2012年に起きたビットコイン盗難事件の謎がついに解決した。米司法省は米国時間11月4日に、通信詐欺で有罪判決を受けたジョージア州在住の人物から、33億6000万ドル(約4900億円)相当のビットコインを押収したことを、7日に明らかにした。この人物には、20年の禁固刑が科される予定だ。 当局によると、James Zhong被告(32歳)は2012年9月に、約5万ビットコインを「Silk Road」マーケットプレイスから盗んだという。同被告は、Silk Roadに多数の口座を開設して、少額のビットコインを預けた後、140回以上の取引を同時に実行した罪で起訴された。その行為によってシステムを欺き、預けたよりもはるかに多くのビットコインを引き出したという。ニューヨーク州南地区連邦検事局によると、同被告はその後、自分の身元と仮想通貨の出所を隠すために、手に入れたビットコインをさまざまな口座に移して