The SiX BULLETSのセカンド・ミニ・アルバムから1曲をフリー・ダウンロード!
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(ダウンロード期間 : 11月8日まで)
The SiX BULLETS / 僕らの音楽
10代の初期衝動を持ち続けたまま剥き出しの心で吐き出すTHE SiX BULLETSのセカンド・ミニ・アルバム『僕らの音楽』が完成!「どうせ僕なんて世界に必要ないし」という歌詞で始まる「さよなら現実世界」等、胸を突くようなタイトルが印象的。フリー・ダウンロードは期間限定なのでお早めに!
【トラック・リスト】
01.さよなら現実世界 / 02. マザーグース / 03. 大きな世界樹の下で / 04. 汽車に乗って
05. 僕らの音楽 / 06. スタンドバイミー
どうせ僕なんて世界には必要ないし
「ドント・トラスト・オーバー・サーティ」。30歳を過ぎた奴の言う事は信じるな、というロック界で言い伝えられてきた警告だ。この言い付けを守る為に、若者はドラッグや酒に溺れ30歳になる前に死のうとした。けれど、たまたま体が丈夫であったり、大切な人が出来たりして、大抵は30歳を超えて年をとってゆく。
ということを、みうらじゅんが語っていた。なぜ30歳なのだろうか? その文章を読んだ10代の頃にはわからなかったが、手を伸ばせば30代が爪先に触れる20代後半に突入した今、その理由がよくわかる。10代に「自分は何者なのか? 」という、降って湧いてきた疑問が衝動に成長し、がむしゃらにもがいた20代前半。「自分は自分でしかなかった」と気付く20代後半。30代は衝動の賞味期限なのではないだろうか。
今回紹介するTHE SIX BULLETSの音楽には10代の私が抱いた初期衝動がそのまま詰まっている。自分の存在を探り確かめるように音楽を鳴らしているのだ。自分達が気持ちよいと思う音を思う存分に鳴らし、ぐっと来るメロディを信じ、そこに意志の強い言葉を乗せる。勢いだけではなく、音の一つ一つに息吹を与えていく丁寧さも窺える。嘘がどこにも見当たらないこの作品を、彼らは「自分達の分身」とさえ断言できるだろう。
「どうせ僕なんて世界には必要ないし」という歌詞で始まる彼らのセカンド・ミニ・アルバム『僕らの音楽』。一曲目のタイトルは「さよなら現実世界」。その後、何度も「世界」という言葉が繰り返されている。「大きな世界樹の下で」では「怪物」「賢者」「勇者」「魔法」とRPGのキーワードが多数登場するのだが、その「賢者」は数学が苦手だし、「勇者」の武器は傘。まるで小学生達が、校庭でドラゴンクエストごっこをしているかのような、微笑ましさのある歌詞だ。しかしそれを歌う西島衛(Vo、G)の声は穏やかなものではない。「怪物」は現実であり、音楽は「魔法」。武器は傘ではなく楽器。彼らは現実、世界、時代に対して、音楽でどう訴えかけることができるのかを模索し、戦っている。
そんな真っすぐな彼らの音楽は、大人になることを享受し始めていた私にとって、最初は眩しくて直視することができなかった。でも目を細めながら聞き進めてゆくと、血沸き肉躍る、抑えの効かない逸る気持ちが湧きあがってくる。そうか、大人しい大人になる必要はないんだ。「ドント・トラスト・オーバー・サーティ」なんて古い言葉よりも、彼らの直情的な音楽が与えてくれる熱を信じよう。真っすぐな言葉と真剣な気持ちは必ず誰かの胸を刺す。『僕らの音楽』は多くの人に衝動を呼び起こさせる作品だ。そして衝動は行動のきっかけに過ぎない。彼らの衝動から生まれた今作『僕らの音楽』の先にはどんな音楽が鳴るのか、次の作品が楽しみだ。(text by 水嶋美和)
THE SiX BULLETS LIVE INFORMATION
2011年10月08日(土)@京都VOX HALL
2011年10月15日(土)@京都西院OHH-LA-LA
2011年10月17日(月)@心斎橋FANJ
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PROFILE
THE SiX BULLETS
西島衛 (Vo、G)
Ryohei Iwaki (B、Cho)
小鳥 (Gt、Cho)
深田和良 (Dr、Cho)
ロックってよく分かりませんけど、多分僕らすごくかっこいいロック・バンドです。京都でくすぶり続けて早50年、そろそろ本気を出そうと思うんです。そうだな、分かりやすく言えば、ポール・ウェラーとプライマル・スクリームを足して2で割った感じ、かな。こういうプロフィールはあまり好感が持てないなと自分達でも思います。ですから、是非ライヴに来て一緒にはしゃいで踊りましょう。実際会ってみたら意外と良いヤツ、みたいな事ってあるでしょう? だから人生は素晴らしい。そして、音楽も素晴らしい。踊れるリズムと伝えたいメッセージがあるなんて、なんて素晴らしい事なんでしょ。