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2025-01-10

FF14は愛せるゲームではなくなってしまった

黄金レガシーを境に、

FF14は愛せるゲームではなくなってしまった。

いくらでも無限に遊べるゲームではある。やることは無限にあるしね。「やることない」は漁船のアチーブ取ってから言え。

でも。遊べるけど、愛せないな。

愛せないから、シナリオの粗を見逃してあげられないよ。

愛せないから、高価なコスチューム課金できないよ。

愛せないから、レイドで嫌なことがあっても、気持ちを切り替えるエネルギーが湧いてこないよ。

五年以上、毎日ログインして夢中で遊んでたのに、

黄金レガシー中学生レベルのクソおもんないシナリオと、

「知りてえ」「家族」しか語彙のないライオンゴリラと、

ユーザーのためではないグラフィックアップデート(笑)と、

ドブの煮凝りジョブバランスに少しずつ心やられて、

もう愛想尽きちゃったの。

でも、暁月のフィナーレまでの壮大な物語と、

何度も何度もティッシュが山になるまで泣いた唯一無二の体験と、

たくさんの素敵なキャラクターとの出会いは一生の宝物だ。

それは、きっと死ぬまで愛せるだろう。

なのに、なに?

あの#エオ喜利 とかいうゲボ寒い企画

最初の一枚にエステニアンのあんな大切なシーン選んで、それで大喜利しろって正気ではない。鬼滅の刃で例えるなら、煉獄さんと力合わせて下弦の壱を倒した時くらい大切な、章のクライマックスへ向かう直前の熱くも苦しいシーンなのに。

これで笑いを取れ、って?

広報も開発も、FF14をもう愛してないんだな、とふと思った。

じゃなきゃこんな企画GOが出るわけない。

愛されていない作品を愛すのは難しい。

唯一愛せる暁月までの思い出すらこうして汚されるなら、もう堪忍袋のすみっこに残っていた、最後最後の"愛想"のひとかけらすら消えていく。

なんか無料ログインキャンペーンやってるけど。

その対象の条件満たしてるけど、

「また一緒に遊ぼうね」と約束したフレンドがいるけど、

遊ぼうなんて……………今の開発チームの成果につながることなんてひとつもしたくない。

2025-01-09

今日崩壊3rdがVer.8.0を迎える。

プレイヤーにとっては、年末を挟んで待ちに待ったバージョンだ。

なぜか。

それは7.9でメインキャラの一人がかなりむごい形で死んだからだ。

ここまでショッキング意味心臓をえぐってくる脚本をmiHoYoが書いたのは自分が知る限り初めてだ。

もともと崩壊3rdは、9章までやれおじさんが発生していたように、キャラクターの死を印象的に使う路線ではあった。

だがこれまでの死は栄誉ある死のようなもので、心動かされはしても無念が上回るような、残された者が闇落ちするであろう死に方はなかった。

7.9の道のりは徹底して退場者とそのパートナーへの感情移入を高める話が展開されてきた。

からプレイヤー艦長たちも予想外の重い一撃を食らって、年末からずっと闇落ちしかけている。

読んでいる限りでは蘇生の望みがなさそうなのも輪をかけて苦しい。

この先の展開に期待していいのか、miHoYoを信じていいのか、本気でわからない状態に置かれている。

奇しくも7.9は、「愉悦」の星神を信奉する一派である愚者」の一人が3rd世界出張してきたタイミングだ。

だが本当に「愉悦」していたのはキャラではなく脚本家だった。まんまと一杯食わされた形だ。

チラ見せされていた「愉悦」や「記憶」の勢力突破口になってくれるのか。

その続きが8.0から始まる。

同社の他のタイトルと違って、メジャーバージョンが上がるからと言って舞台が変わるわけではない。

ただの9の次の10という感じだが、今回は心理的に大きな期待、いや願いを寄せざるを得ない。

さらに、スターレイルでも近い内にメジャーバージョンアップが来る。

この時期が重なったことは偶然だと思うが、この舞台、オンパロスにも「記憶」が関わっていることは明かされている。

もう一つが「知恵」、あと一つは伏せられており、黄金の血などの意匠から「壊滅」が有力だと思われるが

もし崩壊3rdシンクロニシティを見せるのなら、「愉悦である可能性もある。

引き続き目の離せない2025年になりそうだ。

2025-01-02

追補編②

【前】anond:20250102224828

それでも時折、怒りを覚える。

なんでこの作品が受賞するんだよとか、百万部売れた有名な芥川賞作品特定障害モチーフにしているようだが、作者は当事者じゃないっぽいし、こいつは「文化の盗用」ってやつじゃないのかとか、演技の下手な俳優障害者を演じるとミンストレルショーみたいで馬鹿にしているようにしか見えないか個人的には当事者に演じてほしいが、キャンセルするのは表現規制につながるし他人自由は奪いたくない、だがクリエイター良識に任せるのも信頼できないとか、そういえば文学賞を取ったあの作品障害ネタを使われちまったなとか、女性視点男性視点とかそういうのには飽きたとか、まあいろいろと矛盾した感情を抱え込んでいて我ながら面倒くさい(関係ないけれど、イーロン・マスクは優れた才能を持っているのに好きになれないのは、きちんとした診断を受けていないのに自閉症だと公言しているからだ。彼の欠点自閉症の持ち主全員に共通しているって思われたらどーすんだ)。とはいえ他人非難がましいことを言うのはあまり美しくはない(性癖について語っておいて今更美しいも何もあったもんではないが!)。

創作意欲がほぼ消えて以来、落ち着いた暮らしをしているのだが、それでもなお、時折作家になりたいと空想している(「何かを書きたい」ではないことに注意! カズオ・イシグロは、おのずと書いてしまう人が結果的作家になってしまうという趣旨のことを書いている。まったくその通りだ。自分心が折れる前は何もせずとも一日原稿用紙五枚書いていた。今となっては何も行動せずに空想しているに過ぎない)。

そして、書くことが思いつかず、こんな感想を書き散らしている。僕は中島敦山月記」のように半ば虎になっている(他人小説批判ばかりしているくせに、今でも有隣堂紀伊国屋書店自分の書いた小説平積みになっていることを空想することがある!)。

これだけ時間愛情をかけても評価されなかったことで、文学のものを嫌いになってしまいそうなほどだった。それに、文学という梯子でたどり着いた境地の先に行くには、一度梯子を捨てて距離を置かなければいけないのではないか

自分正気を保つためには創作や乱読が必要だったが、依存先を変えるときが来ているのではあるまいか? 感情本能を爆発させる場所が変わったのか?(おそらく毎日日記原稿用紙五枚分書いているのも、正気を保つ手段の一つな気がする)

それとも、これらすべてはただの思い出話、酔っぱらったおっさん過去の栄光いつまでも忘れられずに管を巻いているだけか。昔は甲子園に行ったけれども今は野球とは離れた人生を送っている、しかし酒を飲むといつまでもその話をやめないみたいな。とある文学賞の最終選考複数回残ったという実績はあっても、たとえば最後の十人に選ばれたということでしかなく、受賞のためにはそこからさらに十分の一で選ばれねばならないのだ。

小説に関する愛憎をここまで書いてしまっては、自分が将来創作するのに役立てるであろう豊かな土壌を売り飛ばししまうことになり、小説という野菜が作れなくなるのではないかって気がしないでもないのだが(この比喩については私生活をそのままネタにすることへの批判を扱った沙村広明シスタージェネレーター」所収「制服は脱げない」参照)、自分が愛しているジャンル小説くらいで、それ以外のものがないとデビューも難しかろう。小説家は、物語を書かずにはいられない人間が、おのずとなってしまものだが、小説について書く小説家の想いに共感できる読者は、まれ存在だ。小説以外に熱く語れるもの作家には必要だ。スポーツ恋愛仕事サイエンス、なんでもいい。

