今、日本を舞台にしたSLGを作っているのだが、
改めて思うのは、日本列島をゲームにした時のMAPの完成度の高さだ。
舞台の中央に大きな島があり、
マップの端に大・中・小の島が1つずつというバランスの良い配置。
このおかげで、ゲームの初心者は四国の小さなマップスタートから慣れてもらい、
徐々に大きな島へとステップアップしていってもらう事が出来る。
そして一番大きな本州の形は円形ではなく、南北に細長い形状になっていて、
比較的何処からスタートしても生産地(注:敵に触れていない土地くらいの軽い意味合いです)が作りやすい。
この形ならば、若干の有利不利はあるかもしれないが、
201年劉備や、Civマルチプレイパンゲアど真ん中のような
圧倒的な不利な状況にはなりにくい。
しいて言えば長野・岐阜・滋賀・奈良あたりが
地形上厳しそうに見えるが、
長野・岐阜は周りの山岳が、滋賀は琵琶湖がトリッキーな防波堤になるため、
下手な関東の平野よりも守りやすかったりする。
トリッキーと言えば、その豊富な地形変化も大きい。
こんな狭い島の中に富士山という高い山があり、琵琶湖という大きな湖があり、
瀬戸内海という内海があり、平野もあれば、樹海もある。
それが自然な形で配置されており、非常にバリエーションに富んだ舞台を作成してくれている。
自然という事でいうならば気候の変化もそう。
南北に長い為、北は大雪、南は台風と、舞台によって気を配る事が違ってくる。
さらに時系列でいっても夏に責めるのが有利な地域、冬に責めるのが有利な地域と変化が出て、
自分のスタート地点によって千差万別の戦略が必要になってくる。
しいて言えば、マップサイズにもよるが、
北海道・九州・四国の位置がさほど本州と離れていない為、
海戦の重要さが薄いマップになってしまいがちだが、
まあ、これもマップサイズを大きくすれば、問題は解決する。
このように、日本列島はゲームの舞台としては
驚きの完成度を秘めているのだが、この地形が自然に出来たのだから恐ろしい。
マップデザイナーが四苦八苦して作るマップよりも変化に富んで
バランスの取れたマップがすでに私たちの足元にあるのだ。
きっと神様は相当なゲーマーだったに違いない。
都道府県大戦を思い出した。 元増田の作るゲームにも期待しておくよ。
でもやっぱり信長の野望では島津が断然有利なんだよなあ…
島津の有利さは地理的要因の他に、 自国の初期国力がトップクラスなのに隣接国が雑魚い、 配下の将軍がかなり優秀などのチート要因があるからねぇ。 ただ、天道で観戦モードで眺...
相良・肝付あたりと小競り合いして兵力を減らすも攻めきれず…みたいなパターンに入ると伸びないよね、天道の島津。
元増田の話からは少しずれるけど、 ゲームとして面白い、起伏に富んだ土地というのは、 現実の世界では暮らすのに少々きつかったりするんだよね。 日本にしてもただでさえ土地面積...