『フラッグシップ機の名は伊達ではなかったです』 CANON EOS 7D Mark II ボディ 早坂明さんのレビュー・評価

【デザイン】
　「これぞレフ機です」というデザインで嫌いではありません。

【画質】
　日中屋外での撮影では問題のない画質です。

【操作性】
　ダイヤルをグリグリ回して項目のカーソルを移動させる感覚がとても良いです。メニューは「AIサーボAF」の項目が、私では使い切れないほど細かく設定できます。

【バッテリー】
　90Dに比べると持ちは少し悪いと感じました。

【携帯性】
　90Dに比べるとずっしりとくる重さです。

【機能性】
　GPSが内蔵されているため、位置情報の取得にスマホとのペアリング作業をしなくてよいので便利です。Wi-Fi機能が非搭載ですが、スマホなどへのデータの取り込みはカードリーダーを使用すればよいだけなので困りません。CFカードとSDカードのダブルスロット機なので大事な撮影の時は同時書き込みにして使用しています。

【液晶】
　可動しないのでハイアングルやローアングルでライブビュー撮影するときは困りますが、そういったシチュエーションの撮影では90Dを使用するので困っていません。

【ホールド感】
　肉厚なので手の小さな私には少しホールドしにくいです。

【総評】
　当初は修理中の90Dのサブ機的な位置付けで中古購入しましたが、ファインダー倍率も1倍と大きく、CFカードを使用すれば高速連写時でも連写持続時間が恐ろしいほど長いので、最近は自衛隊の航空祭には欠かす事のできないカメラとして航空祭ではメイン機の座に昇格しました。
　画素数が2020万とトリミングを多用する私には少し不足気味ですが、発売時期を考えると妥当な画素数だと思います。
　さすがキャノンのAPS-Cセンサーカメラのフラッグシップ機として発売された機種です。
　2023年8月現在、このカメラの正統な後継レフ機が発売されないのが残念です。