じゃあ自分障害について書いたっていいわけだが、そうやって毎日己の姿を見つめ続けて幸福になるかは疑わしい。モテない苦しみをはじめ、疎外感をネタにして創作をしていたころ、果たして幸福だっただろうか? 自分負の感情言語化し、現実的対処するのには役立ったが、小説にするよりも、素直に現実直視し、言語化していくほうが手間もかからない。それに、自分気持ちを綴っただけでは文学にならない。自分感情の垂れ流しの更に先に行かねばなるまい。

これだけ書き綴ってもなお、自分が抱えている欠落は何だろう。久しぶりにこれだけの長文を書きなぐって、何かが成仏してしまったような気もするが、一時的緩解に過ぎないってこともありうる。ああ、ダメ人間ダメなまま存在することが許される話が読みたい。愚かさを包み込んでほしい。

これだけ「もう小説なんて読めない」とぼやき、「他人人生について読んで何になるのだ!」と叫びながら、またいつか発作的に文学を読みたくなるに違いない。よくよく考えれば半年前に新人作家のを含めて小説ちょっとは読んでいたので、読める周期と読めない周期があるってだけかもわからない。

ここまで書いてきて思うのは、くやしいことにまだ文学に対する愛が残っているってことだ。憎んでいる対象に対して、ここまで語れるだろうか? 二十代や三十代のように文学にハマることはできないかもしれないが、またいずれ読めるようになるかもしれない。こうして、何が好きで何が嫌いか言語化されたのはまちがいなく小説のおかげだし、自分感受性を形作っているのは間違いなく乱読の結果だ。時々忘れてしまうけれども、これだけ語れるものがあるってことは間違いなく財産だってことはわかっている(映画はさほど見ていないことが若干のコンプレックスではあるものの!)。そしてそれゆえに出会ったサークルの友人もいるのは、間違いなく恵まれている。正規文学教育を受けず、正当な読解の仕方がわかっていないが、友人を得られただけでも幸福だ。それがわかってきて、だんだんひがみも十年以上かけて薄れていった。

それに、まだ読んでいない「ハツネズミ人間」をはじめとした名作だってある。ディケンズさえろくに読んでいない。フォークナーほとんど読んじゃいない。これ以上体力が落ちる前に熱量のある物語に齧りついてやるべきだろうか。いや、再読すればいい。「百年の孤独」をはじめとして、楽しかったけれど細部を忘れてしまった作品が多い。これ以上新しい物語を読まなくても、再読の楽しみがある。

あるいは友人からオススメを読んだっていい。フォークナーを勧めてくれた友人が教えてくれた阿部昭「大いなる日、司令の休暇」マジでよかった。おかげで手が出ていなかった野坂昭如火垂るの墓」が読めた。

(一方、ろくに本を読まずに芥川賞を取ったとうそぶいている作家もいるっちゃいるのだが、名前を忘れてしまった。こういう人を思い出すとプリプリしてしまうので忘れよう。芥川賞は通過点に過ぎない。受賞してから継続して書けるかどうかが問題である。その点では、数年後にまだ書いている芥川賞作家のを読んでいけばいい気もする)

SFだってやっぱり好きだ。QUEEN「’39」を聞くと感傷的になるもの理系研究者になれなかった僕が、日本人理系青少年が夢をかなえるSF小説を読むのが、時々ひどく辛くなることはあるけれどね。

そして、嫌な面ばかり見て愚痴をこぼしながら暮らしていると、目の前の幸福を見過ごしてしまうことだろう。嫌なことはすべて過去のこととしてしまえばいい。忘れたほうがいい。そう、重い感情はすべてここに置いて行ってしまおう。すべてのひがみにさよならだ。楽しければそれでいい。ここに、十代から引きずってきた感傷マゾを捨て去ることを決意する。三十代、四十代の鑑賞態度を身につけよう。

今望むのは、他の増田にも池澤夏樹世界文学全集感想を書いてもらうってことだ。全部じゃなくていい。好きな作品を一つだけでいい。いや、なんでもいいので愛する作品感想文を読みたい。文学に対して持っている愛を、そして含まれていれば憎しみも、読みたいのである世間がどう叩こうとも、時代が移り変わろうとも、自分の愛する作品は常に最高である過去作家は生まれ時代の偏った思想社会という制約の中で最高の作品を著し、現代作家はそれを批判的にしかし愛を込めて継承し、それ以上の高みを目指して己の作品を書く。たとえ古典には弁護できない箇所があったとしても、己のすべてを賭けて高みを表現しようとした黄金精神は必ずや受け継がれる。作者を非難するのは下策、愛を込めた批判を含んだ評論を書くのは中策、それを超える次世代作品を書き上げるのが上策である。加点法で評価しろ好きな物自分を語れ。言いたいのはそれだけだ。

理系池澤夏樹世界文学全集をほぼ全部読んだから五段階評価する⑤

【前】anond:20250102174224

2-07「精霊たちの家」 イサベル・アジェンデ 木村榮一訳★★★★

世代女性たちの年代記であり、「百年の孤独」と対比されるんだけれど、こちらのほうがずっと読みやすい。ちなみにガルシアマルケスコロンビア人で、アジェンデチリ人

しかし、女性物語としての記憶は薄れていて、覚えているのは暴君として君臨していた祖父エステバン・トゥルエバのことだ。彼が地元女性強姦して産ませた息子が、因果が回って彼の孫娘を強姦する。因果というか、悪い行いの結果って一番弱い立場の人に最悪のしわ寄せがくる。しかし、孫娘の嘆きや苦痛強姦の苦しみの割にはごく短く語られている。

同じく、よしもとばななアルゼンチンババア」かなにかで、語り手がいとこに犯されそうになったことをさらりと書いているのだが(そして、そのいとことほとんど恐れもなく顔を合わせるのだが)、性暴力について文学でどう扱えばいいのかは自分はよくわからない。女性からセクハラされた僕だって迷う。性暴力表現するときにどれくらい気をつかうかは、殺人事件よりも慎重になっている印象がある(それだけ殺人が稀になったってことかもしれない)。

書かなかったのか、書くことができなかったのか。アンソニー・ドーア「すべての見えない光」でも、ソ連兵に犯されたドイツ人女性がたくさん出てくるが、彼女たちが戦後どう生きたのかについては、わずしか触れられない。

道徳的理由表現規制されるのは、真実から目をそらすことになる気がするので好まない。一方で、当事者の声を無視しても結果的には良い物にはならない。このあたりは想像力の飛翔との兼ね合いでいつも居心地が悪くなる。「好きなように書かせろ」という書き手としての自分と、「当事者以外が勝手なことを書くんじゃないよ」と別の自分がいつも喧嘩している。

2-08「パタゴニア/老いぼれグリンゴブルースチャトウィン 芹沢真理子訳/カルロスフエンテス 安藤哲行訳★★★★/★★

ブルースチャトウィンパタゴニアを読むと、旅はいい、とため息が漏れる。何度だって書くが、紀行文はいい。定期的に読みたくなる。その土地しかない暮らし風土、それゆえに自分たちと異なった風習を持ち、理解しがたい態度を取る人々。航空機以前のように、数か月の旅を空想するのが好きだ。チャトゥインはオーストラリア舞台にした「ソングライン」もある。アボリジニは他の文化の持ち主には見えない道をたどり、万物名前を付けて大陸中を歩いてきたのだ。

カルロスフエンテス老いぼれグリンゴはあまり記憶していない。モデルとなったアンブローズ・ビアスの書いた「悪魔の辞典」はかなり好きなんだけどな。筒井康隆を始めいろんな翻訳があるのでオススメ

フエンテス短篇集「アウラ・純な魂」のほうがずっと面白かった。老いが迫る男、幼馴染のようにべったりした兄妹の別離、小さい頃に一緒に遊んであげた小さな女の子の末路、鏡のある真っ暗な部屋で魔術によって若さを保つ老婆、それから脱走兵が出てくる。

