AIとの対話、そして原点へ
ソロ・デビュー20周年を迎えたKREVAが、10枚目のアルバム『Project K』をリリースした。“Back to Basics”として原点回帰を意識しつつ、AIをふんだんに活用したその制作手法を、KREVA自身へのインタビューから解き明かしていこう。
“Box in Box”であり“Be I Be”
──最新作『Project K』を一聴して、ラップの力強さはもちろん、音の良さをとても感じました。ご自身で体感はありますか?
KREVA ミックスで渡すファイルの段階で、ディレイやリバーブなどの細かい所まで作り込んでから渡したので、ミックスから戻ってきたときのずれが少ない分、研ぎ澄まされて今までよりも音が良くなっているんじゃないかなと思います。
──収録曲には、以前のMonday Night Studioと現在のStudio B.i.B.のそれぞれで録られたものがありますね。
KREVA 既発の曲はほとんど以前のスタジオで作っていました。「No Limit」は、前のスタジオでほぼできていて、フィニッシュ・ワークだけ新しいスタジオでやりました。
──ちなみに“Studio B.i.B.”という名前の由来は何なのですか?
KREVA “Box in Box”ということと、“自分であれ”っていう“Be I Be”です。
──音が良くなったことは、スタジオや機材が変わった影響もありそうですか?
KREVA それもあると思います。オーディオI/OをUNIVERSAL AUDIO Apollo X6|Gen 2に変えたら解像度が上がって、より音が見えてくる実感がありましたし、UAD Consoleでゲイン設定が数値で見られるから歌を録るのもすごく楽になりました。ライブ用にApollo Twinを使っているのもあって選んだんですけど、それ以上のメリットがあったと思います。
──制作環境については昨年10月発売の『KREVA 20th Anniversary Book KRECIPE』(小社刊ムック)でもお話しいただきましたが、その後変化はありましたか?
KREVA 『KRECIPE』の取材の頃はモニター・スピーカーにNEUMANN KH 120 Ⅱを使っていましたが、IK MULTIMEDIA iLoud Precision MTMも買って、KH 120 Ⅱの外に置いています。特にiLoud Precision MTMが調子良くて。作業の後半はメインでiLoud Precision MTMを鳴らして、たまにKH 120 Ⅱでチェックしていました。一歩外にスピーカーを置いたことで物理的にも音の広がりが感じられるようになったし、低音感がよりキャッチしやすくなって、ミックスの最終確認がしやすかったです。
──APPLE Macを新調したとも伺いました。
KREVA そうですね。相変わらずAVID Pro ToolsとABLETON Liveを行き来して作業をしていますが、新しいAPPLE Mac Studioでは立ち上がるスピードが段違いに速くなって、どちらのDAWも立ち上げっぱなしでも作業中にMacが落ちることは全くありません。
──楽器やマイクに変化はありましたか?
KREVA シンセサイザーや外のもの(ハードウェア)は排除して、コンピューターの中だけでやりました。マイクは、今回“Back to Basics”というのが頭にあったので、AKG C12VRでビンテージ的な音を狙ってみようともしたんですけど、結局BLUE MICROPHONES Kiwiに戻しました。
──現在のスタジオは、3畳ほどの防音室を事務所に構えているのですよね?
KREVA そうです。広くはないので、外に置いてある機材から必要なものだけ持って入る感じです。デビュー当時は録って編集することまで頭が回っていなかったけど今はできるし、狭い環境でもできるとすごく感じていて、そこにチャレンジしています。でも“サンレコの取材で何人来ても大丈夫”ぐらいのスタジオを構えられるように、ここからまたのし上がっていくぜ、みたいな気持ちも少しあります。
“外から見た和”を出す作業
──作品前半は激しいトラックでラップをガッツリ聴かせる曲が多いですね。「No Limit」の攻撃力のあるシンセは何を?
KREVA 12年前ぐらいに買った、ハードウェア・シンセでもプラグインでもあるような機材のプリセットを使っています。全然使ってなかったから、スタジオの引っ越しのタイミングで手放そうかなと思って立ち上げたら、めちゃくちゃかっこ良くて。そのまま一気に作りました。
──ハイハットのベロシティの具合も気持ち良いですが、どのように作りましたか?
