多重債務を抱えたメンバーによるヒップホップクルー・Tajyusaim Boyz脱退後、Yan Sekuは一時「消えていた」。『NATURAL PUNKS』のエグゼクティブプロデューサーである千葉雄喜(ex-KOHH)からも、Yan Sekuは音楽をやめようとしていた時期があったという話を聞いたことがある。 アーティストが「消える」ことは珍しくない。例えばストリートの事情が原因ということもあるだろうし、子供ができて経済的に安定しなければいけないという現実的な事情もあるに違いない。個人的な気分の場合ももちろんあるだろう。 どうあれ、もちろんほとんどの場合は本当に消えたのではなく生活しているわけで、筆者は常々アーティスト(に限らないが)の、そういう時期に興味があった。 ということで、ここではYan Sekuに赤裸々に語ってもらった日々の生活から、その頃の話について一挙に掲載したい。 目次足を向け