イオン、倉庫公開で買いだめ防止へ 「在庫は十分」
緊急事態宣言の発令に対応
イオンは7日午前、1都3県を対象とする緊急事態宣言の再発令を前に、千葉県内にある物流拠点を報道陣に公開した。2020年春の新型コロナウイルス感染「第1波」では消費者の買いだめによって店頭で欠品が相次いだことを踏まえ、今回はカップ麺など一部商品で在庫量を通常の2倍に積み増した。十分な在庫があることを示し、買いだめ抑制につなげる狙いがある。
イオン北関東RDC(千葉県野田市)を公開した。イオンでは20年6月から計画的に在庫を積み増している。現在、全国のイオングループでカップ麺やレトルト食品、乾燥パスタといった食品や、トイレットペーパーにマスク、消毒液といった衛生用品では通常時に比べて2倍の在庫を確保しているという。イオントップバリュ(千葉市)の横山憲男副社長は「在庫は十分にある。心配せずに買い物をしてもらいたい」と述べた。
20年2月末に政府が小中高校の一斉休校を要請するとカップ麺やレトルト食品、トイレットペーパーなどを中心に買いだめが一定期間続いた。7日に出される予定の緊急事態宣言では一斉休校までは求めない。横山氏は「前回は昼食関連で買いだめが起きたが、今回は起こらないのではないか」と語った。
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