分散型SNSに搭載されている削除ボタンは基本的には「自分のいるサーバーからは消せるけど、他のサーバーにはあくまでもお願いしかできない」仕様なので繋がっているサーバーの管理者や設定次第では永遠に消したい投稿が残り続ける。
第三者が悪意のあるなしに関わらず無断で個人情報を拡散した場合や、自分が間違えて個人情報を投稿してしまった時など、比較的簡単に情報が海外のサーバーにも渡ってしまい日本国内の法律では対応しきれなくなる。
大抵の場合は消してもらえるとは思うが、最悪の場合、日本国内のサーバーからは消せても外国のサーバーには残っており、その国には関連法がないため法に訴えて消してもらうこともできず、日本国内からは簡単に閲覧が可能...という状況も想定される。
長々と語っているが、要はサーバー管理者は悪意がなくても犯罪に加担してしまう可能性があるということと、情報へのアクセスのしやすさが違う。
既に誹謗中傷界隈(?)の人間が「言論の自由だ!Xアカウントが凍結された!検閲だ!」と分散型SNSに移動してるのをちょくちょく見るのが不穏。
基本的にサーバーの運営にはお金がいるのでサーバー管理者はマネタイズに追われるが、Xは広告のみでもあの有様だし、現に資金繰りがうまくいかず閉鎖したサーバーも見てきたし、そのうち(サーバー代関係なく、モラルのない人が)金儲けにと違法薬物の広告などを出し始めるのも想像に難くない。
ご存知の通り、日本はポルノに関する規制が異常にゆるい。児童ポルノに関してもそう。
故に、感覚の麻痺しきった日本では普通だと思われる児童ポルノ系の絵柄が多く投稿されるサーバーやアカウントはは諸外国のサーバーからは切断や凍結されることが多く、代表で言えばPawooがそれ。
場合によってはキャッシュが残っているだけで捕まる国もあるので当たり前なのだが、これを逆手に取り、いつぞやのPixivのように児童ポルノや児童売春に関する投稿を大量にされたら、どんなに本人が平和にやっていてもサーバー管理者がお縄になったり諸外国にあるサーバーから連合を切られたり、その上日本人そのものへの風評被害になりかねない。
まあ、日本のキショさチキンレースをやってる表現の自由戦士達は自分も含むみんなの首をじわじわ絞めるのでこんな攻撃をするまでもなく日本のサーバーは切られるんだろうけど.....
日本のIPから諸外国のサーバーへの大量投稿、なんてのがあったらなおヤバいかも。
自分がいるサーバー管理者が生成AI反対派でブロックする技術を導入してくれたとしても、クローラーがいるサーバーに制限がなければ恐らくなんの意味もない。(今後どうにかできる技術が出てくるかもしれないが、恐らくイタチごっこだと思われる)
絵描きさん、VTuberさん、コスプレイヤーさんなんかはAIに使われると大変だと思うのでご留意されたし。
まあ後述の通り、AIに利用されたくなければ全てのSNSで警戒は必要なのだが、やはり自分が悪用する側だとして想像してみると分散型SNSの収集の簡単さにはやはり惹かれるものがある。
完全にはできない。削除と同じであくまでもAIに「使わないでください」とお願いができるだけであって完全な拒否は不可能(これはSNSに限らずインターネット全般)
これは一長一短なのだが、どの分散型SNSもRSS配信を使えがちなのでアカウントを持っていなくても投稿内容を監視できて相手にバレずにネトストがしやすい。
なるほど