2-09「フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者」ミシェル・トゥルニエ 榊原晃三訳/J・M・G・ル・クレジオ 中地義和訳★★/★★

ミシェル・トゥルニエフライデーあるいは太平洋の冥界」はかなり観念的な話だったと記憶している。文明自然を対比させるために(?)読者に理解やすロビンソン・クルーソーとカオティックな行動をするフライデーが出てくるのだが、舞台ロビンソンが島そのものとの性交子どもが生まれるという神話的な世界だった。これを読んだ後で、理解を深めるためにデフォー原作を読んだのだが、記憶していたような絶海の孤島ではなく、近くに南米大陸がある島だった。そういえば子どものための抄訳版にも、近隣から人食い人種が攻めてくる描写があった。

M・G・ル・クレジオ黄金探索者」は姉と弟の閉じた世界が壊れるというか、外部の世界を知るような話だったと記憶している。姉と不可分な存在となって、マダガスカルサトウキビ畑を歩いていた場面があったはずだ。小さな子供の目から見た植民地世界の、どこかに宝物が埋まっているんじゃないかと期待しながらも、閉塞した記憶だ。ラストでは故郷家族恋人黄金もすべて失い少年期が終わる。しかし、不思議と読後感が清々しいのはなぜだろう。まるで、すべてはここから本当に始まるのだ、という気分である

ル・クレジオ難解な作品とそうでない作品の差が激しい。「海から来た少年」はまだわかりやすいんだけれども、太陽を見つめて意図的盲目になる「大洪水」は二回読んだはずなんだがさっぱりわからなかった。

2-10「賜物」ウラジーミル・ナボコフ 沼野充義訳★★★★

一時期ナボコフがすごく好きで、文学講義シリーズも読んだんだよね。前のエントリで書いた「ロリータ」だけじゃなくて、ソ連から亡命した冴えない教授を主役にした「プニン」だとか、架空の国ゼンブラを舞台にした架空の詩と、それに対する真実虚構かわからないような注釈が、見開きの右と左に分かれていた「青白い炎」だとか、そもそも実在する世界舞台にしているかどうかさえ疑わしい兄妹の恋物語「アーダ」だとか、みんな好きだった。で、これらは英語創作されているんだけれど、最後ロシア語で書いたのがこれ。詩人になるまでのお話

難民のように食うや食わずではなかったけれども(そしてそのせいで政治的過小評価されることもあるけれど)、ナボコフはやっぱり偉大な亡命作家の一人だ。でも、ユーモアを忘れていない。

で、本作では片想いをしている女性を思い浮かべながら、どの女性を見ても彼女のことを思い出し、彼女連想できないタイプ女性には嫌悪を覚えたという趣旨のことを書いていて、ちょっとだけ分かるんだけれどひどいことを平気で言う作家だなと苦笑いをした。

フョードルコンスタンチノヴィチに向かってうら若い牛乳瓶を持った娘がやってきたが、彼女はどことなジーナに似ていた。いや、より正確に言えば、この娘には、彼が多くの女性たちに見出しているある種の魅力――それは明確なものであると同時に、無意識的なものであった――ひとかけらが含まれていたのだ。そして、彼はその魅力の完璧ものジーナの中に認めていた。だから、そういう女性たちは皆、ジーナとある種の神秘的な親族関係にあるということになるが、その関係について知っているのは彼一人だったのであるもっとも、その関係の具体的に言い表せと言われても、彼にはまったくできなかったけれど。(ただ、この親族関係の外にある女性たちを見ると、彼は病的な嫌悪感を覚えた)。

僕は基本的に豊かな知識を持ち、普通に文章を書くだけでその該博さがこぼれてしまうために、結果的にひけらかしと受け止められてしま作家が割と好きで、一時期円城塔にもどっぷりハマっていた。一方で、「ロリータ」については、暇なときパラパラとページを開いていると、語り手の身勝手さがだんだんと鼻につくようになってきた。ハンバート・ハンバートって、でっぷりしたおばさんを見て、「ニンフェットの美しい肢体を生き埋めにした棺桶だ」って趣旨のことを平気で言うんだもん。性格悪いよね。

とにかく、前は金に困っていない人間が、道徳を踏みにじっているのを美々しい文章で糊塗しているのが(当時は悪とは何か知りたかったし、悪いことをしている狂った人間の話が読みたかったし、知性を感じる文章が好きだった。そういう意味でも「悪」を扱った遠藤周作がすごく好きだった)面白くてしょうがなかったのだが、いまとなってはそこまででもなくなっており、自分の中で「ロリータ」の魅力が少しかすんできた。それとも僕が少女に心惹かれなくなっただけなのか。

なんにせよ猛烈な魅力を感じていたのにプツンと魔力が消えてしまうことはある。以前は三島由紀夫が大好きだったのに、「豊饒の海」を読む前に魔法が消えた。たとえば「潮騒」を読もうとしたら、彼の文章リズムが心に響かず、全然読めなくなっていた。

少女と言えば、初めて「ロリータ」を読んでいた二十代の頃、一年に数回ほど発作的に年端もいかない少女に対する強烈な憧れが募っていた時期があったのだが、少女と知り合って仲良くなるプロセス現実的に細かいところまで検討すると、真っ当な手段がどこにも存在しないと気づいて、途端にこうした欲望への嫌悪の情が浮かんび、緩解していった。それに、無知相手自分利益のためだけに利用するのは邪悪定義に当てはまってしまうしね。

おそらく、当時の自分が憧れていたのは現実少女ではなく、思春期の頃に空想するような、成長の痛みや性の悩みに寄り添ってくれる同い年の少女で、その記憶を引きずっているに過ぎないのだ。つまり、幼馴染への憧れだ。そういう少女思春期の頃に出会えるはずはないし、自分問題自分解決しないといけない。そのうえ、よしんば実在したとしても、そんな少女とは「ノルウェイの森」のキズキと直子や、「海辺のカフカ」の佐伯さんと彼女恋人のように閉じた関係になってしまうだろう。結局は、成長の痛みを引き受けないことによる歪みを必ずや生み出すだろう。そういう空想上の女の子自分自身の鏡像ユングのいうアニマで、つまるところこれは自己愛である。今はむしろ年上好きである

(どうでもいいけどウィキペディアロリコン写真集記事、内容がやたらと詳しいんだがこれって倫理的にどうなのよ。誰かが興味持っちゃったらどうすんの)

2-11ヴァインランドトマス・ピンチョン 佐藤良明訳★★

ピンチョンはよくわからない。陰謀論ネタにしているんだろうが、直接扱ったエーコフーコーの振り子」のほうがエンタメとして好き。陰謀論的な思考ちゃんと茶化しているしね。個人的にはエーコが作中で既存の有名どころの陰謀論をすべて統合したオリジナルの壮大な陰謀論を作り上げているあたりがヤバい。あるいは架空史の仁木稔の「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」か。困ったことに、これらの作品が発表されてから陰謀論ネタとして面白い物から現実の脅威となってしまっている。

エーコが楽しめてピンチョンにピンとこなかった理由を考えてみると、たぶん元ネタとなる知識をどれくらい知っていたかに尽きる気がする。自分キリスト教やオカルティズム、カバラや魔術については多少わかるのだが、六十年代アメリカポップカルチャー現代エンタメには詳しくない。だが、この作品は実際、死をもたらすツボ押しマッサージが出てきて「あと何日でお前は死ぬ」みたいな「北斗神拳」っぽいネタを扱っている。なんせこの爆弾を埋め込まれるのが日本人サラリーマンなのだ

2-12ブリキの太鼓ギュンター・グラス 池内紀訳★★★

文庫本にして三冊の本を無理やり一冊に押し込んで、小さな活字二段組みなので読むのがしんどいし、「早く読み終えなきゃ」って焦ってしまった覚えがある。馬の生首のシーンが有名だよね。

