2000年度の将棋界(2000ねんどのしょうぎかい)では、2000年(平成12年)4月から2001年(平成13年)3月の将棋界に関する出来事について記述する。

できごと

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記録

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タイトル戦

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棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
名人戦 第58期名人 丸山忠久 2000年4-6月 佐藤康光 名人 3-4 丸山忠久 八段 初名人 [1]
棋聖戦 第71期棋聖 羽生善治 2000年6-7月 谷川浩司 棋聖 2-3 羽生善治 四冠 5期ぶり(通算6期) [2]
王位戦 第41期王位 羽生善治 2000年7-9月 羽生善治 王位 4-3 谷川浩司 棋聖 8期連続(通算8期) [3]
王座戦 第48期王座 羽生善治 2000年9-10月 羽生善治 王座 3-2 藤井猛 竜王 9期連続(通算9期) [4]
竜王戦 第13期竜王 藤井猛 2000年10-12月 藤井猛 竜王 4-3 羽生善治 五冠 3期連続(通算3期) [5]
王将戦 第50期王将 羽生善治 2001年1-2月 羽生善治 王将 4-1 谷川浩司 九段 6期連続(通算6期) [6]
棋王戦 第26期棋王 羽生善治 2001年2-3月 羽生善治 棋王 3-1 久保利明 六段 11期連続(通算11期) [7]

その他の棋戦

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新:新人棋戦 非:非公式戦
棋戦 優勝者 決勝開催日 準優勝者 備考
全日本プロ将棋トーナメント 18 谷川浩司九段 2000年4月27日 岡崎洋五段 3年ぶり7回目 [8]
銀河戦 8 羽生善治五冠 2000年9月1日 堀口一史座五段 2年ぶり3回目 [9]
富士通杯達人戦 8 青野照市九段 2000年9月9日 有吉道夫九段 初優勝 [10]
新人王戦 31 山崎隆之四段 2000年11月15日 北浜健介六段 初優勝 [11]
JT将棋日本シリーズ 21 森内俊之八段 2000年12月10日 谷川浩司九段 初優勝 [12]
NHK杯将棋トーナメント 50 羽生善治五冠 2001年2月26日 久保利明六段 2年ぶり6回目 [13]

女流タイトル戦

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棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
女流王将戦 第22期女流王将 清水市代 2000年5-6月 石橋幸緒女流王将 1-3 清水市代女流三冠 2期ぶり(通算5期・クィーン王将獲得) [14]
女流王位戦 第11期女流王位 清水市代 2000年9-11月 清水市代女流王位 3-0 碓井涼子女流二段 3期連続(通算7期) [15]
倉敷藤花戦 第8期倉敷藤花 清水市代 2000年11月 清水市代倉敷藤花 2-0 矢内理絵子女流三段 7期連続(通算7期) [16]
女流名人位戦 第27期女流名人 斎田晴子 2001年1-2月 中井広恵女流名人 2-3 斎田晴子女流三段 初女流名人 [17]

その他の女流棋戦

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棋戦 優勝者 決勝開催日 準優勝者 備考
鹿島杯女流将棋トーナメント 5 碓井涼子女流二段 2000年9月1日 中井広恵女流名人 初優勝 [18]
レディースオープントーナメント 14 清水市代女流三冠 2000年10月23日 関根紀代子女流四段 3年ぶり6回目 [19]

順位戦

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第59期順位戦(2000年6月 - 2001年3月)

