エアバースト
空中爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 07:20 UTC 版)
爆薬が空中で爆発した場合には爆風の入射波が地面に当たって地上反射波となって進む。入射波と地上反射波が合わさる融合波面(マッハステム)では圧力が2倍近くにまで高まる(実際には地面が100%全てを反射しないので2倍にはならない、反射しない圧力は地面に穴を穿つのに消費されたりする)。 原爆が高度580mで爆発するように設定されていた理由は融合波面を形成することによって、爆風の効果を高めるためである。地表の構造物を吹き飛ばすデイジーカッターと呼ばれる大型爆弾が地上1mで起爆するように作られているのも同じ理由である。 逆に爆薬が地面に接触した状態で爆発すると地面に触れている方向の力は爆風にならずに地面への振動としてエネルギーが消費され地面に穴を穿ってしまうだけになる。
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