日本の次の総理は、安倍晋三でほぼ決まりになっている。海外メディアの見方では、Shinzo Abeは改憲論者のタカ派である。つまり、これから世界は、日本は改憲して軍事力を増強させていくのではないかという見方をしているのであるが、それを期待を持って見るか、警戒感を持って見るか、その政治的立場によって異なる。 8月27日付のワシントンポストでジョージ・F・ウィルという保守派言論人が"Unbind Japan's Military"という寄稿文を書いている。このessayは、日本でもネットの一部で紹介されているが、ここで改めて考えてみたい。先日、「武装中立」で書いたように、アメリカの意図は日本の憲法9条改正と再軍備である。このessayでも日本がいわゆる「普通の国」になることが、アメリカの利益にもなることであることが明確に書かれている。 タイトルの「Unbind Japan's Military」