大相撲初場所13日目(24日、両国国技館)NHKでテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(56)=元小結=が12日目に大関琴桜(27)が尊富士(25)に突き落とされて、7敗目を喫した一番を振り返った。
左上手の尊富士に対し、琴桜は右下手を引く。寄りに後退した土俵際で右から投げを打って体勢を入れ替えた。ここで足がそろい、右で押した相手のパワーに吹っ飛んだ。決まり手は突き落としだが、押し倒されたような惨敗だった。
舞の海氏は「多少崩れることはあるかなと思ったんですけど、これ程崩れるとは思ってもいませんでした」と驚いていた。
舞の海 秀平(まいのうみ・しゅうへい)本名・長尾秀平。昭和43(1968)年2月17日生まれ、青森県出身。木造高―日大を経て平成2年、出羽海部屋に入門。同年夏場所幕下付け出しデビュー。3年春場所新十両。同年秋場所新入幕。最高位は小結。幕内通算241勝287敗12休、技能賞5度。11年九州場所で引退。