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【読書感想】わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―

 

橋本翔太さんの

わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―

を紹介します。

 

要約:自分で自分を助ける以外に本当の解決はない

あなたの悩みには、あなたを守るメリットが隠されている

 

幼い脳は自分を守ってくれる存在を心の中に生み出す

 

解決するには、もうひとりの自分と対話する

 

ワーカーホリック(仕事中毒)は傷つくのが怖い

 

忙しくしていれば・・・

  • 自分の内面と向き合わなくて済む
  • 自分の本当の実力を自覚しなくて済む
  • 孤独を受け入れなくて済む
  • 夢を実現できない恥ずかしさや情けなさを感じずに済む
  • 理想の自分像を壊さなくて済む

 

「忙しくない自分には価値がない」という潜在意識から、

「何かやんなきゃ!」と常に予定を詰め込み、

「時間がない!」と自分を納得させる。

このように自分の心が傷つかないように守っている。

 

経済的な問題はないのにFIRE卒業をしてしまう人がいるのは、傷つきたくないという潜在意識が働いた結果かもしれません。

 

仕事中毒 - Wikipedia

 

著者提唱の「ナイトくんワーク」をやってみた

客観視しやすくするため、感情・心の防衛反応に名前を付ける

 

「暴言暴力の記憶」と命名

 

質問1:どうして嫌な気分になるの?

暴力を振るったのに刑事罰を課せられていなくて腹が立つ

 

質問2:あなたのミッションはなんなの?

同じ被害に遭わないこと

 

質問3:そのミッションをやめたら、私はどうなると思っているの?

軽い人間になってしまう

 

労い、成長を伝え、今後もよろしくと伝える

今はブラック職場を辞めて立派な無職として一人暮らししている

おかげで終わらせる力を手にすることができました

 

「ナイトくんワーク」の感想

正直、うまくできた気はしません。

しかし間違っていたとしても、感情のラべリングでモヤモヤとした気持ちを認知できるようになります。

一度アウトプットできれば、後で訂正するのも容易です。

感情が見える化すれば、モヤモヤを放置したままよりも対処がずっと楽になります。

 

ミュンヒハウゼン症候群

 

潜在意識の中では、自分は幸せになってはいけない、と思っているのかなと感じました。

可哀想な自分が好きだから、あえて不幸な道を選ぶとなるとミュンヒハウゼン症候群という見方もできます。

 

ミュンヒハウゼン症候群 - Wikipedia

 

 

「ナイトくんワーク」について、著者の橋本翔太さんが語っています。

↓ ↓ ↓

ddnavi.com

 

橋本翔太さんの公式動画も参考になります。

↓ ↓ ↓

 

 

 

感想

私は「ナイトくん = インナーチャイルド」なのかなと思いました。

しかし著者は、インナーチャイルドという言葉は好まないと発言しています。

捉え方は人それぞれ、自分で納得できる解釈をするのがよいでしょう。

 

インナーチャイルドとは | 日本インストラクター技術協会【JIA】

 

自分の内面を擬人化するのは分かりやすい

  • 自分の感情を擬人化する
  • 自分の独り言に人格を与える
  • 自分の感情にラべリングする

 

「ナイトくんワーク」は、自分を強制的に客観視・メタ認知できる点で優れていると感じました。

 

メタ認知 - Wikipedia

 

今まで得た知識や経験が繋がっていく感覚

本書に書いてある通り、私にももうひとりの自分がいます。

その多くは幼少期のつらい経験から生み出されるそうです。

本書の著者に自分の心を見透かされた気分になりました(笑)

 

sansan-rougo.hatenablog.com

 

気持ちをラべリングすることで対話できるようになる、というのはFBI交渉術の本でも出てきました。

sansan-rougo.hatenablog.com

 

私が囚人のように性格が変わってしまったのも、ブラック職場から自分を守るための防衛反応でした。

sansan-rougo.hatenablog.com

 

私は「話しかけるなオーラ」というメンタル護身術を使っています。

これも心の防衛ですね。

ただし、これは潜在意識ではなく顕在意識でやっています。

sansan-rougo.hatenablog.com

 

実家がゴミ屋敷だったからミニマリストになった

2020年に賞味期限2014年のチーズが出てきた、そんなゴミ屋敷でした。

嫌な記憶を思い出させないための心の防衛反応でミニマリストになったのだと自覚できました。

 

sansan-rougo.hatenablog.com

 

不謹慎だけど、本の目次を見ただけでワクワクした

 

重いテーマの本ですが、ワクワクしてしまいました。

旅行の準備をしているときのワクワクと似ている、と言ったら分かりやすいでしょうか。

この本を読むことで精神世界の旅に行けると思ったのです。

 

「わーい、認知行動療法の旅だ♪」

 

家から一歩も出ず、目を閉じた状態でも旅行って行けるんですね。

私はずっと昔から精神世界の旅をしてきたことを、この本で自覚できました。

 

 

お題「泣ける本を紹介してください。」 

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