前回のブログにも書きましたが、スプロケットのCS-6500を購入し、早速取り付けました。感想はと言うと…
メッチャ快適!!
スプロケットの交換って、あまり変化を感じられないと言うのが通説で、それでも感じる違いというのはオカルトと言われるんですが、前のスプロケットが不調だったのかと思えるほど快調です。
クロスレシオだからと言うのもありますが、「あれ?ギアチェンジしたよね?」ってぐらいスコンってギアが入る。そしてギアがチェーンと擦れる「シャラララララララ」って音が皆無に。大げさでも何でも無くペダルから伝わる情報は路面からの突き上げだけになると言う感じ。これは大満足。
さて、そうなると、俺の自転車の不満はと言うと、ハンドルのブラケットの位置なんだよなと。
今までのブラケットの位置の紆余曲折を言うと…
1.最初のアナトミックハンドルとブラケットの位置はまあまあ良かった。この時のステムはモストの100mm。
2.サドルの位置が低く感じられ、それを上げると、ハンドルとの距離を感じたのでステムをキャノンデールの80mmに交換。
3.手の小さい俺は、アナトミックシャローのコンパクトハンドルに交換。突き出しが小さくなるのでステムをシマノプロの100mmに交換。
4.コラムの長さをカットする。後ろ斜めに突き出しているコラムを短くしたのだから、ハンドル位置は低く、そして前に行く。ちょっとキツイ体勢。(イマココ)
まあ、そのキツイ体勢でも、そのうち順応する。楽な方向に戻すのは初心者の甘え!なんて自分で位置づけていた。…んだけど、色々調べてみたら、俺みたいな腕の短い奴が無理して前傾したってあまり良いこと無いことに気付く。まして通勤メインの自転車にあまりハードなセッティングは疲れるだけだし。
そんな中、サドルの位置をちょっと前にやってみる。これで肩とハンドルが近づいて、いくらか楽になる?いや、ちょっとどころか、すごく楽だな~と。
そこでやっぱりキャノンデールの80mmに戻そうかなと。えー、シマノプロのステムを使わないのかよ…。お気に入りなのにw
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/50s, f/5.6, ISO 200
お気に入りのシマノプロのステム…。
仕方ない。楽なポジションのためだ。レースに出る訳じゃないんだから、今後はレーサーではなく、ツアラーになって自転車を楽しむんだぞと言い聞かせる。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/100s, f/5.6, ISO 200
ステム分解。ハンドルがポロッと取れます。こうしておくと作業が楽。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/20s, f/5, ISO 800
キャノンデールと、シマノプロのステムの長さの比較。ずいぶん長さが変わります。あと角度も5度も違ったりします。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/60s, f/5.6, ISO 400
で、ささっと交換。サイコンも取り付け。これ用に黒のタイラップを追加購入しました。
地味になったなぁ…w
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/25s, f/5, ISO 400
せっかく黒のタイラップを購入したんだから、サイコンのセンサー側のタイラップも黒に交換しました。今までは白で、ちょっと目立ってたんですが…。
最近黄ばんできてちょっと貧乏くさかったんでw
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/100s, f/7.1, ISO 400
ライトの交換もしているんです。
このライトはやたら明るい。夜間の走行の強い味方です。
ただ、簡単に外れるので、盗難が怖いかなぁ…。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/100s, f/8, ISO 400
今回ハンドルの位置をやや上向きにしました。セオリーではハンドルの上辺は地面と水平にするもんですが、この角度ぐらいが、ブレーキかけたときに、親指にかかる負担が少なくて良いんです。
具体的に言うと、この角度だと、ブレーキ時の荷重が、親指の付け根の肉球(?)と親指の脇に分散してかかるので、どこかに極端に負担がかかると言うようなことは無いんです。
ただ、「こうすると下ハン握るとき辛いんじゃない?」という指摘があるかも?
その通りですが、下ハンはあんまり使わないしなぁw 下ハンではブレーキしないと割り切って、グリップエンドの方を握れば、そんなに悪い位置じゃないです。
それにしてもバーテープ汚いなw まあ、ベタベタする訳じゃないから、もう少しこのままですが。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/100s, f/8, ISO 400
そして、恐らく今年最後の定点撮影。
一応洗車もしているんですが。雨の日に何回か走ったのでクランク周りがドロドロだったのがキレイになっているんですよ。これでもw
さて、ポジションの見直しで、どんだけ乗車が楽になるか、試運転のついでにやっと完成した年賀状をポストに投函しに行きましょうか!