昇級
次期クラス 棋士 成績
A級 藤井猛 B級1組(9勝3敗) [20]
三浦弘行 B級1組(9勝3敗)
B級1組 久保利明 B級2組(9勝1敗) [21]
阿部隆 B級2組(8勝2敗)
B級2組 佐藤秀司 C級1組(8勝2敗) [22]
行方尚史 C級1組(8勝2敗)
C級1組 野月浩貴 C級2組(8勝2敗) [23]
飯塚祐紀 C級2組(8勝2敗)
小林裕士 C級2組(8勝2敗)
降級
次期クラス 棋士 成績
B級1組 島朗 A級(3勝6敗) [24]
田中寅彦 A級(2勝7敗)
B級2組 森雞二 B級1組(4勝8敗) [20]
小林健二 B級1組(3勝9敗)
C級1組 東和男 B級2組(3勝7敗) [21]
有森浩三 B級2組(1勝9敗)
C級2組 桜井昇 C級1組(1勝9敗) [22]
フリークラス 松浦隆一 C級2組(3勝7敗) [23]
神吉宏充 C級2組(2勝8敗)
飯野健二 C級2組(2勝8敗)

竜王ランキング戦

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第13期竜王戦ランキング戦(1999年12月 - 2000年9月)

昇級
次期クラス 棋士 成績
1組 屋敷伸之 2組優勝 [25]
米長邦雄 2組2位
行方尚史 2組3位
2組 畠山成幸 3組優勝 [26]
青野照市 3組2位
深浦康市 3組3位
3組 三浦弘行 4組優勝 [27]
飯塚祐紀 4組2位
豊川孝弘 4組3位
4組 山本真也 5組優勝 [28]
長沼洋 5組2位
野月浩貴 5組3位
堀口一史座 5組3位
5組 田村康介 6組優勝 [29]
沼春雄 6組2位
北浜健介 6組3位
矢倉規広 6組3位
降級
次期クラス 棋士 成績
2組 高橋道雄 1組残留
決定戦敗退
[30]
真田圭一
森雞二
3組 福崎文吾 2組残留
決定戦敗退
[25]
勝浦修
西村一義
4組 加藤一二三 3組残留
決定戦敗退
[26]
土佐浩司
大内延介
5組 児玉孝一 4組残留
決定戦敗退
[27]
佐藤義則
室岡克彦
6組 坪内利幸 5組残留
決定戦敗退
[28]
佐伯昌優
中田章道

将棋大賞

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第28回将棋大賞受賞者[31]

各賞 受賞者 受賞 備考
最優秀棋士賞 羽生善治 3年連続10回目
殊勲賞 丸山忠久
技能賞 藤井猛 2年ぶり2回目
敢闘賞 久保利明
最多対局賞 羽生善治 2年ぶり5回目 89局
最多勝利賞 羽生善治 5年ぶり7回目 68勝
勝率一位賞 羽生善治 5年ぶり7回目 .764
連勝賞 羽生善治 8年ぶり4回目 14連勝
新人賞 山崎隆之
最優秀女流棋士賞 清水市代 2年ぶり9回目
女流棋士賞 斎田晴子
東京記者会賞 有吉道夫
升田幸三賞 三浦弘行 ミレニアム囲い

