就労ゆがめる「昭和の遺制」 年金、壁生む根本素通り
就労ゆがめる「昭和の遺制」 年金、壁生む根本素通り
昭和の遺物のような制度なのに今回の改正でもメスは入りそうにない。会社員や公務員に扶養される配偶者が保険料を自ら納付せずに国民年金をもらえる「第3号被保険者制度」のことである。
人手不足が強まる日本で「年収の壁」が注目を集めている。もっと働きたいのに、保険料の負担で世帯の手取りが減らないように就労時間を抑える問題だ。「働き損」と批判する声も多い。
こんな壁が生まれた根本原因は第3号被保険者制度にあ…