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/200s, f/8, ISO 400
で、気がつけば、児島湾の堤防なんか走っていたりしてw ちなみに我が家から13km。
これで天気が良ければなぁ…
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/100s, f/5.6, ISO 400
で、目的地のポストじゃなくって、とある酒蔵へw
ちなみに玉野市八浜です。ちょうど我が家から20km。
ポジションを楽にしたためか、ここまで全然辛くなかった。普段なら10km超えたら、背中が強ばったりしてたんだけどね。
それにしても、良い雰囲気の町並みですね。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/30s, f/3.5, ISO 400
ここは藤原酒造株式会社。お酒の銘柄は「亀乃井」(かめのい)。
ここの酒蔵とは因縁がありましてw
秋頃にあったママカリフォーラムでの岡山の地酒のイベントがあったんですが、まあ、正直そういうところに出てくる熱心にイベントに参加する酒蔵ってメンバーが固定されつつある訳です。
ですが、そのイベントに、初めて聞く藤原酒造が参加されてて、これは、どんな酒か飲まないといかんと思って、2日開催のうち、2日目に行ってみたのですが、イベント会場に藤原酒造のブースは無し。
正直、何があったかは知りませんよ?
なんか別の用事が出来たのか、それともやっぱイベントとは性が合わないと途中で帰ったのか…w
でも逃がした亀乃井は飲まなかったら年は越せない!そう思って、地図で調べたら、ギリギリ自転車で行ける距離かなと。いつか行ってやろうと狙っていたのでした。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/125s, f/6.3, ISO 400
で、どんな酒があるかも分からずに行ってみたら「絞りたて生原酒」おお、良いじゃないw
早速店に入ってみるも…誰もいないw
店内を見回すと、本当に…酒蔵?な感じ。
ビールをメインに、焼酎、ワイン…。普通のリカーショップって感じ。生原酒って事は冷蔵庫にあるものだけど、冷蔵庫の中はビールしか入っていない。まさか売り切れですか?
大きな声で「すんませーーーん」と言ってみると、奥の方から女将さんが出て来た。
「生原酒が欲しいんですけど。」
「そこに置いてあります。」
…え?足下に置いてあった。冷蔵庫…いや、こうした暖房もしていない土間のような売り場だったら、この時期生原酒ぐらいなら全く問題ないのか。なんか、この昔ながら感がすごく好印象w
「一升瓶と、五合瓶がありますよ。」
見ると、一升瓶の奴は何本かストックがあるようだけど、五合瓶はあと2本しかなさげ。とりあえず五合瓶を2本買う。試飲用の1本と、もし人に飲ませたいお酒だったら、1月3日に連れとやる新年会に持って行きたい1本だ。
「2本で2,100円です。」
え?そんなに安いの?(俺の頭の中では、生原酒は四合瓶で1,400円~1,500円)しかも消費税5%の計算のままじゃない?と突っ込み入れたいのをこらえながら、酒瓶をメッセンジャーバッグにしまった。
うう、2kg以上の荷物が増える訳だから、結構肩にグッとくる。
しかし、元々天気が悪かったのに4時過ぎると、一気に暗くなるなぁ。風も出て来たし、背中は重い。こりゃ帰りは大変だぞ?
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/125s, f/7.1, ISO 400
大変だぞって言うのに、こんな高台に登っている俺w
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/125s, f/7.1, ISO 400
どこかというと、児島湾大橋です。
この橋は夏頃も通ったことあるんだけど、あの時は暑さとの戦いだった。でも今回は突風との戦い。
本当は自転車から降りてから撮影したかったんだけど、自転車降りたら、スタンドしてても確実に倒れるだろうから、自転車に跨がったまま。
まあ、良いロケーションとは言えないから、写真はこんなもんで良いかw
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/125s, f/7.1, ISO 400
児島湾大橋を下から。
細かな波で、結構風が吹いているのが分かっていただけます?
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/80s, f/6.3, ISO 400
おお、日頃の行いが良いと、最後の最後で夕日が現れちゃったりするんですねw
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/30s, f/4.5, ISO 400
夕日と翡翠丸A
ちょっとここらで休憩。サドルでお尻が痛くなったし、明るいうちに帰るのは絶望的だし。
水分補給とかしたいような気もするけど、寒いから。だからと言って、ホットコーヒーで喉を潤すのもなんだかなぁw
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/60s, f/5.6, ISO 400
だから、その辺をカメラを持ってウロウロ。ほんと雲が無ければ、良い夕焼けだと思うんだけどね。
で、この5分後にはもうライト無しには走れないほどの真っ暗闇になる訳です。
Canon EOS Kiss Digital X + Canon EF-S 18-55mm 1:3.5-5.6 II USM
1/5s, f/3.5, ISO 1,600
暗くなったら、新しいライトの実力発揮!
すごく、明るいです。
問題は10時間しか電池が持たないと言うことかな。単四電池3本というのも中途半端だな。途中電池切れして、コンビニで4本組みしか売ってなかったら、なんか損した気分になりそう。
と言うことで帰宅したのは5時40分頃。出掛けたのは3時過ぎだから、2時間半ほどの輪行。総走行距離は40km。
なんかモタモタした感じもしないでもないけど、後半酒瓶背負っての夜道だから、そんなスピード出せないしねぇ。
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/40s, f/1.4, ISO 250
で買ってきたお酒ですが、ちょっと珍しめの底の方が太い感じの瓶。このラベルも、ちょっと面白いw
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/40s, f/1.6, ISO 200
普段使っているラベルを絞りたて生原酒用にアレンジしているんだけど、そこに手作り感がいっぱいで、なんかにやけてくる(良い意味で)。
この生って文字は銀色のマジックで手書き。原酒のスタンプにアルコール分が書いてあって19度以上19.9度以下とのこと。
しかし、このヘタウマな翁の絵はなんだろう?熊手を持っていると言うことは、もう一人箒を持ったおばあさんがいるんだけど?中途半端だなぁw
原材料は米・米麹・醸造用アルコール。うーん純米じゃないのか。あれ、精米歩合が書いてないぞ?
