上越新幹線の終着駅となる新潟駅は、法令指定都市・新潟市の中枢として機能する駅です。上越新幹線のほかに信越本線、白新線、越後線といった在来線が乗り入れており、蒸気機関車牽引による臨時列車「SLばんえつ物語」の始発駅にもなっています。駅前には市内各所へ向かうバスターミナルがあり、特に通勤通学時間帯は活気にあふれています。
駅ナカには、新幹線と在来線のホームを囲むようにして商業施設CoCoLo新潟があり、土産物店をはじめとして、生鮮食品店、飲食店、医療機関、保育施設など、さまざまなテナントが軒を連ねています。観光客だけでなく、地元に住んでいる方にとっても便利な施設です。駅周辺を見渡すと、万代(ばんだい)口から徒歩10分ほどの場所に、新潟伊勢丹、ビルボードプレイス、ラブラ万代などの商業施設が集まっています。また、南口から5分ほど歩くとドン・キホーテ、車で15分ほどのところには大型のショッピングセンターもあります。
新潟駅から徒歩圏内にある新潟市立図書館・ほんぽーと中央図書館のほか、車で12分ほどの新潟県立図書館、新潟県立自然科学館、新潟市鳥屋野総合体育館(プール有)など、駅近辺は学びの施設も充実しています。毎年8月上旬に開催される新潟まつりでは、水上みこし渡御や花火、民謡流しなどが催され、駅前から萬代橋を通り、芸妓の街・古町へと続くメインストリート征谷小路(まさやこうじ)を舞台に開催される民謡流しには大勢が参加し、華やかです。
デンカビッグスワンスタジアムやHARD OFF ECOスタジアム新潟で、サッカーJ1リーグのアルビレックス新潟のホームゲームをはじめとするイベントが開催される日は、新潟駅南口のバスターミナルからシャトルバスが運行されます(片道約15分)が、スタジアムまでの道のりを50分ほどかけて歩く人も多くみられます。桜の季節は、通り道になっている鳥屋野潟沿の桜並木を眺めながら歩くのもおすすめです。
新潟市は在来線の線路によって、万代口方面の「駅前」エリアと南口方面の「駅南(えきなん)」エリアに分断されていますが、現在、在来線の線路の高架工事が大規模に行われています。高架工事が完了すれば、駅前エリアと駅南エリアのアクセスがさらに良好になります。
北陸有数の都市・新潟は、経済、流通の面で下越地方の重要な拠点となっています。