昨夏のパリ五輪で日本選手団の躍進が熱狂を生んだ。海外開催では過去最多となる金メダル20個を獲得。北口榛花(26)=旭川東高出=は陸上女子やり投げで、加納虹輝(27)はフェンシング男子エペ個人で、ともに金メダルを獲得し、世代を代表する選手に成長した。同学年で同じJAL所属。今年も世界選手権での活躍を誓い、2028年ロサンゼルス五輪へとつなげていく。
――パリ五輪では、ともに日本勢で史上初となる快挙を達成した。
北口 (拠点の)チェコで(加納の試合を)テレビで見ていて大興奮。一観客として楽しませてもらったが、大変だっただろうなと思う。海外選手とは体格差があって、動きも違う。加納君のフェンシングがあるんじゃないかと思うぐらい、自分だけのスタイルが確立されて見えた。
加納 合っています(笑)。実際にそういうのはすごくある。きたぐっちゃん(北口)も順風満帆に見えていろいろ大変だったと聞いた。それでもほぼ負けずにシーズンを過ごすのはあり得ない。本当に尊敬している。
北口 陸上は限られた種目でしか日本人がメダルを取れていない。私が金メダルを取ったことで、自分たちもと勢いが出れば。日本人は厳しいと言われる種目でも諦めずに上を目指してほしい。
きたぐち・はるか 1998年旭川市生まれ。旭川東高1年でやり投げを始め、2015年世界ユース選手権優勝。21年東京五輪12位。世界選手権は22年3位で日本女子投てき選手初メダル、23年初制覇。24年パリ五輪でマラソン以外では日本陸上女子初の金メダル。自己ベスト67メートル38は日本記録。日大出。179センチ。26歳。JAL。
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