KREVA 手動で打ち込んで、ディレイをかけています。ディレイは間違えてかけたんですけど、そしたらハイハットが飛び出してきて“これじゃない?”って感じでした。
──そのディレイは何を使いましたか?
KREVA WAVES H-Delayだったと思います。リバーブ、ディレイは今まで以上に選んで使ってるんですけど、いざ別のスタジオでのミックスでここにディレイをかけたいっていうときにH-Delayは大体どのスタジオにもあるので、それなら最初から使っておこうって気持ちもあります。
──前半の曲でポイントになった音作りの手法はありますか?
KREVA 「ラッセーラ」と「IWAOU」、それからKing & Princeに提供した「ichiban」の3曲は作り方がほぼ同じで。和物のサンプル・ライブラリーの箏、三味線、尺八とかを使って、少しブレイクビーツを混ぜた今っぽいトラップのドラムを合わせています。この3曲はNATIVE INSTRUMENTS Massive Xのプリセットも必ず使っています。
──和楽器のサンプルはどういったものなんですか?
KREVA 海外のサンプルを売っているサイトで買ったもので、簡単に手に入ると思います。レコードを結構ディグっていた頃に、海外の人が日本に来て和楽器を録るとか、逆に日本の人が海外で現地の楽器を録るとか、外の視点が入って編集されたものは素材としてすごく使いやすいというのが実感としてあって。だから買っておこうと思いました。
──和楽器の響きなのに粘りがあるような響きも面白いと思っていました。
KREVA “和”に合わせて素材をそのまま使うと、日本人や日本で暮らしている人にはどうしても見えてしまう景色があると思うんです。そうならないけど和を感じられるように“洋”の楽器に“和”の楽器を合わせて“外から見た和”を出す作業をしました。例えば「IWAOU」だと、使いたいギター・リフとフレーズや譜割が似ている尺八や三味線のサンプルを見つけて、サンプルを切ったり伸ばしたり縮めたりして同じようなフレーズにしてからユニゾンで鳴らしています。「ラッセーラ」のイントロでは三味線に少しディストーションをかけてギターみたいに鳴らしたり。そういうことをしました。
64個でチョップ&フリップ
──後半は奇麗な音色でメロディアスな曲が多いですね。
KREVA 特に「Knock」と「次会う時」はサンプリングして、チョップ(分割)&フリップ(再構築)しています。最近それをやっている人があまりいないので、しっかりやりたいなと思ってトライした曲です。今まで以上にうまくできたかなと思いますね。
──どのように“うまく”いったのですか?
KREVA AKAI PROFESSIONAL MPC3000を買って30年近くたってるし、その間もMPCを買ってきて、途中でNATIVE INSTRUMENTS Maschineを導入して“良いサンプルを見つけたらチョップ&フリップして16個のパッドに分ける”って発想に支配されてきたんです。でも最近はABLETON PushとかDJ TECHTOOLS MIDI Fighter 64とか、64個のパッドやボタンがある“16の4倍”の考え方が出てきてるから、それでサンプルをチョップ&フリップして、今までより細かく切るけど同じ感覚で料理するというのがうまくできました。今までだったらもう少し淡白になっていた所も、細かく切ることで展開が付けやすくなったり、表情を変えやすくなったりしたかなと思います。
──構築のバリエーションが増えるようなイメージですか?
KREVA そうですね、まさに。
──従来のヒップホップ・マナーに則りつつ、今のサウンドを感じさせる仕上がりになっているように思います。
KREVA ドラムの鳴りに関しては、レコードからサンプリングしたような“ブレイクビーツ鳴り”がすごく好きなんですけど、ちょっと物足りなさを感じる部分もあるのは間違いないので、今っぽい鳴りが出せるように意識していました。
──今っぽい鳴りにするのはどのように?
