JR東日本は10日、東日本大震災で運転を見合わせている東北新幹線・那須塩原(栃木)―福島間の運転を12日に再開するのに合わせ、同日から在来線の東北本線・福島―仙台間の運転も再開すると発表した。同区間には「新幹線リレー号」を臨時運転し、新幹線と乗り継ぐことで鉄路で仙台入りが可能になる。被災地の復興支援に向かう人の利便性が高まる。同社によると、東北新幹線の東京方面から福島に着く「つばさ」
JR東日本は世界唯一のオール2階建て新幹線「Max」(E1系、E4系)を段階的に廃止する方針を固めた。老朽化とともに最新鋭車両の導入に伴う勇退で、来年7月以降、上越新幹線のE1系から順次退役させ、5年後をメドに全廃する計画だ。90年代半ばから上越、東北新幹線で人気を集めた花形車両が姿を消す。【斎藤正利】 Maxは「マルチ・アメニティー・エクスプレス」の頭文字で、乗り心地や内装などさまざまな面(マルチ)で快適さ(アメニティー)を追求した高速鉄道(エクスプレス)。中距離通勤・通学客の混雑緩和や繁忙期の着席サービス向上を目的に94年7月、12両編成のE1系として上越新幹線に登場した。 1両当たり座席数は従来より約40%増え、2階席は1列3+3の6人掛けで座席を固定し、車いす対応席や昇降装置、ベビーベッド、パウダールームも設けた。1~2階はらせん階段でつなぎ、2階席からの車窓風景が人気を集めた。現
JR九州が発表した九州新幹線800系車両に使われる新しいマークJR九州が発表した九州新幹線800系車両に使われる新しいマーク 九州新幹線・鹿児島ルートの全線開通を前に、JR九州は新八代―鹿児島中央の部分開通区間を「つばめ」として走る800系車両のシンボルマークを変更する。来年1月から3月12日までに順次、新しいマークになるという。 現在、車体には同社の石原進会長が揮毫(きごう)した「つばめ」の文字が描かれている。全線開通後の800系車両は、各駅停車の「つばめ」だけでなく、急行型の「さくら」としても使われることから、乗り間違えのないようマークを一新する。 新マークは「800」を模したものと、ツバメが空を舞うものの2種類。「つばめ」の筆文字は車体から消える。
山陽・九州新幹線で「みずほ」と「さくら」に使われる新型車両=6月、兵庫県姫路市のJR姫路駅 新幹線と飛行機の乗客争奪戦が新たな段階に入る。来年3月に直通運転が始まる山陽・九州新幹線で、すでに公表された「さくら」より短い3時間47分で新大阪―鹿児島中央間を結ぶ「みずほ」が運行されることになった。東北新幹線も今年末の延伸で東京―新青森間が3時間台に。航空会社との間で乗客シェアの分岐点とされる4時間を切るスピード化で攻勢を強めるJRに対し、航空会社は防戦に懸命だ。 九州新幹線鹿児島ルートが来年3月12日に博多―鹿児島中央間で全線開業するのに合わせ、JR西日本と九州が直通運転を始める。「みずほ」は1961〜94年に東京―熊本・長崎を走った寝台特急(ブルートレイン)の名。新大阪―鹿児島中央を1日数往復し、停車駅は新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本の見通し。最高時速は山陽区間で300キロ
新駅候補地の地図 JR東海が神奈川県中央部の寒川町倉見地区に東海道新幹線の新たな駅を造ることを検討していることが2日、わかった。2027年を目標とするリニア中央新幹線の開業後に、東海道新幹線の利用客減少が懸念されるためだ。 リニアは東京から名古屋や大阪をつなぐ計画。開業後には、過密な運行となっている東海道新幹線にゆとりを持たせ、新駅をつくったり、より多くの駅に止まる列車を増やしたりして沿線の利用客を掘り起こしたい考えだ。03年の品川駅の開業以降、速度低下につながる新たな駅はつくられていない。 神奈川県には新幹線駅が2カ所あるが、小田原―新横浜間の距離は約51キロで、東海道新幹線の平均区間距離の1.6倍。このため、同県と県内10市町は、JR東海に県中央部の寒川町への新駅設置を要望していた。誘致地域はJR相模線が通り、周辺市町からも利用しやすい。駅の建設費約250億円も、県と市町が負担す
新横浜駅2番線、3番線に設置のホーム可動柵は、昭和60年の設置以降、24年が経過し取替時期を迎えています。 今回、取替にあわせて、ホーム可動柵の安全機能の充実や、メンテナンス性の向上等を行うとともに、設置位置をホーム端部へ変更することで、ホームの有効面積を拡張し、お客様の利便性を高めてまいります。
JR東海は11月、東海道・山陽新幹線で営業運転しているN700系で、時速330キロに挑戦する。新幹線の売り込みのためにワシントンを訪れた葛西敬之会長が29日、講演で明らかにした。フランスのTGVの3
新幹線の電車が在来線で走る――。「ミニ新幹線」とも呼ばれるこの構想は、92年に開業した山形新幹線で初めて実現した。初代となる400系車両の「つばさ」は、今年度限りで廃車となる。それまでの新幹線車両より小さな車体で時速240キロを達成するため、新たな工夫がちりばめられていた。 新幹線のレール幅(軌間)は1435ミリ。在来線の1067ミリに比べ約40センチ広い。山形新幹線開業にあたっては、在来線区間の軌間を広げて乗り入れを実現した。 ただ、トンネルやホームなどの設備はほぼそのまま。400系を在来線車両並みに小さくしないとうまく走れない。一方で、新幹線区間は時速240キロを出せないといけない。「最も神経を使ったのが、車輪や車軸を組み込んだ台車の開発だった」と、400系の開発に従事したJR東日本・運輸車両部次長の田島信一郎さん(56)は振り返った。 200系など当時の新幹線車両の台車は、車軸
路地を陸送される九州新幹線「つばめ」の新型車両(24日午前4時20分、鹿児島県薩摩川内市隈之城町で)=足立浩史撮影 2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に向け、「つばめ」の新型車両3両が24日未明、鹿児島県薩摩川内市の川内車両基地に搬送された。 両側に住宅地が並ぶ細い県道が最大の難所で、県によると、道幅が最も狭い所は約3.7メートル。車両の幅は3.38メートルとスレスレで、人が歩くほどの速度で慎重に進んだ。 全線開通時には6両編成のつばめが博多―鹿児島中央駅間を最速約1時間20分で結ぶ。
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