Canon EOS 5D Mark II + Canon EF 50mm 1:1.4 USM
1/40s, f/1.4, ISO 200
この「保齢萬々歳」の意味なんですが、恐らく「良い酒飲んで長生きしようぜ。」ぐらいの意味なんでしょうが、一応検索してみると、「保齢」なんて言葉はないようで、「保齢球」と書くと、中国語でボウリングなんだそうです。
中国人が見たら「ボウリング万歳ってどういう意味なんだ?」って考え込むかもw
そして、ここにも手書きの「しぼりたて」。もうひとつハンコで「原材料は国産米100%使用」。ああ、だから、どの酒米を使っているかって結構重要なんだけどなw
とまあ、ラベルだけで、結構楽しいお酒なんですが、要は味ですよね。早速飲んでみます。
グラスに注ぐと、ほとんど透明なお酒。全然黄ばみはないね。絞りたてだから当たり前か。
で、グラスに口を近づけると…う?ううううううん?
1000円やそこらの酒では無いようなフルーティな香りがする。
飲んでみると、うわー、これは好き嫌いが真っ二つに分かれる味だわ。ちなみに俺は大好きw
フルーティーを通り越して、オレンジを使ったカクテルの様な味がする。俺は、この酒を飲まされて、「これは何のお酒でしょう?」と言われて一発で「日本酒です」って返す自信はありません。それだけ突き抜けたフルーティ。
これはいくらでも飲めそう。って言うか、気付いたら瓶の中身が半分無くなっていたw 一気に二合半かよ。そして、若干頭がクラクラしながら記事書いています。
そういえば、この前某日本酒バーで隣の席にいた人が「この日本酒は芯がある」とか「輪郭がはっきりしている」とか「アミノ酸値がずば抜けている」とか言いながら飲んでいた。俺もそんなスタイルでお酒の味が伝えられたらと思うんだけど、芯も輪郭も分からない人間なんで、ちょっと無理w
さて、絞りたてのお酒って、抜栓したらまた味が変わってくるんだけど、明日はどんな味なんだろうか、ちょっと楽しみ。フルーティすぎた今日は熱燗なんて気にはならなかったけど、明日は熱燗にトライしたい味になっているかもしれない。
日本酒ってホント分からねぇ。それだけに底なしに面白いね。
【追記】
二日目の味について、ご報告いたします。
抜栓から丸1日、台所の冷暗所に置いておりました。多分気温は15度ぐらいをキープしていたと思います。冷蔵庫よりは高温のところですが、生酒が傷むような環境では無いと思います。
さて、二日目のお酒をグラスに注ぎます。
うん?1日で、黄色がかっている。僅かながら変色していました。酸化って奴ですかね。
で、臭いをかぐと、フルーティー感は激減しています。臭いからして、あの調味料っぽい…。
飲んでみて、やっぱりそうでした。
こりゃ味醂だ。
え?ミリンダじゃないですよw
室温で飲む訳ですから、冷酒って感じでは無いです。でも清涼感はあって、飲みやすいはずが…味醂じゃ、ゴクゴクは飲めないw なんだよ、この変わりよう。
仕方ないので、燗にしてみて、それでダメなら料理酒だと思って燗にしました。
燗はアリ!
俺の燗は、電子レンジで「牛乳」の設定でやります。「燗酒」の設定もあるのですが、それだと50度ぐらいしか上がらない感じ。それはそれでぬる燗なのかもしれませんが、どうも全体が同じ温度ではないようなムラがある感じがして。
牛乳の設定だと、膜が張らないように70度ぐらいで止めてくれます。ちょっと熱いので、フーフーしている間に全体の温度が交ざって飲み頃になるのです。
味醂っぽい甘くてベタベタした印象は、かなり薄まって、何とも言えない芳醇な香りと、スッキリした「これぞ日本酒!」という味が残ります。これは…メザシかなぁw
ここで、ちょっと晩酌を中断して、テレビに集中してたんですが(先日放送された映画の「あしたのジョー」を見てました。力石が死んだ後のジョーの滑舌が悪すぎて、聞き取ろうと必死になっていましたw)そうしたら、すっかりお酒は冷めていて、元の味醂に戻っていました。
…良かった。一升瓶で買わなくってw こんなコロコロ変わる酒は怖いよ。
と言うことで五合瓶2日で開けました。コスパ悪いなぁw