今回のPMBOKガイド第6版が取り込んだアジャイルは、変化・変更を積極的に受け入れるという考えに基づいている。最近増えてきた、ITを活用するビジネスの企画・開発のプロジェクトは、激しい要求の変化に迅速に応える必要がある。そこでPMBOKガイドでも、これらの手法を取り入れた。プロジェクトマネジャーに対して、アジャイル手法による変化への適応を求めた歴史的改訂といえる。 以下では、PMBOKガイド第6版におけるアジャイル関係の内容を見ていく。 日本発の考え方に欧米の開発現場が注目 そもそもアジャイル開発のアプローチは、元は日本発の考え方である。『ハーバード・ビジネス・レビュー』が1986年に掲載した論文「The New New Product Development Game」にその端を発する。野中郁次郎博士と竹内弘高博士が、1970~80年代の日本企業の成功要因を具体的に解説したものだ。 同論
米PMI(Project Management Institute)が2017年9月6日(米国時間)、プロジェクトマネジメントの知識体系「PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)ガイド」の改訂版である第6版を発行した。 改訂のポイントや基本となる考え方について専門家が解説する。さらに今回の改訂をどう受け止めているか、プロジェクトマネジメントを研究する有識者や、現場のプロジェクトマネジャーの視点を紹介する。 PMBOK第6版の注目ポイント、有識者が斬る 5年ぶりの改訂となったPMBOKガイド第6版。従来にない大きな改訂だけに、プロジェクトマネジメントのプロはどう受け止めているのか。大手・中堅のIT企業、ユーザー企業、大学関係者など、4人の有識者に聞いた。 2017.09.29 なじみの用語が消える、PMBOK新版の見逃せない進化 プロジェクトマネ
米PMI(Project Management Institute)はプロジェクトマネジメントの知識体系「PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)ガイド」の第6版を、日本語を含む12カ国語で2017年9月6日(米国時間)に発表した。日本語版の書籍販売は2017年10月を予定している。 第6版では、ビジネスの視点を強化したのをはじめ、様々な内容を改訂した。以下で改訂のポイントを分析していくが、その前にPMBOKガイドの成り立ちや位置付けを簡単に紹介しておく。 PMBOKガイドの第1版は1996年に登場した。同ガイドの前身である「PMBOK」(1987年発行)をPMIが大幅に改訂。その名称をPMBOKガイドに改めて発行した。日本では日本語版の第1版が1997年に登場すると、大企業を中心に徐々に広まっていった。当初は建設やエンジニアリングの企業の採用
このスクールは社会においてプロジェクトマネジメントを実践する人に、さまざまな視点でプロジェクトマネジメントのスキルを学ぶ機会を提供するものです。これからプロジェクトに携わる人のためには、プロジェクトマネジメントの基本を分かりやすく解説し、実務でどのように実践するのかわからない人には実例をもとに仕事の進め方を紹介します。また、すでに仕事のベテランという人には、プロジェクトマネジメントを網羅的に俯瞰することで、自らのレベルアップや後進の指導のための知識を提供します。さらに、PMP試験や情報処理技術者試験(PM)の受験を考えている人には試験対策のための知識や合格のためのポイントを指導します。 各科目単位から受講を申し込むことができ、修了した科目の合計が5年間で120時間に達した方には、履修証明プログラムの修了証が送られます。この証明書はビジネスにおいて個人のプロジェクトマネジメントスキルの証明の
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