KREVA ブレイクビーツだと、低域を切るとレコードに入ってる良い部分もなくなっちゃうのでその発想がなかったんですけど、今は例えばスネアの要らない低域はバッサリ切ってローはローに任せるとか、ハイハットも本当に高域のほうだけ残すとか、そういうメリハリをつけるように今までより気をつけているかもしれないです。そうすることでブレイクビーツを入れたときもよく引き立つのかなと思います。
──「Knock」の歌詞はサンレコ読者におなじみの言葉がたくさん出てきます。
KREVA 歌詞に困っているときに“目に映るものすべてがヒントである”みたいなことを本で読んで、それを実践した感じです。普通の人からしたら“コンプでまとめる”って考え方とか、グルー・コンプレッサーの“グルー”って言葉もなじみがないかなって。だから、このうまいこと言ってる感は、コンピューター・ベースで音楽を作っている人やサンレコ読者の皆さんならより分かってくれると思います。
12人分のコーラスを1人で作れる
──そしてぜひAI活用の話を伺いたいです。
KREVA 今回は本当にAIにお世話になりました。これから法律が改正されたり、制度が整ったりしていくと思うけど、今は過渡期で、いろんなサイトでいろんなものを作り出せるようになっていて面白いから、今のうちにやっておこうと思ってひたすら使いました。みんな探り探りの状態だから、思い切り使っていきました。
──サンプリングが手法として出てきたばかりのような感覚に近そうですね。
KREVA 世の中がイメージするような、例えばレポート課題を全部コピペで提出、みたいな使い方は考えなかったですけど、こんなものが欲しいっていうのを提示して出してもらって、手直しを加えたものをサンプリングしたら、それはもうほぼ俺が作ってるということなんじゃないだろうかと思ったので相当使いましたね。
──具体的にどの曲のどこの部分で?
KREVA 例えば「口から今、心。」でオールドスクール・ヒップホップのラップをサンプリングしたようなフレーズが入ってるんですけど、そこはBACHLOGICから“ここに(声ネタの)サンプルを入れたいです。KREVAさんの歌詞で合うフレーズのものがあればそれでもいいです”と話が来て、自分の過去の楽曲を全部見返して合う歌詞を探したんですけど、一度オールドスクール・ヒップホップの曲がサンプリングされた歌詞を聴くとその耳になっちゃってるから、AIに“このくらいの年代のこういう感じのラップで”とプロンプトを書いて、「口から今、心。」をAIに英訳してもらったフレーズを使ってくださいというのもプロンプトに入れてひたすらやって。BACHLOGICがそれに良い具合に手を加えてくれて入れられたのは1つの成功例でした。フレーバーとして声ネタを入れたいときに、権利を気にせず、しかも言ってほしいことをこちらで指定できる。どんな曲が出てくるかはプロンプトの書き方次第で変わるのでガチャ要素はありますけど、粘り強くやればたどり着けるのが分かったのは大きいです。
──ほかの曲でも使いましたか?
KREVA そのフレーズが成功したので、「IWAOU」も同じ感覚で、歌詞は指定しないでプロンプトを打っていたら“I Break Free and Celebrate!”っていうフレーズが出てきて“ヤバっ!”と思って。その歌詞を曲のテーマにして、フレーズもそのまま使いました。「口から今、心。」の“最近イケイケのものがない”っていう女性の声もAIで作りましたし、「Knock」の合いの手とラストのコーラスも全部AIです。コーラスは12人分自分で歌ったのをAIでジャスミンとかトーマスとか名前が付いている歌声に変換して一つにまとめました。1人でもここまでできるのは結構面白かったです。
──実際に使ったAIサービスは……?
KREVA それは教えたくないですね。自分でたどり着けっていう(笑)。初期のDJが見るな!って言ってレコードのレーベルを剥がしてたみたいな感覚です。
──本当にAIをフル活用されてますね。
KREVA そうですね。「New Phase」もサンプルのネタをプロンプトで一から書きました。例えば、ジャズの風味があって、メロウで、ちょっとメランコリックで、BPMはこのぐらいでとか、何回も何回もやって出てきたものをチョップ&フリップしてできた曲です。
──プロンプトを書くとメロディで出てくるのですか?
