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(上)「売れるロケット」価格競う
20年にコスト半減狙う
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三菱重工業は18日、国産大型ロケット「H2A」で、初めて海外衛星の打ち上げに成功した。悲願の海外進出へ一歩踏み出した形だが、実績では欧米・ロシア企業に及ばず、受注価格に直結する打ち上げコストも割高なままだ。日本の宇宙産業は世界の関門にどう挑むのか。三菱重工などの取り組みを探る。
電卓並みの能力
「H2Aを制御するCPU(中央演算処理装置)の能力は電卓と同程度。にもかかわらず価格は一般品の数千倍にな...