三歳で成長するのをやめたダンツィヒ回廊生まれ少年主人公の癖に、義母を寝取って子どもを産ませているんだから、とんでもない話だ。純粋無垢なままでいるために三歳よりも大きくなるのをやめた話と思わせて、実は様々な女性恋愛遍歴をしている。家族が次々と殺されて行ってもね。

そういえば、さっきモテる奴の話を読んで何が面白いのかと書いたけれども、舞台現代日本でなければ別世界ファンタジーとして享受できるらしい。幼馴染のロマンスだって、別の国や時代舞台ならまだ受け入れられる。たとえばロンゴス「ダフニスクロエ」だけじゃなくてコレット青い麦」も割と好き。どっちも少年側が人妻に性の手ほどきを受けるので、これで多少性癖が歪んだ気がする。村上春樹海辺のカフカ」と合わせておねショタに目覚めてしまった。あと、青春物があまりきじゃないのに、「十三機兵防衛圏」はプレイできているの、あれが一つは君と僕みたいだけみたいな閉じた雰囲気じゃなく、感傷ダダ洩れの地の文章が無く、群像劇からってのもある気がする。

話を戻す。うじうじしているくせに、本当はモテることにすごく憧れているただ。だが、十五分の自慰行為あいだならエロ漫画主人公と同一化できるかもしれないけれど、数時間かけて読む文学では自己同一化魔法は解けてしまう。細かい設定があるのだから自分との差異がどんどん強調される。自分は到底なれそうにもない、かっこいいキャラモテても、ちっとも面白くないのであるしかしこんな話を聞かされる読者も面白くないだろうしこのあたりで切り上げる。小説ダメ人間、僕が先に好きだったのにという人間にならなんとか自己同一化できたのである(余談だが、かつての週刊誌の中づり広告のようなエロス無法地帯ウェブ広告で「カラミざかり」が出てきたとき主人公の来ている服のロゴに「cuckold」と書いてあったが、これは英語で「寝取られ男」という意味である。そういう芸の細かいところ、わかる人にはわかる小ネタは好きよ)。

少し現実的に考えてみれば、滅茶苦茶にモテ複数女性から同時に交際を求められたら、しかも好みの相手でなければ、それはそれで面倒そうなのであるが、嫉妬と羨望に狂っているさなかにはそれはわからない。同じく、浅ましいことに3Pとかも憧れるけれど、よしんばそんな機会が訪れたとして、絶対気をつかうし面倒くさい。自分が手に入れられなかったもの理想化されて頭の中で猛烈な輝きを持つが、一度頭を冷やしてみよう。

続く。

2025-01-01

老害が呟くゼロから始める楽しい 偏差値70&早慶上智MARCH 世界史受験 攻略法

[前書き]

keepメモに残っていた呪物みたいな文章のお焚き上げです。n年前の文章なので今も通用するか分かりません。

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こんにちは

もうタイトルの通りなのでどんどん本文入ります

まず注意書きとしては別にこれを見て真似れば必ず偏差値70取れる訳ではありません。

ただ自分はこの方法で独学で勉強して河合塾全統マーク記述模試でMAX71、アベレージ65-70、

高校2年終わりから受験直前まで偏差値を維持。

ほかの教科の出来の悪さを抑えて、世界史が難問悪問で有名な四谷私大滑り込みました。

良ければ参考にしてください。

☆☆☆

必要ものはたったの5個(+1個)である

0.世界史学習漫画(買う必要なし、借りれば良い)

1.山川出版社世界史B教科書

2.山川出版社書き込み世界史教科書

3.山川出版社世界史資料集

4.山川出版社単語

5.実力をつける100題

☆☆☆

チャートこちら。

世界史マンガを読む

②一節ごとに教科書を読んでみる。

③一節読んだら書き込み教科書を赤シートで消えるペンで埋める。

④全て埋まったらまた節ごとに赤シートを隠して別紙に空欄の答えを書くことを暗記するまで繰り返す。

早慶志望者は実力のつく100題を2周くらいこなす

以下説明である

☆☆☆

マンガを読む

歴史はぶつ切りで覚えても年号問題にやられるだけなのでハナから流れで覚えるべき。

ただ最初から教科書を読んでもワケワカメでつまんないはずである

そこで小学館集英社etc...どこが出しているのでもいいので、

世界歴史」みたいな名前10巻くらいある漫画をとりあえず全巻読んでみる。

お受験生向けに1冊で漫画にまとめたものがあるけれど、

最初世界史を掴むなら年号などない小学生向けの平易なつの方が絶対ハマりやす図書館にもあるのでそちらをオススメする。

一周読めばなんとなく世界史の流れやナポレオンのような著名な人物&エピソードは掴めるはずである

万が一漫画を読んでもひとつも興味のある人物エピソードがない場合は、

残念ながらあなた世界史受験もっと言えば恐らく日本史にも向いてないので政治経済あたりに転向した方がいい。

②③教科書を読み穴埋めする

なぜ参考書ではなく山川教科書にこだわるのかと言えば、

高校世界史における最もスタンダードでありここからそのまま引用して問題文が作られることも多いバイブルからである

参考書も元を正せば教科書を参照しながら書いてるわけである

普通であれば教科書読んでもわけわかめだが、

漫画エッセンスを入れれば、

こんなに面白いことが簡潔にまとめられている書籍もないことに気がつく。

勿論、ただ教科書を読むだけでは特に単語が頭に入ってこない。そこで穴埋め教科書の出番である

最初軽く教科書を読み流したあと、次は教科書を片手に赤ペンで穴埋めノートを埋めていく。

こうすることで教科書のセンテンスを流れで入れながら単語も手を動かすことによって自然と頭に入ってくる。

たこの時、対応する資料集のページを開いておくことも大切だ。

教科書で小さく表示された地図作品資料集では大きく表示されて視覚的に世界史を捉えるのにもたいへん向いている。

教科書・書込み教科書資料集黄金トリオを忘れずに!

④穴埋めを周回する

400ページにも渡る教科書重要事項のみとはいえ書き込みを終えただけでも、

受験生の中であなたは皮が剥けた類にはいるでしょう。

ただ書き込み教科書書き込みが終わっただけでは、

余程記憶力の好い人以外偏差値70には遠い。ここからが周回するのが本番である

これまで私は赤シートで隠れるペンで書き込めと言ったが、

この2週目からは赤シートで隠しながら何も無い状態で別紙に書き込み教科書の空欄を埋めていくわけである

この2週目からスラスラと答えが埋まる人はそうそういないだろうが、それでいいのである

思いつかない言葉があった節の教科書・書込み教科書資料集黄金トリオをまた傍らに読み込めばいい。

これを何周かするとあら不思議教科書を見ずに書き込み教科書の空欄が埋められるようになる。

更に書き込み教科書仕様上、一問一答のように単語だけを覚えるのではなく教科書文脈も揃った上で単語を覚えている最強の状態になる。

注意としては例え苦手な分野があっても、覚え切るまで時代地域を大規模に前後左右することはやってはいけない。

せっかく流れで覚えているのにごっちゃになってしまう。

ただ1周を順番通りにやり遂げることを覚えるまで何度も成すのが一番の近道である

⑤実力をつける100題

正直書き込み教科書マスターすれば早稲田文化構想や慶應文学部あたり、それからそもそも英語がめちゃくちゃ強い人ならこれ以上対策はあまり必要ないと思う。

過去問演習に入っていいだろう。そこで分からなかったことは追って学べばいいだけである

ただ世界史性格の悪い問題を出しやす早稲田の社学や慶應経済あたりを受ける人、

そして世界史国語英語を補強したい人にオススメするのが実力をつける100題である

書店で見ていただければわかるが実力をつける100題はテキスト穴埋め型の問題が多く、

これが書き込み教科書穴埋めに馴染んだ人には非常に適している。

またレベル教科書では心もとない早慶レベル世界史を補うにはちょうどいい。

教科書を読んでも分からないことも多いと思うので実力をつける100題までやるなら、

山川世界史用語集は必須である(そうでなくても持っていると安心)

