島根の一畑電車、来年3月に運賃10%上げへ 通勤定期も
島根県の松江市と出雲市を結ぶ一畑電車(出雲市)は、運賃の値上げを国土交通省中国運輸局に申請した。認可されれば、2025年3月から普通旅客運賃と通勤用の定期券がそれぞれ10%程度値上げとなる。通学用の定期券は据え置く。
普通運賃の初乗りは現行の170円から190円になる。松江しんじ湖温泉から電鉄出雲市までの運賃は700円から770円、通勤定期(1カ月)は2万1920円から2万4120円となる。
運賃値上げは消費税の改定時を除くと1995年12月以来、約30年ぶり。同社は値上げの理由について、燃料費の高騰に加えて乗務員確保へ待遇改善が必要なためと説明している。
原材料価格や物流費の高騰を受け、食品やサービス、電気・ガスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。