KREVA 曲として出てきます。出てきたものを自力でチョップしてもいいですけど、それもAIがバラバラにしてくれたりもします。無料のサービスのほうが精度が高いときもありますね。歌入り/歌なしの指定もできますし、プロンプト次第かな。英語でプロンプトを入力するのすらAIでもいいと思うし、みんなどんどん使ってみたらいいんじゃないかな。そのまま自分の曲として出すのはアウトだけど、素材としては十分使えると思います。サンプリングする人は特に。
──サンプリングからチョップ&フリップまではLiveでされているのですか?
KREVA 全部LiveのSimplerですね。
──そのほかLiveでお気に入りの機能やデバイスはありますか?
KREVA よく使うのはUtilityかな。ボリュームのオートメーションはトラックのレーンで直接ではなくUtilityのGainで書いたり、ピッチの上げ下げとか左右のパンもUtilityでやることが多いです。あとはシンプルだけどPitch。例えばヤオヤ・ベースは低音をあえて少し低くしたり高くしたりして音が聴こえてくるようにしているものが多いから、Pitchで奇麗にそろえます。
全部の音に自動解析ソフトを通す
──話を戻して、曲を生成する以外にもAIを活用した場面はありましたか?
KREVA 例えばSONIBLE Smart : CompとかIZOTOPE Neutronとか、自動で解析してくれるEQとかコンプとか、その方向のコンピューターの力もだいぶ使いました。ほぼ全部の音を1回はそういうものに通してみて、特にコンピューターが“要らない”とする部分の提案に関しては結構乗っていったかな。それからOEKSOUND Soothe2みたいに一生音を聴いててくれるやつとか偉いなと思って。人間だったら絶対やりたくないじゃないですか(笑)。そういうのはどんどん使おうと思って、ミックス提出前から積極的に入れました。
──その提案に乗ると自分で気づかない不要な部分が見えてくる?
KREVA まさにそれですね。自分の好みと違う音になることも多々あるんですけど、そういうときは俺の意見と向こうの意見を半々にしたりしてほぼ必ず使ったかな。例えば、自分で700Hz以下を切り落としたようなハイハットも1回通してみてさらに要らないところを削ってみるとか、そういう提案にどんどん乗っていきました。
──それをやってみようと思ったきっかけはあったのですか?
KREVA 制作環境が変わったばっかりだから鳴りの特性もそんなにつかめていなかったし、広い所から狭い所に来たから、ちょっと音がこもっているように感じるときがあって、どうやって削ったらいいかを考える中でたどり着いたやり方だと思います。昔は“自分が作っている音が正解なんだから”みたいな気持ちがあったんですけど、人の感覚って日によって違うから、昨日良いと思ってたものが明日良いとも限らない。そんな中でAIがビッグデータを基に提案してくれるものに関しては乗ってもいいんじゃないかなとすごく思っています。
──エンジニアの皆さんについてもお話を伺いたいのですが、「口から今、心。」のプロデュースも手掛けるBACHLOGICさんとは、制作はどう進めているのですか?
KREVA AKLOの「Catch Me If You Can」に参加したときはBACHLOGICに録ってもらいましたけど、自分の曲に関しては、完成するまで全く会わずに全部データでやり取りしています。
──BACHLOGICさんはミックスを担当されている曲も多いですね。
KREVA 大信頼です。早いし、こういうふうにしたいというものがすぐ上がってくる感じです。いつもずれは少ないですけど、今作は特に少なかったですね。最初に話したように自分がうまく提案できるようになったのも少しはあるかもしれないですけど、これがマスターでもいいんじゃないかと思うようなものをパッと上げてきてくれるし、声の置き方もすごく上手です。
──D.O.I.さんのミックスの仕上がりにはどんな印象を持っていますか?
KREVA D.O.I.さんはシングルにしたいと思うような仕上がりにしてくる。曲に合わせてしっかり大きく鳴らしてくれるというか、きらびやかに鳴らしてくれる感じがあるので大事な曲は特に“これは頼もう”という気持ちになりますね。
──G.M-KAZさんも参加されています。
KREVA 「Forever Student」は特に“Back to Basics”を一番考えたときだったから、最初の曲である「音色」(2004年)をミックスしてくれたカズオ(G.M-KAZ)さんとやっておこうという感じで頼みました。
──マスタリングはどなたでしょうか?