但し★マークのついた問題はこんなの誰も解けなくて当然なので余程の暇人以外は飛ばした方が賢明かもしれない。

これも何周でもやれるならやるべきだが、どこのどんな難化した世界史問題でも9割以上取らないと死ぬ人以外は正直2-3周でいいと思う。

深くやるにしても正答率の低い単元だけ周回を増やすくらいの感覚でいい。

このテキスト難易度もそうだが量とそこから広がる引き出しが膨大なので、時間を費やすぎると沼って他の科目や過去問演習の時間を奪いかねない。

何より知的好奇心を持って世界史勉強することを念頭書き込み教科書マスターして、実力をつける100題を数周するだけでも、

全統模試70はいけるポテンシャルと実力は得られるので、それ以上はもうお好きにどうぞの次元である

-----

以上である

時間はかかるがこれが恐らくどの大学でも1番確実で安価で何より楽しい世界史対策なので活用いただければ幸いである。

2024-12-29

宗教の成立要件は?

宗教」を定義し、その成立要件を明確にすることは学問的にも議論が分かれる分野ですが、一般的宗教とみなされるために必要要件には以下のようなものがあります。これらは宗教学、哲学社会学などで共通して挙げられる基本的な要素です。

 

1. 超越的な存在概念

• 内容:

神、霊、超自然的な力、宇宙的秩序など、日常生活を超えた存在概念信仰認識すること。

• 例:

一神教キリスト教イスラム教)の「神」。

多神教ヒンドゥー教古代ギリシャ神話)の多様な神々。

• 非神格宗教仏教)の「涅槃」や「業」のような法則

 

2. 教義信仰体系

• 内容:

超越的存在概念についての教えや信念の体系。これが宗教を支える哲学的・倫理的な基盤となる。

• 例:

仏教の「四諦」や「八正道」。

キリスト教の「十戒」や「三位一体」。

イスラム教の「五行」や「シャリーア」。

 

3. 儀式礼拝実践

• 内容:

信仰表現するための形式化された行動や儀式があること。これにより、信者宗教に参加し、コミュニティとのつながりを持つ。

• 例:

キリスト教ミサ

イスラム教礼拝サラート)。

仏教瞑想読経

 

4. 倫理観価値体系

• 内容:

信仰に基づいて生活や行動の規範となる倫理価値観を提供すること。

• 例:

仏教の「五戒」(殺生を避ける、不正を避けるなど)。

イスラム教の「ハラール」や「ハラーム」などの生活規範

キリスト教の「隣人愛」や「黄金律」。

 

5. 組織信者コミュニティ

• 内容:

宗教の教えを広め、維持するための組織共同体存在すること。これには聖職者管理機構信者集団が含まれる。

• 例:

キリスト教教会牧師

イスラム教モスクイマーム

仏教僧侶寺院

 

6. 聖典伝統

• 内容:

教えや儀式を記録し、伝えるための書物口承伝統があること。

• 例:

キリスト教の「聖書」。

イスラム教の「コーラン」。

仏教の「スートラ経典)」。

 

7. 超自然経験や救済の追求

• 内容:

信仰者に特有体験や、死後の世界や魂の救済といった宗教的な目的存在すること。

• 例:

キリスト教の「天国」。

仏教の「涅槃」。

ヒンドゥー教の「輪廻転生」。

 

8. 時間的空間的な聖性の存在

• 内容:

特定時間場所神聖とされ、宗教的行為が行われること。

• 例:

ユダヤ教安息日

イスラム教ラマダン

仏教聖地ブッダガヤなど)。

 

9. 個人社会への影響

• 内容:

個人内面価値観、救済観)だけでなく、社会文化に影響を与える力を持つこと。

• 例:

キリスト教の「教会暦」や西洋文化への影響。

イスラム教シャリーア法が社会に与える影響。

仏教アジア諸国文化根付いた例。

 

注意点: 宗教曖昧境界線

宗教とみなされるかどうかは文化時代地域によって異なる場合があります

• 例: 仏教儒教宗教であると同時に哲学としても理解されることがある。

• 例: 新興宗教スピリチュアル信仰は、伝統的な宗教の枠組みでは捉えにくい。

 

結論

宗教」とみなすためには、上記の要素がいくつか揃っている必要があります。ただし、すべての要素が揃わなくても宗教とされる場合があり、特に文化歴史的背景によってその認識は異なります。そのため、宗教の成立要件を考える際は、柔軟な視点を持つことが重要です。

2024-12-27

FF14史上トップクラスのクソゴミコンテンツ「滅暗闇の雲激闘戦」

本当はフォーラムかXに書き連ねたかったけど、あっちはフォーラム戦士吉田テンパードなどがこぞって来るのでこちらに吐き出しときたいと思う。

そもそも黄金レガシー実装後はストーリーカスジョブ調整がクソなど問題だらけではあった。

まぁでも絶エデンは悪くなかったな…と思ってたら実装された滅アライアンス

ここまでとんでもない弩級うんこだったとは思ってもなかった。

8人レイドですら大縄跳びって言われるのに24人で大縄跳びしてどうすんだよ馬鹿

今まで高難易度報酬がしょっぱい装備とマウント(売却不可)だったのに、ここぞとばかりに余りもの放出してんじゃねーよカス

報酬の量にランダム性だしてどうすんだよアホ。初見ボーナス(大爆笑

「極くらいの難易度にしようと思いました(笑)零式くらいになっちゃいました(爆笑)」じゃねぇよボケ普通に調整も擦り合わせもできてねぇだけじゃねえか。

変なボーナスやら人数やらを見ると野良周回前提なんだろうけど何考えてんだよ。このゲームのお粗末な導線でクリア行けるわけねぇだろ間抜け

2024-12-25

anond:20241225171748

彼女HTML,CSS,JSPython,Javaと3DモデリングIT専門学校で学んだ経験があります

IT専門学校だと「技術」の在留資格が取れる可能性がある。

ここら辺は割とセンスがいるし、替えがきかないことはある。

3Dモデリングなんかいい例で、この手の仕事は属人制がすごく高い。

https://dq10.news/39594

悲報】あの覇権MMORPGゲーム開発者さん、エロ画像販売がバレて逃亡

ある会社にすごく優秀なモデラーがいたんだが、この人がエロモデルMOD販売したせいで首になった。

https://note.com/sute9270/n/n2f215e3b4860

グラフィックアップデートまとめ

https://ff14net.2chblog.jp/archives/62001387.html

FF14】「繊細さを要するところの作りが不十分」公式フォーラムに現れた野生のプロによる7.0グラアプデへの指摘がコチラ

その後、別の人を雇ったんだが、黄金以降はモデリングがあまりにひどすぎて、マジでアクティブ数が下がってる

(ただ、ゲーム業界的にはかなりやばいことらしく、首にしないとあかんレベルのことをやったので仕方ないことではあるが…)

なので、彼女技術がないとだめなことを示しつつ実際に作ったもの写真を提出できるように資料を用意したほうがいい。

資料ウェブサイトスクリーンショット印刷したやつでも構わない。

ぎゃくに飲食就労経験がないなら、レストラン経営関係調理技術在留資格を取るのはやめておいたほうがいい。

ネパール人など一部の人飲食店勤務とうそをついたんで、本当に飲食仕事をするか疑いの目で見られやすい。

しかも、従業員給料は安い(16~20万円ぐらい)くせに外国人相手差別する大家も多い。

都内だと日本人と同じ値段(5~6万円台)で風呂トイレ別、室内洗濯機置き場のアパートを借りることができない。

しかも、店の中でセクハラに会うのは日常茶飯事で、くそみたいな客もいる。

かといって経営者が天国かといえばそうでもなく、ヤシオスタン社長のように失敗して、立て直して成功すればいいほうなんだが、

飲食飲食競争が激しいし、家賃くそ高いところしかないので、儲かる人は意外と少ない。

しかも、外国人に貸してくれる大家はマシでいない。

(だから経営在留資格で、すくなとも500万円、1年程度は店舗を借りるのとは別にお金を用意しておくように言われる)

