知人が小学生の子供を亡くしました。病気の発見から約1年の闘病を経てのことでした。その子の病気はグレードⅢの脳腫瘍で手術ができないタイプのがんだったので、放射線と抗がん剤による治療しか選択肢がなかったそうです。 知人は子供の死後にブログで1年間の闘病生活の成行きを公表しはじめました。そこには、最初はただの体調不良でかかりつけの小児科にかかったこと、すぐさま大学病院で検査入院することになったこと、がんとわかって別の大学病院に転院したこと、日に日に悪化していく我が子の体調への不安と絶望、なにか打てる手はないものかという知人夫婦の苦悩、インターネットで見つけた「統合医療」で「重大な脳疾患の子供が完治した」ことに一縷の望みをかけるさま、(医師の制止を振りきって)大学病院を退院し遠方の統合医療の医師のもとに向う様子、などが綴られています。 ブログに登場する「西洋医学」の医師たちは、当時の病状と治療方針