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「目に見えないものを疑うようになった」という綿矢さんに話を聞きました。■「最年少芥川賞作家」という肩書 ――2024年は「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞して20年でしたね。いまだに「最年少芥川賞… …[続きを読む]
2025年1月4日10時0分
（インタビュー）不確かさを越えて 自分を表現する 吉田都さん、綿矢りささん
■見えないものへの恐れ、束縛の言葉に負けない 小説家・綿矢りささん ――２０２４年は「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞して２０年でしたね。いまだに「最年少芥川賞受賞作家」のままです。 「その肩書…
2025年1月3日5時00分
２０２４この１年 １月～６月
選１６日 車両認証不正が確認されたダイハツが生産する３車種について、国土交通省が型式指定を取り消す方針を明らかに１７日 芥川賞は九段理江さん「東京都同情塔」、直木賞は河崎秋子さん「ともぐい」と…
2024年12月30日5時00分
２０２４この１年 ７月～１２月
自トップが１９日付で引責辞任１４日 米ペンシルベニア州でトランプ前米大統領が演説中に銃撃され右耳を負傷１７日 第１７１回芥川賞・直木賞の選考会があり、芥川賞は朝比奈秋さんと松永Ｋ三蔵さん、直木…
2024年12月30日5時00分
クリープハイプ尾崎世界観さんが語るロッキン 学校の先生みたいな場
たよ」でメジャーデビュー。25年は全国ツアーを予定している。尾崎世界観さんは執筆活動も行い、24年発表の小説「転の声」は芥川賞候補になった。■ロッキンについて 日本最大級の野外ロックフェス「ロ…
2024年12月29日18時00分
（惜別）宇能鴻一郎さん 作家
交ダンスのパーティーをひらいていた。 作家としては知る人ぞ知る存在になっていたが、状況が変わったのは２０２１年。６２年に芥川賞を受けた「鯨神（くじらがみ）」から官能小説に転じるまでの短編をそろ…
2024年12月28日16時30分
俳優として生きる力の源泉 佐野史郎さんが唐十郎氏と過ごした5年間
れ、カリスマでした。若かった僕の憧れであり、後の師匠です。演劇界だけの存在ではなく、1983年には「佐川君からの手紙」で芥川賞も受けた鬼才です。 そして20代半ばに差し掛かった僕は、新たな展開…
2024年12月28日8時00分
リアルな顔が溶けた2024年 社会、映画、ドラマ、小説で振り返る
罪集団がホワイト案件などと称して実行犯を募りつつ、実際は闇バイトの悪事を働かせる。今年、その被害が深刻になった。 8月に芥川賞を受けた朝比奈秋さんの小説「サンショウウオの四十九日」は、一つの身…
2024年12月25日8時00分
（回顧２０２４）あやふやになった、リアルな顔 ＡＩが作るバーチャルな時代、「はて？」と問い直す
罪集団がホワイト案件などと称して実行犯を募りつつ、実際は闇バイトの悪事を働かせる。今年、その被害が深刻になった。 ８月に芥川賞を受けた朝比奈秋さんの小説「サンショウウオの四十九日」は、一つの身…
2024年12月25日5時00分
多和田葉子さん寄稿 立川高校での日々「栄養たっぷりの土の上を…」
人。ベルリン在住。日本語と独語で創作。「献灯使（けんとうし）」は全米図書賞（翻訳文学部門）を受けた。他にも「犬婿入り」（芥川賞）や「地球にちりばめられて」、朝日新聞で連載した「白鶴亮翅（はっか…
2024年12月21日8時00分
読書バリアフリー研究会 2月1日に大阪で開催 参加者募集
係なく、読書による活字文化の恩恵を受けられるようにする「読書バリアフリー」。重度障害者の作家、市川沙央さんが2023年、芥川賞の受賞会見で訴えたことでも知られる。 研究会の開催時間は午前10時…
2024年12月16日10時15分
芥川賞・直木賞の候補作発表 乗代雄介さん、朝倉かすみさんら
第172回芥川賞・直木賞（日本文学振興会主催）の候補作が発表された。選考会は来年1月15日に開かれる。候補作は次の通り。（敬称略、50音順） 【芥川賞】安堂ホセ「DTOPIA（デートピア）」…
2024年12月12日5時00分
ボディービル視点、正義巡る悲喜劇 石田夏穂さん「ミスター・チームリーダー」
「我が友、スミス」は、女性会社員がボディービルの大会を目指す中で、なぜか「女性らしさ」を求められる不条理に向き合う物語。芥川賞の候補にもなった。今作でもストイックに大会を目指す男性係長・後藤を…
