何度か当ブログでもご紹介していますが、米国にはCPGS(Conventional Prompt Global Strike:通常兵器型即時全地球攻撃)構想というものがあります。CPGSとは、「地球上のあらゆる場所へ1〜2時間以内に通常戦力による攻撃を行う」というコンセプトです。核抑止力の「一部」の代替、もしくは通常戦力と核戦力の「隙間」を埋めるものとして期待されているものですが、CPGSの研究・開発は様々な組織によって数種類のものが手がけられています。空軍と米国防高等研究計画局(DARPA)が進めている極超音速技術実証機「Falcon HTV-2(Hypersonic Technology Vehicle-2)」などが一例ですね。 さて、17日午前6時30分(東部時間)、陸軍のCPGS研究である「先進型極超音速兵器(Advanced Hypersonic Weapon:AHW)」の初実験が