FCみたいな搾取することばかり考えてるくそ野郎も割と寄ってくる。

ただ、レストラン経営に興味があるなら、特定活動資格があるうちにイベントバーエデン日暮里とか神田蒲田バー三代目で1日店長とかやってみるといい。

それを何度かやって、楽しいし、お客さんも来るとなれば、レストラン経営は向いてると思う。

しかも、この手の経験入管目線だと「在留資格目当てに来る嘘つきやろー」とは違うということを示せるんで、プラスにはなる。

それにこの手のことはほかの在留資格に切り替えるとできなくなるので、やりたいなら、今のうちにやっておいたほうがいい。

追伸 彼女移民問題を起こすやつとは違うと思うけど、イベントバーエデンを使う際はゴミ出しとかルール守らせろよ。どこの国でもそうだが、外様に対する目はめちゃくちゃ厳しい。一度、ルール無視した外国人が現れると外国人全員が使えなくなる。

2024-12-22

anond:20241222205220

ごめんね、大陸からみるとそう見えたんだね 黄金の国ジパングなんてもうないんだよ

2024-12-21

anond:20241221170853

そんなことゆうとるから黄金頭センセに「カネが無いか野菜が摂れないとか言ってる奴は馬鹿」て牙むかれるんやぞ😑

イキってたら現実見せつけられて目の前の景色がぐにゃ~と歪む経験

ややもすると、人はそういう苦い記憶をしばらく経てば無かったことにしてしまものらしいので、戒めとしてここに個人的経験を書き記すことにする。






地方の県下NO.2の公立進学校合格

→当然、地帝に現役で受かるものだと思っていたら、学年平均層は関大立命館地元駅弁受かればかなり頑張ったほうで、現役だと同志社受けても大半が落ちると聞かされ絶望

実際、そうなってた。

関関同立×、駅弁×、地元私大〇で浪人一浪で関関立〇、駅弁◎というのが黄金パターンだった。





地帝への院ロンダ成功したことが幸いし、東大卒だらけの某大手メーカーに見事内定。圧倒的勝利確信する

産近甲龍卒の高校同期が入社した大手子会社従業員1000人足らずのノンバンク)と給与水準が変わらなかった。なんなら、課長までの年収なら若干負けてた。





地帝院卒で泣く子も黙る巨大企業に勤める20代なら婚活女子入れ食い状態だろう

→「凄いですねー!尊敬します( ^ω^ )」で終わり、一切お付き合いに発展しない。

どうやら結婚願望ある女子でも、学歴とか年収とか会社名とかの外形的肩書きは「それだけ揃ってるならお付き合い大歓迎!」という婚活イージーモード突入の決定打とは全くならないようだ。

たとえ相手派遣社員でも30代女性でも「で、肩書き除いたあなたはどんな人間なの?」と自分を安売りせず冷静に値踏みしてくる。



以上、戒めでした。

2024-12-17

2024年に読んで良かった10冊の本

anond:20241214160546

便乗して5冊挙げようとしたけど絞りきれなかったので倍プッシュした。2024年は1/1から今日までのあいだに315冊読みました。ちなみに、いま読んでる途中なのは上橋菜穂子香君』(2022年)と飛浩隆鹽津城』(2024年)、それに教養系の新書数冊。

ウィリアム・シェイクスピア十二夜』(1600年)

今年はアプリリリース3周年を迎えたウマ娘に突如シーザリオ実装されるというサプライズが起きて、仮にウマ娘化されるとしたら絶対男装の麗人キャラだろうなと思っていたら本当に男装の麗人だったので全俺が歓喜したし、オフザリオの声が可愛すぎませんか……? 俺はああいう透き通ったというか透明感があるというか鈴を転がすようなというか、とにかくそんな感じの声に弱いのだ。身体きもいいしなグヘヘ。シナリオではずっとイチャイチャしてて最高すぎる。俺の嫁Tier最上位です。引けてよかった……! ちゃんと「シーザリオ英雄譚」の称号もゲットしました。チャンミは優勝できなかったけどな! ところで俺は『ハムレットしかシェイクスピア作品を読んだことがなかったので、良い機会だということでシーザリオ名前元ネタになった『十二夜』を読んでみることにした。男装の麗人、すれちがう恋心、よく似た兄妹の人違い、と来てお前女だったのかからハッピーエンドで終わる、まあテンプレ通りのラブコメだったんだけどひょっとしてこれがラブコメテンプレになったやつだったりします? 偉大すぎでは。っていうか「十二夜」って、古代ローマのサートゥルナーリア祭をもとにした公現祭エピファネイア)のことだったんだ……。ほかにも『リア王』『マクベス』『リチャード三世』『お気に召すまま』『ジュリアス・シーザー』『夏の夜の夢』を読んだんだけど、いちばん好きなのは十二夜』です、はい。「僕は僕が演じているものではありません」っていう台詞すき(小並感)。

ところでシェイクスピアといえば、古河絶水『かくて謀反の冬は去り』(2023年)というラノベシェイクスピアパロディなのね。『リチャード三世』をパロった1巻を読んだときにはまったく気づいてなくて、あとがきを読んで「これシェイクスピアだったんだ」となり、元ネタを読んだらめっちゃからさまだったし、今年出た2巻はもう露骨に『マクベスオマージュで、さら二・二六事件三島由紀夫割腹自殺などのネタも盛り込まれていて非常に楽しく読めた。古代日本風ファンタジィ(e.g. 沢村凜黄金の王 白銀の王』)とか、近代日本モチーフミリタリもの(e.g. 佐藤大輔皇国の守護者』)とかはよく見かけるけど、人名とか文化とかが古代日本風なのにテクノロジが近代風な政治劇というのはなかなかなかったように思うので新鮮というか、「その手があったか!」という感じだ。笑いとシリアスバランスが良く、裏の裏をかくサスペンスが繰り広げられて、続きが非常に楽しみな作品なのですごくすごいオススメです(語彙力トプロ)。そういえば春先にはちょうど前年に文庫落ちしたホルヘ・ルイス・ボルヘスの『シェイクスピア記憶』(1980年)も読んだんだった。俺の中で今年はシェイクスピア元年ということで。

ジョン・ステュアート・ミル自由論』(1859年)

自分ではリベラル派のつもりなんだけど、実はちゃん原典を読んだことがなかったので読んでみた。日本でいうと幕末に書かれた本なのに「そうだよ~~~それだよ~~~!!!1!」と同意するところが非常に多かったので、自分は根っから自由主義者なんだと再確認。みんなも(本来意味での)リベラリストになろうぜ。リベラリズム関連だと、ほかに井上達夫リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』(2015年)を読んだ。ラディカルだが筋が通っている。ところで著者がアメリカ留学してたときに「なんで日本人がリベラリズム研究を?」って言われたというエピソードがちっともリベラルではなくてドン引きしたというか、あいつらひょっとして自由主義人類普遍原理ではなく西洋文化かなにかだとでも思ってんの? 人類普遍原理じゃないならなんでヨソの文化圏に押し付けてもいいと思えるんだ。非西洋自由主義者としては不愉快

ノーラエレングロース『みんなが手話で話した島』(1985年

もんのすごい面白い。話には聞いていたマーサズ・ヴィンヤード島の手話についての本。この島ではかつては高確率で聾の子供が生まれたため、島のほぼ全員が手話を身に着けていて、ときには聴者どうしが手話で話すこともあった。したがって耳の聞こえない人たちも完全に社会統合されていて、社会的な不利益を受けることはなかった。この島では聾であることはただの様々な個人の特徴のうちのひとつであって、それが重大な意味を持っているとはみなされていなかった。たとえば以下の会話のように。