2024年12月11日16時30分
筋トレと生産性アップ、どちらも正義？ 石田夏穂さんの会社員小説
ミス」は、主人公の女性会社員がボディービルの大会を目指す中で、なぜか「女性らしさ」を求められる不条理に向き合う物語。芥川賞の候補にもなった。今作でもストイックに大会を目指す男性係長・後藤を主人…
2024年12月10日17時00分
（旅する文学）山口編 自由な生き方、認める気風 文芸評論家・斎藤美奈子
欧。音楽学校を出ずにスターになったテノール歌手はまさに漂泊の人だった。 放蕩者の系譜は続く。 下関市出身作家・田中慎弥の芥川賞受賞作『共喰（ぐ）い』（２０１２年／集英社文庫）に登場するのは度し…
2024年12月7日5時00分
いとこが語る「てっちゃん」 中村哲医師を導いた祖母の教えとは
師や玉井さんの祖父母にあたるのが、玉井金五郎（1880～1950）とマン（1884～1962）夫妻だ。夫妻は、長男である芥川賞作家・火野葦平（1906～1960）の小説「花と龍（りゅう）」のモ…
2024年12月5日13時00分
（耕論）オオタニの輝き 秋山翔吾さん、佐々木勝さん、若竹千佐子さん
ではない、一人で闘うチャンスがきたといううれしさもあった。「小説を書くしかない」と書き始め、「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞しました。 大谷さんのように若いうちに花開きたかった、とは思…
2024年11月30日5時00分
遅咲き小説家・若竹千佐子さんの大谷翔平論 私もまだまだ成長できる
若くしてスーパースターとなった大谷翔平さん。63歳でデビューし、「おらおらでひとりいぐも」で芥川賞を受賞した同郷の小説家、若竹千佐子さんはどのように感じているのでしょうか。話を聞きました。■…
2024年11月29日13時00分
120年の歴史誇る日比谷公園 洋と和の美意識を醸す都心のオアシス
気分になる。 北東角の有楽門から入ってすぐ左手に石垣に囲まれた高台がある。江戸城の日比谷見附（番兵が見張る城門）の跡だ。芥川賞作家の吉田修一の受賞作「パーク・ライフ」で、主人公の男と女が出会う…
2024年11月28日9時00分
李琴峰さん「アウティングで追い詰められた」トランスジェンダー公表
台湾出身の芥川賞作家・李琴峰（りことみ）さん（34）が11月20日、自身のSNSでトランスジェンダーだと公表した。李さんは25日、朝日新聞の取材に応じ、SNS上でアウティング（暴露）の被害を…
2024年11月27日8時00分
（書評）『ナチュラルボーンチキン』 金原ひとみ〈著〉
ボーンチキン』 金原ひとみ〈著〉 河出書房新社 １７６０円 ＊ かねはら・ひとみ ８３年生まれ。『蛇にピアス』で芥川賞。『アンソーシャル ディスタンス』で谷崎潤一郎賞。…
2024年11月23日5時00分
ボツ寸前…諦めず書いたら芥川賞 松永K三蔵さんと「オモロイ純文」
第171回芥川賞を受賞した兵庫県西宮市在住の作家、松永K（けー）三蔵（さんぞう）さん（44）に、市が文化芸術特別賞を贈った。受賞作「バリ山行（さんこう）」（講談社）は、実はボツ寸前の危機にあ…
2024年11月20日7時00分
想像と創造の力を引き出す「遠回り」のすすめ 物語の視点でみる未来
くなった先に、どんな日本社会がありうるのか」。リクルートワークス研究所主任研究員の古屋星斗（しょうと）さんの問いかけに、芥川賞作家の九段理江さんと映画プロデューサーで小説家の川村元気さんが、ク…
2024年11月20日7時00分
一緒につくる、私たちの未来 朝日地球会議２０２４
くなった先に、どんな日本社会がありうるのか」。リクルートワークス研究所主任研究員の古屋星斗（しょうと）さんの問いかけに、芥川賞作家の九段理江さんと映画プロデューサーで小説家の川村元気さんが、ク…
2024年11月20日5時00分
前衛作家・瑛九が晩年過ごした浦和 アトリエ解体惜しみオマージュ展
15分ほどの閑静な住宅街にあったアトリエは、写真家の奈良原一高（1931～2020）や芸術家の靉嘔（あいおう）（93）、芥川賞作家で画家の池田満寿夫（1934～97）など、瑛九を慕う若手が集い…
2024年11月19日16時00分
男性への過剰な愛情、出家で人類愛に 寂聴さんは無数の人たちの母親
■荻野アンナさんに聞く（3） 瀬戸内寂聴さんといえば、激しい恋愛で知られる。芥川賞作家で慶応大学名誉教授の荻野アンナさん（68）は、男性へと注がれていた愛が出家によって人類愛に高められたと感じ…