KREVA クリス・ゲリンジャーです。ずっとやってもらってるけど、相変わらず良かったですね。特にいいなと思ったのが「ラッセーラ」。配信シングルのときはBACHLOGICがミックスからマスタリングまでしていたので聴き比べてみるといいと思うんですけど、より笛が出てきて立体的に聴こえるようになりました。
短く出来上がっている曲が増えた
──あらためて『Project K』全体のお話になりますが、アルバム全編を通して、KREVAさんのストイックさを感じました。
KREVA 自分と向き合っている時間がすごく長くて、人生で1番頑張ったなっていう印象があります。事務所からの独立もそうだけど、作っている間は母が入院していて、去年末に亡くなったんです。それ以外にも、プライベートは良いことがあったとしても嫌なことがどんどんかき消していくみたいな毎日だったので、その中で作品を作るのはなかなかつらかったんですけど、もうやるしかないっていう。ひたすら頑張る。そんな感じでした。
──心が折れそうなときでも制作を続けていけたのはなぜでしょうか?
KREVA 締め切りを設定してくれたのがすごくデカいと思いますね。受験勉強も、何月何日に試験で、これとこれとこれを勉強すればいいってなってるから頑張れると思うんです。音楽作りに関してはこれを作ればいいって決めるのは俺しかいないんで、だとするとやっぱり締め切りが良い道しるべになったかなと思います。
──こうしてアルバムが完成して、ご自身ではどのように感じましたか?
KREVA 1曲1曲、その曲を確実に良いものにしていくことを繰り返して、最終的に並べてこういう形になりました。めちゃくちゃ全力投球して毎日ずっと作っている時期もあったんですが、曲を並べてみたら全曲で30分で、短いとか長いとかじゃなく“30分なんだ”という驚きはありました。聴こうと思えばスッと聴けますし、だからか分からないけど出来上がった後は今までになく自分でも聴いています。
──30分とは思えない濃さですよね。
KREVA そうですね、特に前半の言葉量が多い。バンドでライブをやるときに“短いラップの曲が欲しい”みたいなことを口に出したことが何回かあるんですよ。長くしていくのは手練れのミュージシャンをそろえれば正直幾らでもできるけど、短く出来上がっている曲は貴重だと思っていました。でも、今回気がついたらそういう曲がたくさん増えていたなと思います。『Project K』っていうタイトルは“プロジェクト”という言葉には前進するという意味が語源にあると知って“前進する俺”みたいな気持ちで勢いそのままに付けましたけど、作っているときは本当にとにかく1曲1曲確実にやっていく、それだけでした。
──アルバムのリリース・ツアーは、DJスタイルとバンド・スタイルで行われますね。
KREVA DJでやるぞというのは結構前から決めていて、100〜200人の会場に俺1人で行ってもいいからやりたいという思いも以前からありました。それも“Back to Basics精神”で、もう一回DJでやってみるのは原点に返ることでもあるし挑戦でもあるかなと思います。バンドでやるときより曲の流れが非常に重要なので、それをDJの熊井吾郎と2人でしっかり決める感じです。2004年の音と2024〜2025年の音が同列で並ぶわけですから、そこはやっぱり事前にマスタリングなりそういう作業が必要になってくる。それをしっかりやれるかが決め手かなと思います。あとは最近作る時間ばっかりだったから、いかに練習できるか。本番までに何回歌えるかで成功できるかが決まると思います。
Release
『Project K』
KREVA
ビクター:VIZL-2409(初回限定版)
VICL-66037(通常盤)
Musician:KREVA(rap、all)
Producer:KREVA、BACHLOGIC
Engineer:KREVA、D.O.I.、BACHLOGIC、G.M-KAZ
Studio:Studio B.i.B.、monday night studio、Daimonion Recordings、P-STUDIO
KREVAオフィシャルファンクラブ「KREVA CLUB」
Project K Tour 2025 | KREVAオフィシャルサイト