「アイゼイアとデイヴィッドについて、何か共通することを覚えていますか」

「もちろん、覚えていますとも。二人とも腕っこきの漁師でした。本当に腕のいい漁師でした」

「ひょっとして、お二人とも聾だったのではありませんか」

「そうそう、いわれてみればその通りでした。二人とも聾だったのです。何ということでしょう。すっかり忘れてしまうなんて」

島の出身者にとって、彼らはまずもって漁師であり、聾であることは、そういえば耳が聞こえなかったね、という程度のものしかなかったということだ。この本を読むと、なるほど障害社会モデルは正しいのだなぁと納得してしまう。手話共通語として存在した共同体のあり方をインタヴューと文献調査によって復元していく社会史的な面白さに加えて、途中では島民の聾の起源近世イングランドにまで遡って明らかにしていくという謎解きの面白さも味わえる。まさか手話の本読んでてジョージダウニングダウニング街の由来)とかサミュエル・ピープス日記を遺したことで有名)とかの名前が出てくるとは思わないじゃん。そしてこの「手話楽園」が徐々に崩壊し、終焉へと向かう過程寂寥感にあふれている。今年読んだノンフィクションでは一番ですわ。超オススメ

綾辻行人十角館の殺人』(1987年

まだ読んでませんでしたテヘペロ最初読んだときは「衝撃の一文」の意味がわからず、ああ、あれって襲名制でこいつは先代なんだ、って一瞬勘違いしちゃったんだけど、独白が始まるにつれて鳥肌立った。お、お前~~~~~~!!!1!! 小説としての出来は正直言って荒削りで、お世辞にも上手いとは言いがたいのだけれど、謎解きとしての衝撃は絶大ですわ。なるほどこれが新本格の先駆けか……。そういうことでちょぼちょぼと館シリーズを読み始めてます。いま人形館の途中。

うそう、本作がきっかけで○○○○○○の『○○殺人事件』(1929年)も読みました。タイトルだけ読んで中世ヨーロッパ舞台にした歴史ミステリなのかと思ってたら全然違ったわ。あなたの「○○」はどこから? 僕は、『電脳山荘殺人事件から! っていうか本作を読んで学生時代に読んだ米澤穂信インシテミル』(2007年)のなかで意味がよくわからなかった一節の意味をようやく理解した(岩井読書マウント取るシーン)。『○○殺人事件』のあとがきとか「読者への挑戦」とかそういうコーナーで作者が自己紹介する文があるものだとばかり思ってたけど、本作を指してたのかよ!

サイモン・ホロビンスペリング英語史』(2013年

英語への解像度が上がった1冊。英語スペリングに悩まされ、「俺は日本から出ないか英語は要らない!」と高校時代放言しておきながらいまは英語をそれなりに使う仕事をしている者からすると、かつて味わった理不尽の謎解きという意味ですごく面白かったし、何というか、あの理不尽の背後にはこんな歴史があったのか……と知ることで、英語への愛情のようなものが増した気がする。「世界共通語」とか呼ばれて出羽守から持て囃される帝国主義的な覇権言語としての英語は相変わらず好きになれそうもないが、しかし、ヨーロッパの片隅にある島で数奇な歴史を辿ってきた言語としての英語のことは割と好きになれる、そんな本だった。

菅浩江放課後のプレアデス みなとの星宙』(2015年

アニメを見た直後に読んでおけばよかったシリーズ。名作ジュヴナイルSFアニメ放課後のプレアデス』のノベライズなんだけど、キャラクタの掘り下げが完璧すぎる。みなとという謎めいた存在に丁寧に肉付けして、彼がプレアデス星人出会って闇堕ちしすばるに救われるまでの過程説得力をもって再構成していてすごくすごい(語彙力)。主題歌引用タイミング完璧すぎるだろ(「Stella-rium」は名曲からみんな聴こうな)。そして、あおい、ひかる、いつき、ななこといったキャラクタの名前漢字が当てられていくところは本当にゾクゾクした。これオリジナル設定ってマ? 佐伯昭志リリカルアニメを『永遠の森』『そばかすフィギュア』の菅浩江ノベライズするなら、そんなのもう心が洗われるような名作にしかならんわけで。読み終えたあとにまたアニメを見たくなる、そんな素敵なノベライズだった。大好き。

ジェリー・Z・ミュラー『測りすぎ』(2018年

数値の測定は大事なことだが、それが濫用された結果どうなるのかという事例が色々と挙げられていて、この本末転倒感は日本でよくあるやつだ……! と思ったらだいたいアメリカの事例なので人類を滅ぼすしかない。この問題で難しいのは適度な測定には意味や意義があることで(たとえば、論文の本数が重視されるようになった結果薄っぺら論文が量産されるようになるのはよくないが、ちっとも論文を書いていないひとに多額の研究費が配分されるのはおかしい、というお気持ち)、測定なんて意味がないとは言い切れないことだが、本書の著者は最後に「測定のまっとうな使い方」のための指針を提示していて、この増田で挙げた本のなかでは一番実用性が高い。「測定は判断の代わりにはならない。測定は、判断要するものだ」という金言政策決定にあたるひとたちには噛み締めてほしいなと。

白鳥士郎りゅうおうのおしごと!18』(2023年

こっちはJ. S. ミルじゃなくてJS見る。5巻くらいで読むのやめてたシリーズなんだけど読むの再開したらすごく面白くてハマってしまった。人工知能によって将棋が終わってしまったという夜叉神天衣と九頭竜八一の抱く絶望と諦念を、雛鶴あいと神鍋歩夢というそれぞれのライバルねじ伏せていく、めっちゃ骨太将棋小説じゃん……。ただのロリ小説と思わせておいて、いや実際にロリ小説でもあるんだけど(ロリホームって何だよ)、AIという最新のテーマに向き合って「解」を提示してみせる胸熱将棋小説でもあるというギャップが俺を狂わせる。すげー面白いっすわ。

ところで、さんざ褒めておきながら将棋の定跡とか全然わからんのは秘密だ。ひ、『ヒカルの碁』も盤面わかんなくても読めてたし……(震え声)

米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(2024年

小市民シリーズの完結編。ずっと追いかけてきたシリーズの終わりが見れて感無量すぎる。読み始めたの高校の頃とかだからマジで20年越しなんだよな。『春期限定いちごタルト事件』の序盤で示唆された、小鳩くんが出しゃばって不興を買ってしまった過去事件が描かれていて、20年越しの伏線回収が嬉しすぎる。

「なあ。おまえ、鬱陶しいよ」

これってこういう文脈でのことだったのか~~~~~とか、互恵関係! 互恵関係きた! これで勝つる! とか、〈小市民シリーズ過去が明かされていく展開を味わって読んでいたらそれが小鳩くんの遭った事故と徐々に繋がっていく過程は流石のよねぽだった。本作で〈小市民シリーズは綺麗に完結したわけだけど、これ短編集もう1冊くらいいけるんじゃないですか? という気持ちになってしまう。読みたいよ~~~~小鳩くんと小佐内さんの物語もっと読みたいよ~~~~~~~~!!!1!!

