「ハーパー・リー」を含む日記

■アメリカの表現規制

以下はアメリカで規制された本のリスト（一部）です

元スレは　/r/mildlyinteresting/comments/1jvvs4e/section_of_banned_books_in_a_barnes_noble/　ですが、残念ながらポストが削除されてしまったのでその解説コメントの方を転載します

古典的名著や絵本、有名SF作品、人気映画化作品が多くて驚きます

本のリストと、それが禁止または問題視された理由:

• ジャズ・ジェニングス作「I Am Jazz」

→LGBTQ+をテーマにしており、特にトランスジェンダーのアイデンティティを扱っている。複数の州で発禁。

• モーリス・センダック著『かいじゅうたちのいるところ』

→ 暗い心理的テーマと不適切な行為が問題視される。

• ジェシカ・ラブ『ジュリアンはマーメイド』

→LGBTQ+のテーマと性別の不一致。子どもたちに「混乱を招いた」と批判される。

• 禁止された本についての子供向けの本

→ メタインクルージョン: 本の禁止について教育します。

• キャサリン・パターソン著『テラビシアにかける橋』

→言語、死、そして宗教的な問題。

• ロアルド・ダールの『魔女がいっぱい』

→女性蔑視と反キリスト教のテーマに対する非難。

• Alan Gratz 著「Ban This Book 貸し出し禁止の本をすくえ！」

→ 検閲そのものについての物語。禁止された本のテーマが含まれているとして批判されている。

• CS ルイス著『ナルニア国物語』

→ 宗教的寓話と性差別的であるとの批判を受ける。

• Go Ask Alice (匿名、ベアトリス・スパークス作)