年度個人成績

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昇段・引退

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昇段(級) 棋士 昇段日 昇段理由
四段 渡辺明 2000年4月1日 第26回奨励会三段リーグ1位 [32]
飯島栄治 2000年4月1日 第26回奨励会三段リーグ2位 [33]
千葉幸生 2000年10月1日 第27回奨励会三段リーグ1位 [34]
上野裕和 2000年10月1日 第27回奨励会三段リーグ2位 [35]
五段 田村康介 2000年9月8日 勝数規定 [36]
野月浩貴 2000年10月10日 勝数規定 [37]
松本佳介 2001年1月26日 勝数規定 [38]
六段 加瀬純一 2000年4月1日 フリークラス規定 [39]
飯田弘之 2000年4月1日 フリークラス規定 [40]
杉本昌隆 2000年7月11日 勝数規定 [41]
木下浩一 2001年2月19日 勝数規定 [42]
七段 三浦弘行 2000年4月1日 順位戦B級1組昇級 [43]
河口俊彦 2000年4月1日 フリークラス規定 [44]
木下晃 2000年4月1日 引退棋士規定 [45]
有森浩三 2000年9月7日 勝数規定 [46]
中川大輔 2000年10月20日 勝数規定 [47]
八段 先崎学 2000年4月1日 順位戦A級昇級 [48]
前田祐司 2000年9月19日 勝数規定 [49]
脇謙二 2000年11月16日 勝数規定 [50]
九段 木村義徳 2000年4月1日 引退棋士規定 [51]
丸山忠久 2000年6月28日 名人1期 [52]
藤井猛 2000年10月1日 竜王2期 [53]
塚田泰明 2000年12月15日 勝数規定 [54]
女流2級 山田朱未 2000年4月1日 女流棋士規定 [55]
北尾まどか 2000年10月1日 女流棋士規定 [56]
女流1級 中倉彰子 2000年4月1日 女流棋士規定 [57]
藤田綾 2000年4月1日 女流棋士規定 [58]
女流初段 早水千紗 2000年4月1日 女流棋士規定 [59]
女流二段 宇治正子 2000年4月1日 女流棋士規定 [60]
横山澄恵 2000年4月1日 女流棋士規定 [61]
船戸陽子 2000年4月1日 女流棋士規定 [62]
高橋和 2000年4月1日 勝敗規定 [63]
女流三段 藤森奈津子 2000年4月1日 女流棋士規定 [64]
山田久美 2000年4月1日 勝数規定 [65]
高群佐知子 2000年6月30日 勝数規定 [66]
女流四段 長沢千和子 2000年4月1日 勝数規定 [67]
谷川治恵 2000年6月28日 勝数規定 [68]
斎田晴子 2001年2月27日 タイトル3期 [69]
女流六段 清水市代 2000年10月1日 クイーン四冠達成により [70]
引退 棋士(最終段位) 最終対局日 引退理由
引退 瀬戸博晴 六段 2000年4月1日 フリークラス規定 [71]
池田修一 六段 2000年8月20日 自主引退 [72]
安恵照剛 七段 2001年3月31日 フリークラス規定 [73]

出典

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  1. ^ 名人戦・順位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  2. ^ 第71期棋聖戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  3. ^ 第41期王位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  4. ^ 第48期王座戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  5. ^ 第13期竜王戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  6. ^ 第50期王将戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  7. ^ 第26期棋王戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  8. ^ 第18回全日本プロトーナメント”. 日本将棋連盟. 2018年6月21日閲覧。
  9. ^ 銀河戦”. 囲碁・将棋チャンネル. 2018年6月3日閲覧。
  10. ^ 第8回 富士通杯 達人戦”. 富士通杯 達人戦中継. 2018年6月19日閲覧。
  11. ^ 第31期新人王戦”. 日本将棋連盟. 2018年6月3日閲覧。
  12. ^ 第21回JT将棋日本シリーズ”. 日本将棋連盟. 2018年6月10日閲覧。
  13. ^ 第50回NHK杯戦”. 日本将棋連盟. 2018年6月10日閲覧。
  14. ^ 第22期 女流王将戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  15. ^ 第11期女流王位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  16. ^ 第8期 大山名人杯倉敷藤花戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  17. ^ 第27期女流プロ名人位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月26日閲覧。
  18. ^ 鹿島杯女流将棋トーナメント【歴代優勝者一覧】”. 日本将棋連盟. 2018年6月3日閲覧。
  19. ^ レディースオープントーナメント【歴代優勝者一覧】”. 日本将棋連盟. 2018年6月3日閲覧。
  20. ^ a b 第59期名人戦・順位戦 B級1組”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
  21. ^ a b 第59期名人戦・順位戦 B級2組”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
  22. ^ a b 第59期名人戦・順位戦 C級1組”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
  23. ^ a b 第59期名人戦・順位戦 C級2組”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
  24. ^ 第59期名人戦・順位戦 七番勝負/A級”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
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  27. ^ a b 第13期竜王戦”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
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  71. ^ 棋士データベース 瀬戸博晴”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
  72. ^ 棋士データベース 池田修一”. 日本将棋連盟. 2018年12月1日閲覧。
  73. ^ 日本将棋連盟からのお知らせ 2001年4月(2001年4月12日時点のアーカイブ)