2024年11月16日12時02分
女性の性欲、冷静に分析した寂聴さん 「花芯」に見える出家の萌芽
■荻野アンナさんに聞く（2） 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは初期の小説「花芯（かしん）」（1957年）で、当時の文壇から批判された。芥川賞作家で慶応大学名誉教授の荻野アン…
2024年11月16日12時01分
彼の足もんでくれた寂聴さん 荻野アンナさんのお礼はパリのクリーム
■荻野アンナさんに聞く（1） 芥川賞作家で慶応大学名誉教授の荻野アンナさん（68）は、かつて瀬戸内寂聴さんの担当編集者と交際していた。がんで闘病中だった彼氏を見舞いに来た寂聴さんは、病室に入る…
2024年11月16日12時00分
（好書好日 本と出会う 小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。）福海隆：上
はもちろん！ 初めての小説で受賞はすごいです。これまで、小説とはどんなふうに関わってきましたか。 「両親が毎年、直木賞と芥川賞の受賞作は買う人たちだったので、勧められるまま読んでいました。バン…
2024年11月16日3時30分
（私の謎 柄谷行人回想録）中上健次のこと：上 “包囲作戦”という求愛、面倒くさい弟
かったら、身が持たないからね。しかし中上の方はそれが気に食わない。『水くさいよ』とよく言っていた」 ――７６年に「岬」で芥川賞、さらに「枯木灘」などの傑作を書き大作家になった中上さんですが、酒…
2024年11月13日5時00分
傷ついた人間の痛み、語り抜く意志 ハン・ガン氏のノーベル賞受賞に寄せて 小説家・平野啓一郎
品である。 （寄稿） ＊ ひらの・けいいちろう １９７５年生まれ。京都大在学中の９９年に「日蝕（にっしょく）」で芥川賞。「本心」「富士山」など。…
2024年11月10日5時00分
（チェック）名編集者、文章への熱情
によって、水上を一躍、流行作家へと導いた名伯楽。さぞ厳しいダメ出しと取り立てがあったのでは、と想像が膨らむ。 中上健次の芥川賞受賞作「岬」冒頭のゲラも壮絶だ。文芸春秋の高橋一清が朱入れし、欄外…
2024年11月8日5時00分
悩みに寄り添う選書で本の世界広げて 読書週間に図書館でイベント
という。「本が読めないという悩みは、どこかで難しい、長い本を読了しなければと思い込んでいる場合もある」と話す。「いきなり芥川賞作品などに手を伸ばさなくてもいい。詩集でも、エッセーからでもいいし…
2024年11月4日10時15分
「遅いメディア」の持つ力とは 「新潮」編集長・杉山達哉さん、「文学界」編集長・浅井茉莉子さん
「週刊新潮」編集部や文芸書の編集部を経て、１７年から「新潮」編集部。１６年に三島由紀夫賞を受賞した蓮實重彦さんの「伯爵夫人」や、今年芥川賞を受けた九段理江さんの「東京都同情塔」などを担当。 …
2024年10月30日16時30分
「新潮」×「文学界」編集長対談 “遅いメディア”の文芸誌が持つ力
「週刊文春」やエンタメ文芸の編集部を経て23年から「文学界」編集長に。芥川賞受賞作である又吉直樹さんの「火花」（15年）や、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」（16年）などを担当。 すぎやま・た…
2024年10月30日8時00分
（耕論）政治をアップデート 安野貴博さん、室橋祐貴さん、津村記久子さん
つけに行きましょう。（聞き手・田中聡子） ＊ つむらきくこ １９７８年生まれ。２００９年に「ポトスライムの舟」で芥川賞。他の著書に「うどん陣営の受難」「水車小屋のネネ」など。…
2024年10月25日5時00分
「こいつらは怒らない」と思われてたまるか 津村記久子さんの一票
行きましょう。（聞き手・田中聡子）■津村記久子さん つむら・きくこ 1978年生まれ。2009年に「ポトスライムの舟」で芥川賞。他の著書に「うどん陣営の受難」「水車小屋のネネ」など。…
2024年10月22日11時00分
我々の確かな「影響力」が問うもの 法治国家の理想と乖離、古びた日本の政治システム 寄稿・上田岳弘
＊ うえだ・たかひろ 作家 １９７９年生まれ。２０１３年に「太陽」で新潮新人賞を受賞しデビュー。１９年に「ニムロッド」で芥川賞。…
2024年10月22日5時00分
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