→ 薬物使用、性的な内容、物議を醸す著者。

• ジョン・グリーン著『アラスカを追いかけて』

→ 性的な内容、言葉、そして死。

• ジョージ・M・ジョンソン著『All Boys Aren't Blue』

→ LGBTQ+ の回想録が、露骨な内容とアイデンティティのテーマで批判を浴びる。

• SEヒントン著『アウトサイダーズ』

→暴力、ギャング活動、喫煙、未成年飲酒。

• ローリー・ハルズ・アンダーソン著『スピーク』

→性的暴行がテーマ。「不適切」だと批判される。

アンジー・トーマス著『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ』

→言語、薬物使用、そして反警察的な内容と認識されるもの。

• ウィリアム・ゴールディング著『蠅の王』

→ 暴力、激しい言葉遣い、不穏なテーマ。

• ジェイ・アッシャー著『13の理由』

→自殺、メンタルヘルス、性的内容。

• ロイス・ローリー著『ギヴァー―記憶を注ぐ者』

→安楽死、性的な内容、不穏なディストピア的要素。

• アダム・シルヴェラ著『The First to Die at the End』

→ LGBTQ+ をテーマにしており、保守的な地区では異論がある。

• グレゴリー・マグワイア著『ウィキッドー誰も知らない、もう一つのオズの物語』

→ 性的な内容と古典的な登場人物の破壊的な再解釈。

• マルジャン・サトラピの『ペルセポリス』

→政治的見解、宗教批判、グラフィックなイメージ。

• アリソン・ベクデル著『ファン・ホーム ～ある家族の悲喜劇～』

→LGBTQ+ のテーマとセクシュアリティの描写。

• アリス・ウォーカー著『カラーパープル』

→ レイプ、近親相姦、および露骨な内容。

• マヤ・アンジェロウ著『歌え、翔べない鳥たちよ ―マヤ・アンジェロウ自伝』

→性的虐待、レイプ、人種差別。

• スティーブン・チョボスキー著『ウォールフラワー』

→ 性的内容、薬物使用、メンタルヘルスのテーマ。

• ジェイソン・スタンリー著『Erasing History』

→ 政治的な内容と批判的人種理論のテーマが問題視される。

• マーガレット・アトウッド著『侍女の物語』

→ 性的内容、反宗教的含み、ディストピア政治。

• ジャネット・ウォールズ著『ガラスの城の約束』

→言語、アルコール依存症、性的虐待。

• ベティ・フリーダン著『女らしさの神話』

→フェミニスト的な内容が「過激」または破壊的であると見なされる。

• キャロル・アンダーソン著『White Rage』

→人種的テーマ。一部の州では「分裂的」と評される。

• ジョージ・オーウェルの『1984年』

→反権威主義的なテーマ、政治批判。

• JD サリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』

→ 冒涜的な言葉、性的な言及、反抗的なテーマ。

• ハーパー・リー著『アラバマ物語』

→人種差別的中傷、レイプ、白人救世主物語。

• ジェフリー・ユージェニデス著『ヴァージン・スーサイズ（ﾍﾋﾞﾄﾝﾎﾞの季節に自殺した五人姉妹）』

→自殺、性的内容、精神衛生上の懸念。

• オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』

→薬物使用、性的自由、反宗教。

• スローターハウス5（カート・ヴォネガット著）

→反戦テーマ、冒涜的表現、性的内容。

• ジョン・スタインベックの『二十日鼠と人間』

→人種差別、障害者差別、暴力。

• ジョン・スタインベック著『エデンの東』

→ 性的内容および宗教的言及。

• ハリド・ホセイニ著『カイト・ランナー』

→レイプ、同性愛、暴力、宗教問題。

• オクタヴィア・E・バトラーの「種蒔きの寓話」

→ ディストピア的な暴力、人種、宗教。

• オクタヴィア・E・バトラーの「タレントの寓話」

→宗教的過激主義と権威主義の描写。

• ジャクリーン・ハープマン著『I Who Have Never Known Men』

→ あまり禁止されていないが、監禁とアイデンティティに関するディストピアのテーマ。

• サンドラ・シスネロス著『マンゴー通り、ときどきさよなら』

→虐待、貧困、ジェンダーの役割。

• エミリー・セント・ジョン・マンデル著『ステーションイレブン』

→ ディストピア的なテーマ。パンデミックや崩壊に関する内容が問題視されることもある。

• トニ・モリソン著『ビラヴド』

→奴隷制度、性的暴力、人種差別。

• ジョセフ・ヘラー著『キャッチ=22』

→言語、反戦メッセージ、性的内容。

注：これらの禁止措置や異議申し立てのほとんどは、米国の学区や公共図書館で発生しており、政治的圧力や保護者からの圧力が背景にある場合が多い。よく挙げられるテーマには、性的指向、人種、暴力、言語、宗教、政治批判などが含まれる。

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■anond:20240712231739

はい、大ヒット作を一つだけ書いた作家は何人かいます。以下にいくつかの例を挙げます。

マーガレット・ミッチェル - 『風と共に去りぬ』（1936年）

南北戦争を背景にした壮大なロマンスと戦争の物語。この作品は出版された直後からベストセラーとなり、1939年には映画化もされました。

ハーパー・リー - 『アラバマ物語』（1960年）

南部の小さな町での人種差別と正義を描いたこの小説は、ピューリッツァー賞を受賞し、後に映画化もされました。なお、後に『Go Set a Watchman』という続編が発表されましたが、これは『アラバマ物語』の草稿であり、厳密には二作目とは言えないかもしれません。

エミリー・ブロンテ - 『嵐が丘』（1847年）

激しい愛憎劇を描いたこの小説は、ブロンテの唯一の作品です。エミリー・ブロンテは1848年に若くして亡くなりましたが、この作品は今なお多くの読者に愛されています。

ジョン・ケネディ・トゥール - 『A Confederacy of Dunces』（1980年）

この風刺小説は、トゥールの死後に出版され、1981年にはピューリッツァー賞を受賞しました。トゥール自身は生前に出版を果たすことができませんでしたが、母親の尽力により世に出ることとなりました。

これらの作家たちは、一作品だけで文学史に名を刻んでいます。

Permalink | 記事への反応(1) | 15:15

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