10月15日から2週間限定での劇場上映が始まった「ゼーガペインADP」。2006年に放送されたテレビアニメ「ゼーガペイン」の10周年記年作品として制作され、テレビシリーズの再編集映像に新規カットを追加し再編集することで、新たなストーリーを紡ぎ出した。今回は、テレビシリーズから引き続き主人公のソゴル・キョウを演じ、この10年間を「ゼーガペイン」とともにしてきた声優・浅沼晋太郎に、往時を振り返りつつ、新作「ADP」収録の舞台裏を語ってもらった。 テレビアニメ「ゼーガペイン」は、浅沼にとっては声優としてのデビューを果たした記念すべき作品だ。しかし実は、当時すでに30代になっていた浅沼が、芝居から身を引いて実家に帰ろうと考えていた折りのオーディション合格だったという。「あのころは『ゼーガペイン』を心のよりどころとしていました。『この仕事があるから東京に残らなきゃいけない』って思っていましたね。『ゼ