米国の軍事専門ジャーナリストであるリチャード・ハロラン氏が外交・安保分野のウェブサイトへの寄稿で「駐韓米軍は2008年以後に全面撤収するか、象徴的部隊だけが残ることになる」と見通しを述べた。 ハロラン氏は、米国が在韓米軍の全面撤収または事実上の撤収を検討する理由として「イラク戦に伴う米軍の兵力不足、韓国軍の防御能力の向上、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が触発した韓国内の反米感情、北朝鮮に融和的・中国に好意的で日本には批判的な韓国政府の態度、在韓米軍の戦力増強費用を転用する必要性」を挙げた。 米国防総省はこれについて「正確な情報に基づいたものではなく、推測にすぎない」とした。 ハロラン氏が提示したロードマップは、現在の米国の立場とは異なるかも知れない。しかし重要なのは米国内で在韓米軍の撤収がおおっぴらに議論され始めたという点だ。 外交・安保関係の変化はハロラン氏の寄稿のような小さな徴候