概要
「俺の意思がなくなる可能性があるとしても、守れる力が得られるならそれでいい」
美波神邏、中学二年生。彼はある事情により、魔族と戦える力を欲し、天界の学園の門をあける。
そして彼は知った。父は英雄、兄は大罪人という事実を。
彼は力のために、父ではなく兄の劣化コピーになることを選ぶ。
最強の男の劣化コピーに。
それが茨の道だとしても、悲劇を招くとしても……
これは美波神邏が深緑の朱雀になる以前の出来事。
本編深緑の朱雀過去編ですが、これ単体で問題ありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『深緑の朱雀』エピソード0! 眠れる朱雀の、在りし日の記憶
本作は『深緑の朱雀』の過去編となります。
しかしながら、これで一つの物語として完成しているため、単体でも楽しめます。
ちなみに私はこの『朱雀の備忘録』を読んでから、本編の方にも興味を持ち、本編も拝読しました。
「本当に外伝?」と思うほど、クオリティの高い一作です。
オススメのポイントは、何と言っても、“魅力的なキャラクター”!
主人公はもちろん、敵も味方も魅力的なキャラクターが多いというのが特徴です!
多くの個性豊かなキャラクターたち。きっとあなたの『好き』が見つかりますよ!
そしてストーリーは少年漫画好きにはたまらない!
友情×努力×勝利! 熱いバトルが楽しめます!
仲間と共に高め合…続きを読む - ★★★ Excellent!!!大切な人を守るために力を得る選択をした、主人公朱雀の成長をご覧あれ
ええと、わたしは大体物語とかは完結したあとにレビューさせていただくのですが、今回は「今しなきゃだめだ!」と何かのセンサーが反応し、衝動のままに書かせていただきました!
これは、作者様の代表作「深緑の朱雀」の外伝となっております。
↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330656868129461
でも、本編を読んでいなくても全然楽しめるのでUターンしないでください~っ!!!
主人公、美波神羅は周りの人に煙りたがられて、常に憎悪の対象。
なぜなら、大罪人と謳われる美波修羅の弟だから。
しかし、彼に表立って嫌がらせをする者はいなかった。
なぜなら、彼の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!四聖獣朱雀になるまで。本編『新緑の朱雀』のエピソード0をぜひ。
このお話は本編『新緑の朱雀』を読んでいるとさらに面白いのかもしれませんが、基本、こっちから入ってもらっても読み進めていけると思います。
本編ではあまり出てこなかった(たぶん)、朱雀覚醒までの経緯が語られていきます。
ちょこっと本文を引っ張ってきます。
『(主人公)美波神邏は煙たがられていた。当時を知らない同い年の子供達はともかく、事情を知っている大人にとっては憎悪の対象だった。
理由はその大罪人、美波修邏の弟だからだ。
だが、表だって嫌がらせはできなかった。
なぜなら彼の父親が英雄だったから。
英雄の父と大罪人の兄を持つ複雑な家系環境を美波神邏はもっていたのだ。』…続きを読む