でんぱ組.incさんと最上もがさんの話
最上もがさんが、でんぱ組.incが、大好きだという話をしたい。
私はでんぱ組.incが大好きだ。
メンバーも好き、楽曲も好き、ライブも好き、衣装も、MVも、プロデューサーも、もう全部好きだ。
初めてW.W.Dを聞いた時の衝撃は忘れない。
ヒャダイン大先生作詞作曲の自己紹介エピソードソング。でんぱ組.incの代表曲だ。負け組だった、全く別の人生を送ってきた少女たちが、何らかの縁で出会い、マイナスから這い上がろうと踏ん張っている姿を描いている。ひとりひとりのソロの歌割や台詞があって、“6人”じゃないと絶対に歌えない歌になっている。
でんぱ組.incにとって大切な曲で、1月の武道館でも1曲目に披露されるなどした。
マイナスからのスタートなめんな!
そう、力強く歌う相沢梨紗さんに励まされた人はどれだけいるだろう。
地の底でうごめいてたんだ どん底も経験してんだ
夢を見たっていいじゃん 見返してやるし
我らの名前は でんぱ組.inc!!!!!!!!!!!!!!!
弱い人が強くあろうとする姿はなんて美しさよ。
みりん りさ ねむ えい もが ピンキー
6つの光をいま ひとつに
“6人”じゃないと絶対に歌えないこの歌が、大っ好きだ。
そしてこの楽曲の続編のW.W.DⅡ。こちらもヒャダイン大先生によるもの。
この曲には
なんでみんな逃げ回ってんの
本音で話し合ったらいいじゃん
ケンカをして泣けばいいじゃん
もう逃げるのはやめにしよう
この6人だから這い上がれたんだ
絶対 絶対 誰も欠けちゃいけないんだ
という歌詞があって。でんぱ組.incはほんとにこんな感じのグループなんですよ。
例えばピンキーがメンバーに相談せず大胆に髪を切ってもがちゃんがインスタにブチギレ投稿をするとかあったけど。私はそういう大胆な喧嘩をできるのも信頼の現れだと思ってて。
でんぱ組.incは百合営業なんかできるような器用なグループではなくって。しょっちゅう意見分かれて喧嘩して泣いて…ってやってたけど、それができたのはメンバーがお互いを信頼し合ってたからなんだよ。意見が分かれることはあるけど、「でんぱ組.incが好き」っていうメンバーひとりひとりの気持ちは本物だったんだよ。
少なくとも私は今年の1月20日に開催された日本武道館でのライブでそう感じた。
6人のでんぱ組.incがほんとうに好きだった。
最上もがちゃんが大好きだった。
一番顔整ってる癖にライブの時は汗で一番顔面ぐっちゃぐちゃにしてるもがちゃんが大好きだった。
本当はグラビアはやりたくないけどそれででんぱ組.incに貢献できるなら、と無理してグラビアも頑張るもがちゃんが大好きだった。
金髪ショートもぶっちゃけやめたいけどでんぱ組.incのバランスを保つためにやめないもがちゃんが大好きだった。
同時に加入したピンキーとイチャイチャするもがちゃんが大好きだった。
でんぱ組.incのことを「面白集団」と形容するもがちゃんが大好きだった。
最上もがちゃんが、大好きだった。
そして、もがちゃんは、でんぱ組.incが大好きだった。
ファンの方やアンチやその他のよくわからん人に不仲とか言われるけど、寄せ集めグループではじめから仲良い人達っているのですか?ほぼ5年、ほとんど一緒の時間を過ごして、苦悩を共にしていざこざがあっても、少なくともぼくはあなたたちよりメンバーのことよーく知ってるし大好きですよ。今も昔も。
— 最上もが (@mogatanpe) 2017年7月4日
自分が全部正しいなんて思ってないし、間違ったこともしてしまった。何か衝突があったらお互い謝って解決したり、直さなきゃと思って必死になりました。傷つき傷つけられ、なんで言っちゃったんだろうって思う。そして、揚げ足取るのはいつも知り合いでもない無関係なファンもどきの人。
— 最上もが (@mogatanpe) 2017年7月4日
メンバーのこと、そんじょそこらのよーわからんやつに悪口とか批判されるのが一番腹立つよ。みんなは誰とも喧嘩しないの?わかり合おうともしないのですか?それを一方的に誰かのせいにして責めるのはさぞ、楽でしょうが、傷つく人がいることを忘れないで欲しいです。誰かだけが悪いことなんてないよ。
— 最上もが (@mogatanpe) 2017年7月4日
でんぱ組として過ごした日々は自分の人生にとって、とても大事な時間であり、大事な存在です。
だからこそこれからもでんぱ組を続けていきたいし、またステージに立ちたいです。いままでの気持ちとこれからの気持ち。|でんぱ組.inc 最上もがオフィシャルブログ「もがたんぺぺぺ」Powered by Ameba
また6人でステージに立ちたいという気持ち、メンバーのことを好きな気持ち、何1つ変わってはいない
でんぱ組.incを脱退しました。|でんぱ組.inc 最上もがオフィシャルブログ「もがたんぺぺぺ」Powered by Ameba
それなのに。
でんぱ組.incを好きでも何でもない「大衆」が、面白がって不仲とか言って騒ぎ立てるから。「大衆」が、面白がって人の心を弄ぶから。もがちゃんは心を壊してしまった。
関係ない人が好き勝手言わないでよ。でんぱ組.incのことなんか何にも知らないくせに。
もがちゃんは随分前からメンバーをフォローしてなかったのに「最上もががメンバー即リムして爆笑」みたいなツイートがバズってたり、まとめサイトが面白おかしく不仲説を提唱していたり、ほんとうにやるせない。
メンバーもオタクももがちゃんが大好きで、もがちゃんもメンバーもオタクも大好きで。それだけなら平和な世界だったのに。全然関係ない第三者が面白半分な悪意のせいで。
返してよ。
私の、私たちの、でんぱ組.incの、最上もがちゃんを返してよ。
弱いけれど、人を信じて、好きになって、一生懸命頑張っていたのに。
関係ない人、「大衆」のせいで“6人”のでんぱ組.incがこんな形で終わってしまってほんとうに悲しい。
きっともがちゃんも5人も悩みに悩みぬいて出した結論だと思うから軽々しく「やめないで~」なんて言えない。6人が出した結論なら私はそれを肯定し甘んじて受け入れたい。ただただ、悲しい。やるせない。もう2度と6人のWWD、WWD2、WWDBESTを見れないと思うとどうすればいいのかわからない。もうここ数日喪失感が凄まじくてまともに眠れていない。なんで、なんでこんなことになっちゃったんだろう。
有名人を「人間」として捉えず「コンテンツ」として扱う大衆心理はほんとうに恐ろしい。
悲しいけれど、最上もがさんの件はきっともう仕方ない。今更あれこれ言ってももう帰ってこない。
だから、せめて。
関係ない他人の悪意で辛い想いをする人が、ひとりでも減ればいいのにな、と祈るのだった。
あのね 終わりなんてこないって 笑ってあげる
終わりなんて、こないと信じていたのにな。
以上です。