プレイヤーにとっては、年末を挟んで待ちに待ったバージョンだ。
なぜか。
それは7.9でメインキャラの一人がかなりむごい形で死んだからだ。
ここまでショッキングな意味で心臓をえぐってくる脚本をmiHoYoが書いたのは自分が知る限り初めてだ。
もともと崩壊3rdは、9章までやれおじさんが発生していたように、キャラクターの死を印象的に使う路線ではあった。
だがこれまでの死は栄誉ある死のようなもので、心動かされはしても無念が上回るような、残された者が闇落ちするであろう死に方はなかった。
7.9の道のりは徹底して退場者とそのパートナーへの感情移入を高める話が展開されてきた。
だからプレイヤーの艦長たちも予想外の重い一撃を食らって、年末からずっと闇落ちしかけている。
読んでいる限りでは蘇生の望みがなさそうなのも輪をかけて苦しい。
この先の展開に期待していいのか、miHoYoを信じていいのか、本気でわからない状態に置かれている。
奇しくも7.9は、「愉悦」の星神を信奉する一派である「愚者」の一人が3rd世界へ出張してきたタイミングだ。
だが本当に「愉悦」していたのはキャラではなく脚本家だった。まんまと一杯食わされた形だ。
チラ見せされていた「愉悦」や「記憶」の勢力は突破口になってくれるのか。
その続きが8.0から始まる。
同社の他のタイトルと違って、メジャーバージョンが上がるからと言って舞台が変わるわけではない。
ただの9の次の10という感じだが、今回は心理的に大きな期待、いや願いを寄せざるを得ない。
さらに、スターレイルでも近い内にメジャーバージョンアップが来る。
この時期が重なったことは偶然だと思うが、この舞台、オンパロスにも「記憶」が関わっていることは明かされている。
もう一つが「知恵」、あと一つは伏せられており、黄金の血などの意匠から「壊滅」が有力だと思われるが
もし崩壊3rdとシンクロニシティを見せるのなら、「愉悦」である可能性もある。
引き続き目の離せない2025年になりそうだ。