ロバート・ワルドマンがAngry Bearでそう主張している。 そのエントリで彼が参照しているのは、米国の貧困に関するCENSUSデータ。その中の表5では、所得が貧困基準ライン*1の定数倍以下の人口の比率が掲載されている(定数倍としては、0.5〜2.0まで0.25刻みに取られている)。 ワルドマンが強調しているのは、一般には貧困基準ライン以下の人口比率(poverty rate)が指標として使われるが、そうではなく、貧困基準ライン×0.5倍以下の重度の貧困層の人口比率(severe poverty rate)を重視せよ、ということである。 試しに両指標、および両指標の比をグラフ化してみると以下のようになる。 棒グラフ(左軸)が貧困人口比率および重度の貧困人口比率、折れ線グラフ(右軸)が前者に対する後者の比である。人口比率自体は、両指標ともに、景気や格差拡大の影響によって上下している。しかし