かまど&みくのしん『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』(2024年

オモコロ話題になってたみくのしんの読書録。一文一文を噛みしめるように丁寧に読んでいてすごい。国語の授業が苦手だったみたいなこと言ってるけど、マジで正統的な国語の授業みたいな読み方してるのすごすぎるでしょ。そしてこの本を読んで「一文一文を噛みしめることなくただ数だけを積み上げてきた俺の読書とは空虚ものではないのか……」という敗北感に囚われていたところに次の文がすっと差しまれてくるのです。

本が読めないと尻込みしていた男を「正しい読み方なんてないから」と、訳知り顔で励ましておいて、いざ自分のこととなると、ちっぽけ呼ばわりなんて本末転倒じゃないか

本書はみくのしんの読書追体験であると同時に、本好きへのエールでもあると感じた。本には色んな読み方の可能性があって、すごく自由ものなんだということ。それを思い出させてくれる、とても良い本だった。ありがとう

2024-12-14

初めてホンモノの寿司を食べた

職場から歩いて5分くらいのところに寿司屋があって、職場人間がけっこう贔屓にしているらしいと聞いていた

業態がなかなか渋くて、昼は秘密営業している

「仕込み中」のふだが出ていてのれんも降りてないので、一見するとやってないんだけど、戸を開けて「今いいすか?」とか言ったら普通に入れて、普通に握りを食うことができる、とそういう話らしかった

そんなん1人でイキナリ行けないっすよね、ということで、先輩に連れられて昼に行った

正直、舐めていた

うまいと言ってるが、言ってもその辺の住宅街みたいなところにある別に有名店でもないところだし、そんな別格みたいなうまさではないだろう、と

メチャクチャうまかった 

別格だった

イカ白身魚

寿司大将が握りたてを2貫ずつ目の前に置いてくれるスタイルだった

寿司屋に来ておいてなんだが、俺は魚介類基本的に苦手だ 魚は全然いけるけど、イカエビタコの類は好んで食べない

いきなりイカ寿司だ 避けてきた食い物…しかし、食わないわけにはいかない

食った うまかった 初めて生のイカうまいと思った

生のイカ特有の、一瞬抵抗があってその後ほどけるような食感 あれが俺はあんまり好きではないんだけど、どういうわけか、ほぐれる酢飯と合わさると、全てが調和するような感覚があった

白身の魚の握りもあった なんの魚か、多分提供時に大将が言ってくれてたんだけど、緊張していて覚えてない

うまかったことだけは覚えている

味噌汁

ここで奥さん味噌汁提供してくれた

具はワカメくらいしか入っていないシンプルものだが、味噌がいいのか出汁がいいのか、しみじみとうまい 寿司を食い、次の寿司を待つ間に味噌汁をすする

その黄金サイクルを構成する、重要ポジションだった

まぐろ2種(たぶん)

ザ・まぐろという感じの色をしたまぐろ赤身

たぶんまぐろだと思うんだけど、赤身より白っぽい、より脂の乗った感じの、カテゴリとしては赤身っぽいやつ

その2貫が第二陣だった

メチャクチャうまいしか言いようがない

醤油をつけて食うんだけど、ネタがけっこうデカくて、醤油がつききらないところの方が多い

じゃあその辺は味がしないのか?というとまったくそうではなくて、なんかもうよくわかんねえんだけど、醤油とか付いてなくても全然味がした

下味がついてるとかそういうセコい話ではなく、寝かされたネタのものもつ旨味が、調味料なしでも発揮されていた

うまい うまいしか言えねえ

そんなまぐろ(たぶん)が2貫

サーモンえび

前述のとおりエビも苦手なんだが、その程度の苦手意識はもはやなんの意味も持たなかった

……いや、そうでもないな

なんの不快感もなく食えて、むしろうまいと思ったのは間違いないんだけど、味の記憶解像度が低い気がする

俺はエビがかなり嫌いだった時期があるので、やっぱそういう体験とのぶつかり合いがあって、総合してプラスではあるんだけど、他のネタと比べると味わいきれていないんだと思う

次はもっとちゃんと、味をアプリシエイトしたい

そんでサーモンなんだが、これが一番体験として面白かったと思う

なんつうか、シャキシャキしていた

噛み切るとき弾力をもった歯応えがあった

融けるような食感だったまぐろの握りには全くなかった食感だった 

魚によって食感が違う、というのは、まあそりゃそうなんだけど、こんなに明らかに違うもんなのか、と思った

味は当然うまい うまいに決まっている

いくら軍艦

同席していた常連の先輩いわく、いくらが出てくるのはラッキーらしい 偶然タイミングがよかったので、普段は出さないくらにありつけたらしい

やっぱこう、食感ですよ 食感が違いますよね

シャリの口どけがいいのはもちろん、どういう理屈分からんけど、いくらの口どけもいいというか、粒を感じるんだけど、その一粒一粒がどう動いてどう崩れていくのかが知覚できるというか、そういう食感だった

いくらシャリも粒じゃないですか 粒度の違うふたつの粒が、絡み合うようにしてほぐれる その感覚はもはや、エンターテイメントだったんだよな

イカ塩辛手巻き寿司

これもレアネタで、ちょうど塩辛が入ってるから出してやるよ!というような感じらしい

塩辛はいける?と大将から確認が入る

実際のところいけない、というか食ったことがないんだが、俺はまっすぐな目をして「いけます!」と頷いた

この店なら、何が出てこようといけないわけが無かったか

デカ手巻き寿司で、終端から塩辛がこぼれる姿はクレープのようでもあった

うまかった

初めて食う塩辛は、塩辛の名に違わずかに塩辛かったが、その塩辛さと、あのイカ特有の食感とが、手巻き寿司海苔およびシャリの中心で渦巻くようで、なんかよく分かんねえけど、竜巻のようですらあった

うまい うまかった

 

俺は寿司を初めて食べたんじゃなかろうか?と思う

これまで食ってきたもの寿司モドキでしかなかった

というか、もはやまったく別種の食い物だった

もっと寿司を食わなくてはな、と思う

これまで俺は寿司が好きだと思っていたが、それはビッグカツだけを食べてトンカツが好きだと思っているようなものだった

そして会計は1,300円だった

ビックリするような価格

利益出てんのか?という価格で、実際大将の口ぶり的に、利益は出ていないと思われた

でも夜に行っても握りの価格は据え置きらしい

俺の町って寿司ホットスポットだったのか……?

2024-12-12

anond:20241204013057

ドルが80円から130円になっても2%インフレにならなかったのにムロジャーさんもリフレ派の正しさを認めてるじゃん?とドヤれる黄金精神

2024-12-06

日本人みんなが盛り上がるような“第二の国歌”的なの、なにがいい?

アメリカでいえば“星条旗永遠なれ”とか、イギリスなら“威風堂々”とか、イタリアならアイーダの“凱旋行進曲”、ナブッコの“行け、我が思いよ、黄金の翼に乗って”、オーストリアなら“美しく青きドナウ”、“ラデツキー行進曲”みたいなの。

昔は“軍艦マーチ”とかだったんだろうけど。

宇宙戦艦ヤマトテーマ曲かいいかな?とか一瞬思ったけど、最近の人はしらんよね。

福部マーチとか?

2024-12-03

FF14飽きちゃったな2024

一緒にやる友達がいればまあできなくはないが、

やる事おんなじ過ぎるのと、気になってたストーリー

黄金から微妙だったので課金やめてしまった

2024-12-01

[]

ドラゴンクエスト3 HD-2D版をクリアした。プレイ時間は53時間ぐらい。

最終盤からボスあたりの難易度設定にちょっと疑問を感じたので最高とは言いづらいど、十分楽しめた。

ストーリーは色々補完されてて良かったと思う。



探索はだいたい楽な感じだったと思う。



ボスは序盤は文句なしだけど、終盤はちょっと微妙な感じだった。



終盤から裏にかけてはちょっと微妙な感じだった。なんというかバランスが変。



他に気になった点は以下。



職業の印象は以下のような感じ。特技を覚えるようになって色々な職になる楽しさがあって良かったと思う。



アイテム収集100%になったし、終わり。

レベル99とか、種集めて能力カンストさせるとかは面倒だからやらない。

アプデでもうちょっとこうげきが入るようになったり、終盤のちょっとバランスおかしいのがマシになったらなあと思う。

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