間にどれくらいいるのだろうか……)なら、遠征してでも観に行くべき?
8月31日まで、会期中無休。
地下鉄大阪港駅で下車し、酷暑の中を5分ほど歩いてサントリーミュージアム[天保山]に到着。この建物(写真)は安藤忠雄の設計。
GUNDAM ~ 来たるべき未来のために
生粋のガンダム世代である東谷隆司がキュレーションした現代アートのガンダム展。出品作家は全員男性というのもガンダムならでは?
今回もっとも強烈だったのは、西尾康之の《crash セイラ・マス》。この作品は、ガンダムに登場する女性を陰刻鋳造で立体化したもので、普通の身長の5倍以上ある巨大な姿が圧巻。特に、お尻周りの表現には、作家の並々ならぬコダワリが感じられる。あと、ちょっと見づらいけど、お腹の部分に意外な仕掛けがあって面白い。
会田誠の《ザク(戦争画RETURNS番外編)》も凄まじい。無数の「ザク」が山のように密集しているシーンを描いたこの作品からは、本物の「戦争画」のような異常な高揚感が伝わってくるようだった。チラシやHPに載っているのは着色前の下絵だけど、着色された展示作品は、それと比べ物にならないくらい生々しい。
小谷元彦の《胸いっぱいの愛を》は、戦争の一面を冷徹に捉えた写真作品。軍服の女性が荒野でイスに腰掛けている写真が中央にあり、その両隣に男性の死体の山の写真、さらにその両隣と対面に骸骨の山の写真が配置されている。
このほか、形のないものを立体化した田中功起の《覚醒 in the air》と《ピキピキーン(劇場版)》や、金箔の背景に日本画風のガンダムを描いた天明屋尚の《RX-78-2 傾奇者 2005 Version》が印象的だった。
実を言うと、私はガンダムについてほとんど知識がなく、展覧会を楽しめるかどうか不安だったけど、純粋な現代アート展としても十分に楽しめる展覧会だった。ガンダム好きの現代アートファン(世間にどれくらいいるのだろうか……)なら、遠征してでも観に行くべき?
8月31日まで、会期中無休。
それから,ガンダム展とは関係ありませんが,美術館の近くの古いビルにあるハaハaハaというカフェがいい感じで,お薦めです(http://hahaha.tapo.jp/).次回,天保山に行かれたときはぜひ.
ところで,近くの築港赤レンガ倉庫で開催の伊東篤宏の展示はご覧になりましたか?
率直な印象として、「現代アートに馴染みのないガンダムファン」よりも、「ガンダムに馴染みのない現代アートファン」の方が楽しめる展覧会だと思いました。
カフェと築港赤レンガ倉庫の情報ありがとうございました。また天保山に行くときにでもチェックしてみます。